月の瓶詰~ブログ版~

こぼれゆく時の欠片を瓶詰に。

「GANTZ」公開。

2011-01-29 18:31:47 | モノガタリ
ニノマツにつられて、「GANTZ」を見てきました。

さすがPG12。
暴力。血。痛み。そして死。
作り手の覚悟に胸打たれました。
何かとうるさい時代ですが、まだここまでやれるんだな、と…
モノガタリ魂が引き締まる思いがしました。

後編にも期待。

あ、今日はSceneツアーのバッグを持った人がたくさんいました。
「同志!」と声をかけたくなりました(^^;


何だかんだで、
今年はいろいろ映画を見ることになりそうです。
「ツレがうつになりまして。」も今年か。
「神様のカルテ」も楽しみですが、
宮崎あおいちゃんとのベストカップル賞はやっぱり堺雅人さんで!
櫻井くんには渡しません…ってどういう宣言だよ(^^;



愛読書をめぐって。

2011-01-25 16:16:21 | モノガタリ
採用面接を行う際、愛読書についての質問は
その人の思想に踏み込む危険があるから要注意だという。
そんなものか、と思っていたけれど。


今は昔、まだ就職したての頃。
「おっとりしているね」とよく言われた。
単純に大人しくしていただけなのだが、
久々の新卒採用だったから、それが新鮮に映ったのだろう。
いつの間にか、深窓の令嬢らしいという噂が立っていたり。
(皆、目が節穴…。)

それが、しばらく経つうちに
「いやいや。彼女はこう見えて、いろいろ隠し持ってるから」
と言われるようになった。


というのも。
ある時、同じ方面から通っている人と、本の話になった。

「いつも本を読んでるよね。何の本?」

公共交通機関で通学するようになった頃から、
ちょっとした空き時間に文庫本を読むのが習慣になっている。
バス停で、駅で、車内で。隙あらば本を開く。
それを目撃されたらしい。

「最近は歴史小説ですね」
「歴史ものというと、司馬遼太郎?」
「いえ、司馬さんは肌に合わないので、北方謙三さんとか」

…(- -;

どう考えても。
「わたし、森の奥でお花や小鳥さん達と歌うのが好きなんです♪
 ル~ルル~♪ラララ~♪♪」
ってなお嬢さんだったら、北方センセとは答えないわな。

大河ドラマ=「太平記」の私にとって、
綺羅星のごとき北方作品群は欠くべからざる存在。
特に『悪党の裔』!
天下を取るのではなく、天下を決したい。フフ。
(あ、もちろん南北朝だけでなく『草莽枯れ行く』等々もステキ。)


あまり化けの皮がはがれるのもまずいので、
それからは答えを少々調整することにした。


ある時の飲み会にて。

「読書が好きなんですねえ。私も図書館に行ったりするんですけど、
 お勧めの作家ってあります?」
「浅田次郎さん、いいですよ」

嘘ではない。
長編短編問わず、歴史もの、ピカレスク…、とにかくいい。
そして、本のジャングルと化した私の部屋でも、
浅田センセのサイン本だけはきちんと飾ってある。

「へー。人気ありますよね。『鉄道員』とか?
 読んだことないんですけど、何が一番いいですか?」

「日…」

待てよ。
『日輪の遺産』って、答えていい部類の作品かな。
とても好きなんだけど…、
何かこう、あやういものをはらんでいる気がする。

「ほへ…。とらた…」

『歩兵の本領』も『殺られてたまるか!』も、余計マズイ!
好きだけど。面白いけど!

「…『天切り松』、ですね」

よしっっ、大正解!!

