Said the one winning

映画異様バカ大好き
風の吹くまま気の向くまま
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愛しのZ級映画達よ♡

わが心の歌舞伎座

2011-01-20 | わ行・・・の映画


出演 芝翫、吉右衛門、團十郎、玉三郎、富十郎、勘三郎、幸四郎
梅玉、仁左衛門、藤十郎、菊五郎
 映像のみの出演  猿之助と雀右衛門

伝統芸能・歌舞伎の殿堂として親しまれ、東京・中央区にあった歌舞伎座の知られざる全ぼうに迫るドキュメタリー。2009年、老朽化による建て替え 工事を受けて歌舞伎座のさよなら公演がスタート、2010年4月30日の閉場式までの間にも数々の名舞台が生まれ続け、その舞台裏にカメラが密着。その舞 台に出演した名優たちが歌舞伎座への思いを語りながら、本邦初公開のけいこ風景や舞台の制作現場、楽屋の様子なども映され、歌舞伎の神髄に迫る。

ストーリー:名実共に代表的な歌舞伎劇場として知られる東京・中央区にある歌舞伎座が、 新築工事のために2010年4月30日をもって休館した。数々の名舞台を生み出してきた役者たち、観客、関係者を含めた全員の万感の思いと共に歌舞伎座は 幕を閉じ、2013年春5代目の歌舞伎座誕生に向けて新たに動き出す。

2010年4月30日。歌舞伎座は休館となった
私と歌舞伎の出会いは、父方の祖父が古文漢文の大家であり
祖母は書道家であるというコトもあったからか
何時も歌舞伎の演目誌を読んだりしていた
でも。私は母方のdnaを受けてバリバリのピアノだけど
というワケで 何だかよく解んないけど 歌舞伎の演目を多々、観ている
そして。この「建て替え前の歌舞伎座」はよく行った場所である


この作品は一流の歌舞伎俳優が歌舞伎座への想いを語るドキュメンタリー
167分、間に休憩が5分間
第二次世界大戦後の歌舞伎座の復興
歌舞伎の復興の歴史は記録フィルムや関係者の証言などで語られていく。




歌舞伎座の通用口から入っていく 名前の上に「竹釘を刺す」
神棚に手を合わせる



支度部屋へ。



10分の幕間で大道具サンによりり舞台は変化していく
そう!何回も観ていて、これはとても楽しかったのだ!!!



歌舞伎座のロビーで稽古

演目は同じであっても毎回、描かれる背景の美術世界

とんぼ道場 
歌舞伎座の楽屋脇にあり舞台上で立廻りを演じる名題下の若手俳優達が
トンボの稽古をする場所



語られていく稽古風景。楽屋の日常。
それぞれの歌舞伎座への思い


得意演目、過去演目も流れる。


十二代目 成田屋 市川団十郎


『勧進帳』(かんじんちょう) 平成22年1月
『暫』(しばらく)平成15年5月
『助六由縁江戸桜』(すけろくゆかりのえどざくら) 平成22年4月
病後の復帰公演では、どうかと思っていたが
素晴しい 眼力と迫力に、生命の息吹を感じた

 尾上菊五郎 (おのえ・きくごろう) 七代目 音羽屋



『新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎』
(しんさらやしきつきのあまがさ さかなやそうごろう) 平成20年10月
『弁天娘女男白浪』(べんてんむすめめおのしらなみ) 平成22年3月
『雪暮夜入谷畦道 直侍』(ゆきのゆうべいりやのあぜみち なおざむらい) 平成20年10月
氏の「魚屋宗五郎」
「狐火の片岡直次郎」も大好き
なんてったって 団菊祭五月大歌舞伎ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♪
菊五郎サンの「弁天」は堪能しちゃったな~


