「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

Belfastの道~Lisburn Roadを歩く

2018-03-20 | ベルファストのスポット
北アイルランドの首都 Belfastからは様々な街へと通じる道が放射状に広がります。そのうちの一つがリズバーン Lisburnへ続くLisburn Roadですが、この道沿いに市立病院 City Hospitalや本学の医学部キャンパスがあり、色々な店舗もあって便利なので、学生が多く住んでいるエリアとなっています。私自身もこの近くに住んでいるので買い物にはよく利用しています。

先日、この通りをぶらぶら散歩してみました。

 


バス通りなのですが、いかんせん駐車スペースが少ないために、路駐が多いのが北アイルランドクオリティーです。朝夕はよく渋滞しています。バスはかなり頻繁に通るので雨が降ったりする時は便利ですね。



教会です。Lisburn Road沿いは教会が多いです。そもそもBelfastには教会が多いのです。
各宗派の教会や大聖堂が乱立している様を見ると、北アイルランド紛争の一因に宗教対立があるのもうなずけますね。本学でも学生たちの信仰の自由というのは大事にされており、気を遣っているのが明らかです。キャンパスには例えばアラブのイスラーム信徒のためのお祈りスペースもあるようです。
日本はまだその点のほほんとしていているというか、宗教の多様性に無頓着なところがありますが、やはりBelfastに居ると何気ないところに宗教と信仰に対する真剣さというものを感じさせられることがありますね。

よく外国の方から「日本の宗教はどんな感じ?」と聞かれて、答えに窮することがあります。
そういう時は、ちゃんとした答えになっていないのですが、「Many Japanese people don't think it seriously.(多くの日本人は宗教に無頓着ですね)」と答えることにしています。

普段から六曜で縁起を担いだり、初詣、お盆、七五三、クリスマスなどのイベントを挙げればキリがないですが、もう日本人は何を信仰しているのか、もはや日本人の私自身もよく判りませんからね。



北アイルランド紛争時のBelfastらしさを感じさせられるのが、この刑務所でしょうか。もちろん、北アイルランド紛争だけではありませんが、政治犯等を収容するための施設が結構街のあちこちにあって、なぜかLisburn Road沿いにもあります。とても厳重な様子であり、流石という印象です。



刑務所の近所にあるのが消防署ですね。とてもカラフルな建物でおしゃれです。

 


消防署からさらに郊外へ進むと公園があります。Drumglass Parkという小さな公園です。小さいとはいえ、日本の公園と比べると結構大きいです。すくなくとも小さな子供の遊び場としては十分なスペースがあります。

私は都市計画などの専門家ではないので、詳しいことは判りませんが、東京や横浜を見ていると欧米諸国と比較して明らかに公園が少ない気がします。そして緑が少ないのですね。LondonもHyde Parkのような広大な土地が公園として開放されていますが、Belfastもあちこちに公園が整備されています。

個人的には、日本も英国並に都市部に公園があった方が、労働者の精神衛生上はいいんじゃないかなと思ったりしますがね。



そして、図書館です。中に入ったことはありませんが、なかなか大きな図書館だなと思います。本学の図書館が北アイルランド一の規模なので、市街地にある公的な図書館を利用する機会は今後もないだろうと予想しています。

今回、採り上げたのは一例ですが、私は街をぶらぶら歩くのがそれほど苦ではないので、ときどきあちこちへとお散歩に出掛けています。Belfastもまだ入ったことがない場所ばかりで、真面目に散策すると楽しいのだろうなあと思っています。


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