しかし落ち着いて考えてみれば。
『地下鉄に乗って』とか『蒼穹の昴』とか…
たくさん、好きな作品があった訳で。
人間、落ち着きを失ったらいけない。


今年。
映画「日輪の遺産」がついに公開される。
難しい作品だ、と制作に携わった方々が仰せなので、
原作の志から大きく外れることはないかな。
とはいえ、期待半分、不安半分。
堂々と
「映画にもなった『日輪の遺産』が好き」
と言える日が来ることを祈りつつ。



ARASHI 10-11 TOUR 'Scene' ~君と僕の見ている風景~、記録その三。

2011-01-18 17:16:13 | 嵐さん
1月16日14時。
開演2時間前だが、既に物凄い人の波。
グッズを買う人、入場を待つ人、
そしてチケットがないか最後の望みに賭ける人々の姿。

心して見届けなければ、と思う。

入場の際には、カメラ類がないか簡単な荷物検査と、
手作りうちわのサイズチェックが行われる。(公式うちわより大きいものは不可。)

会場は、外野席からグラウンドにかけてステージがあり、
残りの平地部分にアリーナ席が設置されていた。(椅子あり。)
ドーム自体初めて入ったので、何もかもが珍しい。

私の席はスタンド。想像していたより前の方。
周りのうちわを見ると、
相葉さんと翔さんのファンが多い区画の様子。
ファンクラブ加入時に
誰が好きか記入するようになっているので、
席を割り振る際に考慮されているのかも…など思いつつ。
そして、何となく新米ファンが多いような気がした。
 「5×10」はそれまでずっと応援してきたファンとの一つの完成型
 「10-11」はそれから踏み出す新しい一歩
なのかもしれない、と考えてみたり。

すぐ隣の区画は百戦錬磨という印象。
お手製うちわをスタンバイしたり、贔屓のメンバーの色を身につけたり。
(アリーナ席ほど気合いの入った「衣装」の人はいなかった。)

あれ。私の服装…青だらけだっ。
どこからどう見ても、完全なる大野さんファン。
いや、全員好きだから間違いではないけれど。
こんなところで詰めの甘さが出たか…。
うちわや服装は、
誰のファンかを示す大事な表示なのだとようやく気付いた。


16時開演。
ドームいっぱいの、音と光の波。
ビジョンで細部を確認すべきか、実際の景色に目を凝らすべきか。
迷っている暇もなく、興奮の渦に巻き込まれていく。
(双眼鏡はとても間に合わない。)

ゆえに…。
セットリストを書こうにも、順番が思い出せない!
ただただ圧倒されて、時々放心状態になっていたり(^^;

アルバム「僕の見ている風景」からはほとんどの曲が披露された…はず。
あとは、
 「Attack it!」、「ファイトソング」、「Oh Yeah!」、
 「CARNIVAL NIGHT part2」、「ユカイツーカイ怪物くん」、
 「ハダシの未来」、「PIKA★★NCHI DOUBLE」、
 「Happiness」、「Love so sweet」、「言葉より大切なもの」、
 「きっと大丈夫」、「Believe」、「サクラ咲ケ」、
 「Love Rainbow」、「Dear Snow」、「To be free」、
 「果てない空」、締めに「Still...」 
だったと思うけれど…
かなり夢の中でリハーサルしていたのでどれが夢か現実か(^^;
「Love so sweet」ではなくて「One Love」だったかもしれず。
順番はもちろん覚えているはずもなく…。(情けない。)

一部の曲はライトが逆光になってしまったけれど、
可動式ステージで回ってくださるので、スタンド席も楽しい。
特に相葉さんとニノが近かった。
よくよく手を振ってくださる。嬉しくなって、皆、手を振り返す。

何だか、幸せな空間。
アイドルって素敵だなあ、と思った。
全力で踊って、歌って、ドームいっぱいの人が元気になる。

何だか切なくて、泣きそうになってしまった。

そんな小難しいことを考える一方、きゃあきゃあ騒ぎもした訳で。
見出しの写真は「∞」型の紙吹雪のようなもの。
これを捕まえるのに必死で、
「空高く」を半分聴き損なうという失態もありつつ。
この時は比較的あの方が近かったのにさ。
でも、走って移動なさる時に前髪の下のおでこが見られたので満足(^^;
それぞれのご挨拶の時は、
紅白に引き続きカミカミ虫が飛んでいたようで、感動と笑いと。