そうそう 団十郎さんの駄右衛門
三津五郎さんの忠信も素敵だったのよね~

片岡仁左衛門 (かたおか・にざえもん) 十五代目 松嶋屋

うふふっ(*゜v゜*)お子様の身長を測り、楽屋部屋に線とは・・・
すし屋のお里 権太「掛けても掛けても手が外れ、結んだ縄もしゃら解け
ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♪ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♪
と心トキメイタ私であった
2008年4月 歌舞伎座公演では
勧進帳で、武蔵坊弁慶の仁左衛門も観て
富樫左衛門の勘三郎も観たし 源義経の玉三郎
初めのお囃子の登場じゃ、めっちゃワクワクだった


坂田藤十郎 (さかた・とうじゅうろう) 四代目 山城屋

『恋飛脚大和往来 封印切』
(こいびきゃくやまとおうらい ふういんきり) 平成11年4月
『心中天網島 河庄』(しんじゅうてんのあみじま かわしょう) 平成21年10月
『曽根崎心中』(そねざきしんじゅう) 平成21年4月


中村勘三郎 (なかむら・かんざぶろう) 十八代目 中村屋

『仮名手本忠臣蔵 三段目 四段目』
(かなでほんちゅうしんぐら さんだんめ よだんめ) 平成21年11月
『春興鏡獅子』(しゅんきょうかがみじし) 平成21年1月
『野田版 鼠小僧』(のだばん ねずみこぞう) 平成21年12月


「平成中村座」公演も行ったし・・・
「浮かれ心中」じゃネズミに乗って空中舞ってらしたら「成駒屋!」「中村屋!」「待ってました!」
ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♪ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♪ワクワクしまくった
2008年4月 歌舞伎座公演では勧進帳の富樫左衛門
浮かれ心中では、勘三郎サンの栄次郎が、ネズミに乗って「宙返り~チュウガエリ~」
「成駒屋!」「中村屋!」「待ってました!」
きゃっきっ^(*ノ^ー^)ノ☆パチパヂ(*ノ^ー^)ノ☆パチパチ


中村吉右衛門 (なかむら・きちえもん) 二代目 播磨屋

『一谷嫩軍記 熊谷陣屋』
(いちのたにふたばぐんき くまがいじんや) 平成22年4月
『平家女護島 俊寛』(へいけにょごのしま しゅんかん) 平成15年9月
『義経千本桜 大物浦』(よしつねせんぼんざくら だいもつのうら) 平成21年10月

幡随院長兵衛 ばんずいちょうべい 観ちゃったもんね~(*^-゜)vィェィ♪
素襖落では太郎冠者も素敵だったし(*^-゜)v (*^-゜)v

中村芝翫 (なかむら・しかん) 七代目 成駒屋

『藤娘』(ふじむすめ) 平成20年10月
『雪傾城』(ゆきけいせい) 平成21年12月



思い出たっぷりの
芝翫サン





ここに静と動との美が宿りたもう

えっと・・・贔屓なんだな芝翫サン 
初めて歌舞伎を観たのは、
芝翫サンの演目だったから。
以来「
芝翫サン出るなら行く」状態
2005年9月の公演で 「平家蟹」官女玉蟲の芝翫サン 
怖かったーー!!怖かったーー!!
怖かったーー!!
他にも色々と思い出があって、あれもこれも沢山だな~


中村富十郎 (なかむら・とみじゅうろう) 五代目 天王寺屋

『祝初春式三番叟』(いわうはるしきさんばそう) 平成21年1月
『種蒔三番叟』(たねまきさんばそう) 平成10年11月
『文珠菩薩花石橋 石橋』
(もんじゅぼさつはなのしゃっきょう しゃっきょう) 平成22年3月

色々と観ていた贔屓役者と、殆どご一緒に出演されておられた富十郎さん
お作品への思いは多々ある。あれもこれもと思い出す
歌舞伎座休館のその時。富十郎さんがお子さんとともに・・・
そのお姿に「歌舞伎座」の重みが感じてしまった


