紫陽花の花言葉は「移り気」。
色がコロコロ変わり、日毎に違う顔を見せることが由来らしい。
なら、面白いくらいにコロコロと表情を変える恋人も、移り気だというのだろうか?
「アサシンって……」
「…?アサシンがどうしたの、クルルくん」
「普通アサシンってよぉ、感情読まれねえ為に無表情なんじゃねぇの?」
「それは警戒してる相手に対してだけだよ。
普段は普通だよ、みんな」
少なからず俺への警戒心は持ってないということではあるが、
隊長やオッサンやガキ、それに関わるペコポン人に対しても警戒心がないと言うことだ。
あんたの表情、全て独占したいのに。
俺以外の奴の瞳に、あんたが映り込むのがイヤなんだ。
くだらねえ嫉妬心が燃えたぎる。
「もし、今から俺に監禁されろって言ったらどうする?」
「何?急に…」
「どうするかっつってんだよ」
「……いいよ、監禁してもらって構わない。
だけど、何のために?」
「あんたが逃げないように。逃げられないように。
俺以外の奴に、あんたを見せたくないんだ。
俺以外の奴に、あんたの色んな表情を見られたくない。」
「独占欲?」
「そうだ、独占欲だ。」
ドロロは「はぁ」ため息を一つつき、口を開く。
「僕は監禁なんかしなくても、クルルくんからは絶対に逃げないし、
それに…クルルくんにしか見せられない表情だっていっぱいあるんだよ?」
俯きがちに頬を赤く染めている。
俺は、そんなドロロをちょっとからかってみたいと思ってしまった。
「例えばどんな表情?」
「…えっ?///」
「キスしてるときとか、俺に抱かれてるときのエロい表情のこと?」
「もう!クルルくんのバカ!」
「否定しないってことは、そういうことだろっ?」
「もう、絶対に言わないんだから!」
ほっぺをぷく~と膨らませてる顔も、
きっと俺しか見れない特別な顔。
fin
【あとがき】
最初はシリアスにしようと思ったんだけどな、このお題。
シリアスは長くなるから苦手です(爆)
色がコロコロ変わり、日毎に違う顔を見せることが由来らしい。
なら、面白いくらいにコロコロと表情を変える恋人も、移り気だというのだろうか?
「アサシンって……」
「…?アサシンがどうしたの、クルルくん」
「普通アサシンってよぉ、感情読まれねえ為に無表情なんじゃねぇの?」
「それは警戒してる相手に対してだけだよ。
普段は普通だよ、みんな」
少なからず俺への警戒心は持ってないということではあるが、
隊長やオッサンやガキ、それに関わるペコポン人に対しても警戒心がないと言うことだ。
あんたの表情、全て独占したいのに。
俺以外の奴の瞳に、あんたが映り込むのがイヤなんだ。
くだらねえ嫉妬心が燃えたぎる。
「もし、今から俺に監禁されろって言ったらどうする?」
「何?急に…」
「どうするかっつってんだよ」
「……いいよ、監禁してもらって構わない。
だけど、何のために?」
「あんたが逃げないように。逃げられないように。
俺以外の奴に、あんたを見せたくないんだ。
俺以外の奴に、あんたの色んな表情を見られたくない。」
「独占欲?」
「そうだ、独占欲だ。」
ドロロは「はぁ」ため息を一つつき、口を開く。
「僕は監禁なんかしなくても、クルルくんからは絶対に逃げないし、
それに…クルルくんにしか見せられない表情だっていっぱいあるんだよ?」
俯きがちに頬を赤く染めている。
俺は、そんなドロロをちょっとからかってみたいと思ってしまった。
「例えばどんな表情?」
「…えっ?///」
「キスしてるときとか、俺に抱かれてるときのエロい表情のこと?」
「もう!クルルくんのバカ!」
「否定しないってことは、そういうことだろっ?」
「もう、絶対に言わないんだから!」
ほっぺをぷく~と膨らませてる顔も、
きっと俺しか見れない特別な顔。
fin
【あとがき】
最初はシリアスにしようと思ったんだけどな、このお題。
シリアスは長くなるから苦手です(爆)