頭の中がいまだ大混乱、大渋滞。
そういえばこういうこともあった、と突然思い出したり。
とにかく、ステキなグループだなあ、と再確認したのは確か。
日本の片隅で「大好きだー!」とさけびたい。

ツアー最終日ということもあって、アンコールは3回。
最後は嵐さん達の目もうるうるしていたようで。
終演は19時半頃で、スタンド席から順次退場。比較的早く出られた方かな。
(ちなみにグッズはほぼ売り切れていた。)


長かったような短かったような。
まさしく、夢のような時間だった。
今の時代も、そう悪くない…なんて単純な私は思う訳で。



ARASHI 10-11 TOUR 'Scene' ~君と僕の見ている風景~、記録その二。

2011-01-17 17:33:36 | 嵐さん
14日夜にコンサートグッズを買いに行った時、
ライトや旗が凄く綺麗だった。
携帯についているカメラでは、距離からしてちょっと厳しく、
翌15日にちゃんとしたカメラで写真を撮りに行った。
(撮影不可の区域もあるので注意しないといけない。)

ちなみに。
グッズ購入は3時間待ちの表示が出ていた。
昼前でちょうど多い時間帯だったのかもしれないけれど、
寒風吹きすさぶ中の3時間は…。

それから、
コンサート会場へはカメラが持ち込めない。
周りの写真を撮るなら、
コンサートに参加する日とは別の日にした方がいいかもしれない。


この日は街のあちこちで、
ツアーグッズを持っている人をたくさん見かけた。
いろいろな人たちが、嵐さんという共通項でつながっている。
何だか不思議で、嬉しく、心強く思った。

希望溢れている、今日この頃。



ARASHI 10-11 TOUR 'Scene' ~君と僕の見ている風景~、記録その一。

2011-01-17 17:06:20 | 嵐さん
2011年1月15日、16日。
福岡Yahoo!JAPANドームにて、嵐さんのコンサートが開催された。
グッズを買いに走ったり、コンサートに参加したり。
まだ駆け出しのファンなので、何もかもが初めてで驚くことばかり。
とりとめもなく、この数日間を綴ってみようと思う。


コンサートグッズについて。

グッズ販売は14日の午後に始まった。
15~16日はかなり寒くなりそうな予報だったので、
14日に行くことを突如決心。
昼休みもぶっ続けで働き、残業なしに職場を飛び出す。
到着したのは19時過ぎ。

グッズ毎にブースが分かれており、それぞれ並ばなくてはならない。
あらかじめ買うものをリストアップし、
封筒に代金をきっちり準備しておいて良かった。

平日夜だったせいか、人出は多すぎず少なすぎずといったところ。
拍子抜けするほどすんなり、お目当てのものを入手。

パンフレット。
一番欲しかったもの。結構厚い。
ツアー開始前のお言葉を今読むと、いろいろ発見がある。

ショッピングバッグ。
思いのほか大きくてびっくり。マチもある。
ポスター類をたくさん買った人も、
このバッグにはきれいに収まっていた様子。

ペンライト。
やっぱり、これは持つべきだろうと。
(実際、ほとんどの人が使っていたと思う。)
ライト部分がこんなに大きいとは…。

会場限定ピンバッジ。
開催地で色が違うらしく、思い出として購入。
もったいなくて使えない…。

携帯ストラップ。
色の感じが良く、現地で購入を決心した一品。
カバンに付けたいけれど、これまたもったいなくて使えないこと必至。

ポスターやうちわ類は買わず。
だって…恐れ多い(^^;
それに、元々私の中に「写真を持つ」という文化がなかった訳で。
似絵や木像がない人を好きになることも多かったからなあ。
六波羅平氏や鎌倉北條氏は像があるけれど、
似ているかどうか、そもそも本当にその人の像なのか…。


