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炎上参加者の特性

2016年04月03日 | 統計学

http://mainichi.jp/articles/20160402/mog/00m/300/003000c

> (1)子供と同居している親は、そうでない人よりも、炎上行為に参加しやすい(2)個人年収や世帯年収が高くなるほど、炎上に参加する確率が高まる−−という結果が示された。「子供を持つ、裕福な人ほど炎上に参加している」(山口氏)ということになり

この研究,詳しくは書かれていないが,炎上に参加したかしないかを説明変数でロジスティック回帰したものと思われる。

(1) と (2) は,偏回帰係数を読み取っての解釈であろうが,そもそも偏回帰係数は他の説明変数が一定の場合の係数(だからこそ「偏」)なのだから,両者を併せて「「子供を持つ、裕福な人ほど炎上に参加」というのはおかしい。子供の有無と裕福かどうか,炎上参加・不参加の3重クロス集計をして確認しないと,因果関係は論じられない。

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