国際 international
日本人は「国際」を使いたがる傾向が強い。いわく「国際連盟」、「国際連合」、「国際人」。ところがそれらに相当する英語はそれぞれ「The league of Nations(諸国家の連盟)」,「The United Nations(連合国)」「cosmopolitan(コスモポリタン)」であって、「インターナショナル」は一切出てこない。
そもそも日本人はインターナショナルという語の意味を誤解している。「インターナショナル」とは単に「(複数)国家間の或いは(複数)国家に関る」という意味に過ぎないが、日本人は何となく、たとえば「国連中心主義」のようにとてもありがたい、個別国家を超えた崇高な高次元のものと思いたがる傾向がある。
日本がThe United Nationsを「連合国」とせず、国際連合と訳したのは「連合国」では戦勝国だけの集まりであって敗戦国には加入資格がないように聞こえるので嫌ったのであろう。
因みに同じ漢字圏の中国では国際連合ではなく連合国を使っている。戦勝国の一員として当然のことながら。
日本人の「国連幻想」を覚ますために、「連合国」という正しい訳を当てるのも一興かもしれない。
国連のついでに旧敵国条項の問題。
国連憲章に「今も旧敵国条項があるのはけしからん」と息巻いている人があるが、それは日本、ドイツ、イタリアが国連加入を認められた時点で死文化したと見なせばよろしい。
日本の常任理事国入り問題。
日本外務省はこの問題に熱心だが、米国による半占領状態を終わらせるのが先決でないのか。
国際化 internationalization
1、複数国家間に関らせる
2、国際管理下におく
という意味に過ぎないが、日本人は世界的に活躍するという意味で使う傾向が強い。
コスモポリタニズム cosmopolitanizm
国境をなくして四海同胞をめざす運動をいう。今のEUがややこれに近い。
国際人 cosmopolitan
日本人は「国際人」を「世界的に活躍している人」という意味で使っている。英語「cosmopolitan(コスモポリタン)」にもそういう意味がないわけではないが、主としてローカルな文化、思想、感情にこだわらないという意味に使われているので外国人に対してコスモポリタンという語を使えば誤解される可能性が高い。
日本人は「国際」を使いたがる傾向が強い。いわく「国際連盟」、「国際連合」、「国際人」。ところがそれらに相当する英語はそれぞれ「The league of Nations(諸国家の連盟)」,「The United Nations(連合国)」「cosmopolitan(コスモポリタン)」であって、「インターナショナル」は一切出てこない。
そもそも日本人はインターナショナルという語の意味を誤解している。「インターナショナル」とは単に「(複数)国家間の或いは(複数)国家に関る」という意味に過ぎないが、日本人は何となく、たとえば「国連中心主義」のようにとてもありがたい、個別国家を超えた崇高な高次元のものと思いたがる傾向がある。
日本がThe United Nationsを「連合国」とせず、国際連合と訳したのは「連合国」では戦勝国だけの集まりであって敗戦国には加入資格がないように聞こえるので嫌ったのであろう。
因みに同じ漢字圏の中国では国際連合ではなく連合国を使っている。戦勝国の一員として当然のことながら。
日本人の「国連幻想」を覚ますために、「連合国」という正しい訳を当てるのも一興かもしれない。
国連のついでに旧敵国条項の問題。
国連憲章に「今も旧敵国条項があるのはけしからん」と息巻いている人があるが、それは日本、ドイツ、イタリアが国連加入を認められた時点で死文化したと見なせばよろしい。
日本の常任理事国入り問題。
日本外務省はこの問題に熱心だが、米国による半占領状態を終わらせるのが先決でないのか。
国際化 internationalization
1、複数国家間に関らせる
2、国際管理下におく
という意味に過ぎないが、日本人は世界的に活躍するという意味で使う傾向が強い。
コスモポリタニズム cosmopolitanizm
国境をなくして四海同胞をめざす運動をいう。今のEUがややこれに近い。
国際人 cosmopolitan
日本人は「国際人」を「世界的に活躍している人」という意味で使っている。英語「cosmopolitan(コスモポリタン)」にもそういう意味がないわけではないが、主としてローカルな文化、思想、感情にこだわらないという意味に使われているので外国人に対してコスモポリタンという語を使えば誤解される可能性が高い。