コンサート自体については、また別記事で。



「CONTROL~犯罪心理捜査~」、「美しい隣人」感想。

2011-01-12 12:34:52 | モノガタリ
昨日始まったドラマの感想を少々。

「CONTROL~犯罪心理捜査~」。
これは「LADY~最後の犯罪プロファイル~」にも言えることだけれど、
せっかく「犯罪心理捜査」や「プロファイル」と銘打っているのだから、
もう少し「へー」と思わせてほしかった。
「法医学教室の事件ファイル」に刺激されて
法医学の単位をとった文系人間としては、ちょっと肩すかしをくらった感。
バディものとしては面白くなりそうな気配もあるので、今後に期待。

「美しい隣人」。
基本的に、追い込んでいく・追い込まれていく系統の話は好きなので。
というか…う、美しすぎるっ。目が眩みそう…。
「君といた未来のために」で仲間さんのファンになり
「ジョシデカ!」、「アンタッチャブル」もちゃっかり見た私にとっては、
仲間由紀恵さんと檀れいさんを毎週拝めるだけでもかなりシアワセ。


何となく、火曜日は好みのドラマの出現率が高い気がする。
よし、毎週火曜日は「ノー残業」ということにしよう。



「ポンピドー・センター所蔵作品展 シャガール - ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」。

2011-01-09 13:13:35 | 旅行記
会期が長いからと油断していた「シャガール展」も、
いよいよ今月10日で終わってしまう。

天気予報から雪だるまが消えた昨日、
ようやく馳せ参じることができた。

シャガールについてもロシア前衛芸術についても
詳しいことは何も知らないのだが、

何かこう…自由だなあ、と思った。
こういう好い加減の絵が好きだ。
ちゃんと絵を描かなければ、と構えてしまっていたけれど、
また気ままに絵を描くのもいいかな。

それから、
雪の日のきいんと冷えた空気や
その合間のくっきりとした陽光を連想した。
もう少し早く見に来ていれば、「ゆきのまち幻想文学賞」に
応募できる作品を書けたような気がする。
いや、まだ締切前だけれど…遅筆だからなあ。


帰り、御無沙汰してしまった筥崎宮へ。
白い幟がはためく景色に、しばし見入ってしまった。



年末年始と『獄門島』。

2011-01-03 11:51:52 | モノガタリ
何もしないうちに正月休みが終わろうとしている。

振り返ると…、
しばしば『獄門島』を連想した年末年始だった。

まず、「第61回 NHK紅白歌合戦」。
福山雅治さんが「きられてから」歌う演出に、
「『獄門島』じゃあ!」と。
てっきり刺客がやって来るものと思っていたので。

そして、「相棒」の「聖戦」。
顔を覆ってわななく姿に、「『獄門島』じゃあ!」と。


今年の12月で、横溝正史さんが亡くなって30年。
今年こそ、堺雅人さんで『女王蜂』が見られたらなあ…と思う。



「相棒 season9」、元日スペシャル「聖戦」。

2011-01-02 14:54:38 | モノガタリ
ワタクシ。

小学生の時に「刑事貴族」2・3を見て以来、
水谷豊さんの作品をずっと追ってきました。

土曜ワイド劇場「探偵事務所」、
火曜サスペンス劇場「地方記者・立花陽介」が特に好きで、
その流れから当然のように「相棒」を見始めました。


見続けて十年。

特に好きなのは、輿水泰弘さんや櫻井武晴さんの
ちょっと意地悪で後味の悪い話なのですが…、

古沢良太さん脚本の「聖戦」には度肝を抜かれました。


だって…

元日ですよッ。

年明け早々、復讐の話って…。
人と人とは分かり合えないって…。


ステキ過ぎます。
元日夜にこの剛速球を投げてくるなんて。

劇場版では、これからどうなるのか不安を感じたのですが、
まだまだ、面白い物語に出会えそうです。


信じてついていきます。


とはいえ…、

昨日は「嵐にしやがれ」を見て、
「相棒」は録画に回してしまった訳ですが。