中村梅玉 (なかむら・ばいぎょく) 四代目 高砂屋


『浮世柄比翼稲妻 鈴ヶ森』
(うきよづかひよくのいなづま すずがもり) 平成21年9月
『頼朝の死』(よりとものし) 平成19年4月


「狐と笛吹き」の春方

私・・・梅玉サンの「もう泣・き・ま・せ・ん」
だーい好き♪
因みに 梅玉サンの
ピキューン!★━━━…‥・(☆_・) も面白い 
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坂東玉三郎 (ばんどう・たまさぶろう) 五代目 大和屋


『海神別荘』(かいじんべっそう) 平成21年7月
『壇浦兜軍記 阿古屋』
(だんのうらかぶとぐんき あこや) 平成19年9月
『天守物語』(てんしゅものがたり) 平成21年7月
とにかく沢山あり過ぎて・・・どれもこれもで言葉に出来ない



松本幸四郎 (まつもと・こうしろう) 九代目 高麗屋

『仮名手本忠臣蔵 四段目』(かなでほんちゅうしんぐら よだんめ) 平成21年11月
『勧進帳』(かんじんちょう) 平成21年9月
『菅原伝授手習鑑 寺子屋』
(すがわらでんじゅてならいかがみ てらこや) 平成22年4月



幸四郎サンというと、
大判事清澄
幸四郎さんの
現役役者による最多上演記録を更新中勧進帳も素敵なのだっ

千本桜の渡海屋の大物浦 知盛も是非
ミュージカルも 観たりしていて
ドラマや映画でも歌舞伎役者としてではないお姿も
なかなか素敵だものね


伝統と歴史
演劇の美は「ミューズ」の名のもとに
古き建築物は老朽化で立て直されるも
美の舞、踊り、それを支える多々なる技は
時代を経て、後の世も引き継がれたいる
時代に逆らう。時代に逆らわず。時代と共に。
伝統美 歌舞伎。
わたしの心に大きく「古と現世」を行き交う舞台だ



蛇足
舞台上手の「竹本(たけもと)」が演奏される場所
御簾内には素敵なお声をお持ちのイケメンが必ずいるのである
「黒御簾」の「長唄」が歌われる場所にも勿論 イケメン達が隠れているのだ

うふふっ(*゜v゜*) チェックは欠かせず



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3 コメント

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Unknown (KLY)
2011-01-23 03:31:41
たった一度だけ観たのが吉右衛門だったのは覚えてるんですが、流石に出し物は覚えてないんです。
この人たちの歌舞伎への想い、それも連綿と続いてきた想いがヒシヒシと伝わってきたよ。梨園というと、何か特殊な人たちの集まりに聞こえるけど、それはある意味正しくてある意味間違ってたなって思った。仁左衛門さんの身長の話なんか聞いてたら私らと変わらないし。

これみてからやけに歌舞伎が観たくて調べてみたんだけど、いつもいつもこのクラスの人たちが皆出てるわけじゃないんだね。
あーこの人たちの芝居や人間としての風格を観てると、海老蔵なんぞまだまだひよっこだなぁってつくづく感じましたよ。
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はぁ・・・と溜息 (q 素晴しい)
2011-01-29 21:47:23
klyさん
はぁ・・・と溜息モノの当代きっての歌舞伎役者達が登場してインタビュー
これはもう「歌舞伎によくいく者としては見逃せない」と観たよ
それこそ
歌舞伎の世界にもぴったりの言葉で
「四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ。」
という渋沢栄一サンのお言葉
そのものだよね

返信する
我が心の歌舞伎座様について (舞台研究会の石井です)
2011-02-27 11:06:04
私は九州人ではラッキー人でしょう
歌舞伎座様の全てを見学出来た者として歌舞伎座様の素晴しさ判る一人として安齋の出版した歌舞伎座写真集の酷さに頭着ている所です
55箇所も取り損ないあった事に松竹の馬鹿とうしてお金返金して貰おうかと思い中です
坂東玉三郎の方が未だよかったなと思っていますでは又
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