データ通信市場の風雲児、イー・モバイルである。
08年度は99.8万の純増を獲得し、KDDIを抜いて年間純増3位に躍り出た。(※1)
2005年1月に会社設立、2007年3月にサービス開始をした新規参入事業者の快挙である。
躍進の原動力は30万程度の純増を稼ぎ出した「100円PCセット販売」だ。
ネットブックと呼ばれるモバイルノートPC(市価3万~5万円程度)と、
イー・モバイルのデータ通信契約を抱き合わせで販売する事により、
ネットブックが100円以下で販売されるという販売手法だ。
通常、イー・モバイルが量販店に4.5万円のリベートを渡す事で実現している。(※2)
個人的な感想としては、月々の料金が高くなったり(6,880円/月)、
2年以内の解約には69,600円の解除料が必要であったり(2,900円/月ずつ減額)と、
途中解約のリスクを考慮すると、不利益が大きいように感じる。
そのため、すでに家にPC+ブロードバンド環境がある自分であれば、
ネットブックを単品で買い、ちょっとした外出時のみ行う通信は、
日本通信が提供する「b-mobile3G」を利用するだろう。(※3)
ちなみに、07年度第4Qから08年度第4Qの四半期ごとの純増数は、
20.6万、19.2万、20.9万、30.8万(100円PCセット販売開始)、29.0万となっている。
商売における「季節ごとの需要の変動」が感じられない点が興味深い。
09年度も100万純増を目指すとの事なので、
また四半期ごとに25万くらいずつ順調に増えるのだろうか。
話が大きく逸れたが、このブログはあくまでもスマートフォンブログである。
イー・モバイルはスマートフォン分野でも活発に展開し、
HTC社から供給を受けたスマートフォンを矢継ぎ早に発売している。
Willcomと異なり、エリアは狭いものの下り7.2Mのスピードを有しているのが優位点だ。
2009年夏モデルで、HTC社がすでに発表しているAndroid搭載スマートフォンを
発売してくれるのではないかと注目している。
さて、ランニングコストである。
イー・モバイルは、09年2月に発表した「ケータイ定額プラン」を推奨しているが、
通話よりもインターネットを主体に利用する事を想定し、
いつまで契約できるか分からないが、「ケータイプラン」を軸にコストを算出する。
毎度のことながら、ランニングコストの比較条件は以下のとおり。
・2台目を想定し、基本料金プランは各社最も低いものを選択。
・PC接続によるデータ通信は利用せず、スマートフォン単体で利用。
・契約期間を拘束する基本料金割引サービスを利用。
・通信料金は定額制プランを選択。
・すでに報道発表がなされている料金改定は、改定前でも改定後の料金を記載。
・インターネット接続サービス料金が必要な場合は、各社が用意するサービスを利用。
・料金は税込価格で記載。
基本料金 ケータイプラン -(無料通話なし。18.9円/30秒。)
(割引) 新にねん(2年拘束)
通信料金 ケータイプラン 1,000円~4,980円(0.042円/1パケット)
インターネット接続 EMnet 315円
メールアカウント (EMnetに含まれる) -
結果、必要最低限の契約の場合、
スマートフォン単体で1,315円~5,295円となる。
(ケータイ定額プランの場合、2,095円~6,075円。)
ドコモとauが無料通話1,050円分をつけている事を考慮して、
ドコモより1,000円、auより1,500円程度安いが、
2年以内の契約解除料がドコモ、auと比べて高い。
この夏発売のスマートフォンによっては、契約の検討に値する。
しかし、自分の生活圏でどこまで通信がつながるか実際に試さないと、
イー・モバイルの弱点であるエリアに不安が残る。
(※1)ケータイWatch 2009/5/15
(※2)量販店の店頭でイー・モバイル販売員に聞いた話
(※3)日本通信「b-mobile3G」
39,900円(データカード代+プロバイダ接続料+通信料)で150時間480日利用可能。
