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NVR-500のrtadv send機能動作と制限について(続)

2012-09-09 01:11:52 | NVR500
NVR-500のrtadv send機能動作と制限についてで幾つかの調査事項が判明した。
(1)2つ以上のproxy定義prefixを設定できない
・proxy設定されたprefixがどのようなタイミングで広告されるのか

下記のようにpp2でispへIPv6PPPoE接続され配布されたprefix(proxy定義)とフレッツ・ネクストから広告されたprefix値と同じprefix値(静的定義で)をrtadv sendでlan1へ広告している
ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2::/64
ipv6 prefix 10 2408:XXXX:YYYY:110::/64
ipv6 lan1 rtadv send 2 10 o_flag=on

「ipv6 prefix #」で指定されたprefix値を直接変更した場合(rtadv sendを変更しない)は、prefixに指定された「validlifetime」値で変更される。確認していないが、変更前のprefixと変更後のprefixが広告され、変更前のprefixのvalidlifetimeが過ぎると変更前のprefixが広告されなくなる。

「ipv6 lan1 rtadv」を変更した場合、変更後直ちに繁栄されるが、proxy定義のprefix値は、proxy定義のprefixが更新されたタイミングで反映される。plalaのIPv6PPPoEで配布されるprefixは、dhcpv6で取得される。dhcpv6の更新タイミングは、14400(T1=7200,T2=12600)と定義されているため、定期的なリース更新タイミングは、120分(7200秒)となる。この更新タイミングで、prefix値が広告されることになるため、最大2時間となり、ほぼ、パケットモニタ結果と一致する。
フレッツ・ネクスト(PR-S300SE)から得るprefix値は、dhcpv6-pdリース期間14400(T1=7200,T2=11520)のため最大2時間で広告されるようになる。

「ipv6 lan1 rtadv send」を変更後、直ちに広告されるprefix値を反映させるには、dhcpv6のリース更新を強制的に実施する必要がある。
PR-S300SEからのdhcpv6-pdは、「ipv6 lan2 dhcp service client」を再発行することで実現できる。また、plalaのIPv6PPPoE接続pp2は、この接続を再接続させることで実現される。


(3)mtu値の広告オプション設定値に疑問がある
・詳細なmtu設定基準を確認する

再現性を見つけられないため、リブートすることになった。
2012/3/6 22:13:20(Rev. 11.00.17->11.00.19)にfirmware updateでリブートして以来リブートをしていなかったが、リブートを実施した。
2012/9/2 14:19:19(Rev. 11.00.19->11.00.19)
結果、mtu=1280が広告されていたが、lan1(広告対象インターフェース)のmtu=1500と同じmtu値が広告されるようになった。

これで、残された確認事項は、
(2)DNSサーバやドメイン情報をDHCPv6での提供が動作しない場合がある
・RAのo_flagオプションで起動されるDHCPv6動作の詳細を確認すること(ヤマハ確認中)
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