人生は上々だ

管理人ののんべんだらりとは言いがたい日常を、のんべんだらりと綴るサイト。タイトルは自己暗示。

不可抗力

2005-07-01 23:44:32 | Weblog
こんばんは、今更ながら
来週の試験対策に躍起になっているくぉーつです。
やばい、落ちそう。

こんな時に限って
来週から函館出張です。
専門用語で社長のお守りと言います。



6月29日(水)

昨日今日と資格試験の講習会。
そんなわけで今日は東京へ来ている。

久しぶりに合法的に業務から逃れ
羽を伸ばす気満々だったのだが、
講習会の難解さに意気消沈。
合格しないと結構本気でやばいのに。


鬱な気分を引きずりながら会社へと連絡すると、
今日急いで対応する仕事は無いから
適当に遊んで帰って来いとの事。

どうやら声色で鬱状態が伝わったらしい。

いつも笑顔で乗り切る紳士としては
これはとても良ろしくない。
どこかで活力を補給せねばということで
東京観光へと赴く。




何も考えず電車に乗り
気付いてみれば秋葉原。



それはどうなんだ自分。



まあ、来てしまったものは仕方が無い。
とりあえずてくてくと歩き回る。

いつも思うことだが、この秋葉原という街
歩いているだけで消耗が激しいというか
精気を吸い取られるのは気のせいか?


逆に精気漲る方も多いとは思われるが。



特に欲しいものも無く30分ほども歩くと
足がストライキを始めたので
喫茶店にでも入って休むことにする。


ふと見ると、静かな感じの喫茶店を発見。
ここなら落ち着けそうだ。




入店。
















!!


ふいうちだ!


メイドさんが現れた!








お帰りなさいませご主人様。

メイドさんの先制攻撃!


くぉーつはこんらんした!










何て恐ろしい処なんだ秋葉原。

席へと案内され、辺りを見回してみると
落ち着いたバーといった雰囲気の喫茶店。
しかしながらちっとも落ち着かない。

メイドさんが水とメニューを持ってきたところで
ある事に気付く。



全員眼鏡っ娘だ。



メニューを見ると、
異常なまでの存在感を持った一品を発見。


「妖精さんの萌え萌えオムライス」


これは注文せざるを得ない。
振られたネタは返すのが身上である。







「こちらの、妖精さんの萌え萌えオムライスとアイスティーを。」


大人の余裕で注文するものの、
実はとっても恥ずかしい。


メイドさんが離れたのを確認した後
密かに深呼吸を一つ。
これから訪れるであろう強力な攻撃に
対応する準備を整える。




しばらくして
注文の品がやってくる。

一見するとごく普通のオムライス
だが横にケチャップを持ったメイドさんが立っているのは何故だ。


「何か好きなものは御座いますか?」



こんな攻撃、対応できてたまるか。



既に思考能力がなくなっている為
メイドさんにおまかせする。

「ん~、それでは」
といって何かを描きはじめる。



あ、歪んだ。



出来上がったものを見ると
おそらくは猫であろう
何だかよく分からない輩が。

完成品を目に、思わずメイドさんと一緒に笑う。


そして皿には
「おかえりなさいませ(はーと)」


もうどうにでもして下さい。






猫もどきに見つめられながら食事。
文字部分のケチャップを使うのは何となく憚られるため
少々ケチャップが足りないものの
中々の美味だ。



文字部分のケチャップを残し、食事終了。


………。

んー、どう見てもこれは。




食器を下げに来たメイドさんに一言。


「これ、ダイイングメッセージみたいですね。」

「あはははは☆」


何とか一矢報いる事に成功する。


会計の際に聞いてみると
元々はショットバーだったらしく、
久々に来た常連さんなどは
入った瞬間固まったそうである。

そりゃそうだ。
普通の店と思って入った私も固まった。


そして



行ってらっしゃいませご主人様。




疲れと共に妙な達成感を感じつつ会社へと戻る。


翌日。
「おう、どっか行ってきたか?」

「ええ、国立科学博物館に石見に行こうと思いまして。」


思ったのは本当だ。
嘘は言っていない。


社会人ですから。