08年度は99.8万の純増を獲得し、KDDIを抜いて年間純増3位に躍り出た。(※1)
2005年1月に会社設立、2007年3月にサービス開始をした新規参入事業者の快挙である。
躍進の原動力は30万程度の純増を稼ぎ出した「100円PCセット販売」だ。
ネットブックと呼ばれるモバイルノートPC(市価3万~5万円程度)と、
イー・モバイルのデータ通信契約を抱き合わせで販売する事により、
ネットブックが100円以下で販売されるという販売手法だ。
通常、イー・モバイルが量販店に4.5万円のリベートを渡す事で実現している。(※2)
個人的な感想としては、月々の料金が高くなったり(6,880円/月)、
2年以内の解約には69,600円の解除料が必要であったり(2,900円/月ずつ減額)と、
途中解約のリスクを考慮すると、不利益が大きいように感じる。
そのため、すでに家にPC+ブロードバンド環境がある自分であれば、
ネットブックを単品で買い、ちょっとした外出時のみ行う通信は、
日本通信が提供する「b-mobile3G」を利用するだろう。(※3)
ちなみに、07年度第4Qから08年度第4Qの四半期ごとの純増数は、
20.6万、19.2万、20.9万、30.8万(100円PCセット販売開始)、29.0万となっている。
商売における「季節ごとの需要の変動」が感じられない点が興味深い。
09年度も100万純増を目指すとの事なので、
また四半期ごとに25万くらいずつ順調に増えるのだろうか。
話が大きく逸れたが、このブログはあくまでもスマートフォンブログである。
イー・モバイルはスマートフォン分野でも活発に展開し、
HTC社から供給を受けたスマートフォンを矢継ぎ早に発売している。
Willcomと異なり、エリアは狭いものの下り7.2Mのスピードを有しているのが優位点だ。
2009年夏モデルで、HTC社がすでに発表しているAndroid搭載スマートフォンを
発売してくれるのではないかと注目している。
さて、ランニングコストである。
イー・モバイルは、09年2月に発表した「ケータイ定額プラン」を推奨しているが、
通話よりもインターネットを主体に利用する事を想定し、
いつまで契約できるか分からないが、「ケータイプラン」を軸にコストを算出する。
毎度のことながら、ランニングコストの比較条件は以下のとおり。
・2台目を想定し、基本料金プランは各社最も低いものを選択。
・PC接続によるデータ通信は利用せず、スマートフォン単体で利用。
・契約期間を拘束する基本料金割引サービスを利用。
・通信料金は定額制プランを選択。
・すでに報道発表がなされている料金改定は、改定前でも改定後の料金を記載。
・インターネット接続サービス料金が必要な場合は、各社が用意するサービスを利用。
・料金は税込価格で記載。
基本料金 ケータイプラン -(無料通話なし。18.9円/30秒。)
(割引) 新にねん(2年拘束)
通信料金 ケータイプラン 1,000円~4,980円(0.042円/1パケット)
インターネット接続 EMnet 315円
メールアカウント (EMnetに含まれる) -
結果、必要最低限の契約の場合、
スマートフォン単体で1,315円~5,295円となる。
(ケータイ定額プランの場合、2,095円~6,075円。)
ドコモとauが無料通話1,050円分をつけている事を考慮して、
ドコモより1,000円、auより1,500円程度安いが、
2年以内の契約解除料がドコモ、auと比べて高い。
この夏発売のスマートフォンによっては、契約の検討に値する。
しかし、自分の生活圏でどこまで通信がつながるか実際に試さないと、
イー・モバイルの弱点であるエリアに不安が残る。
(※1)ケータイWatch 2009/5/15
(※2)量販店の店頭でイー・モバイル販売員に聞いた話
(※3)日本通信「b-mobile3G」
39,900円(データカード代+プロバイダ接続料+通信料)で150時間480日利用可能。