■韓国映画「ほえる犬は噛まない」 予告
2000年の韓国映画
あるマンションで起きた連続子犬失踪事件を巡る騒動の行方を描く異色コメディ。
平凡な人々の思い込みが、日常の小さな事件を複雑に変えていく様をテンポよく描く。
登場人物それぞれの視点から見つめた事件をユーモラスに綴る。
「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督の長編デビュー作品。
連続子犬失踪事件を巡る騒動を『グエムル -漢江の怪物-』のぺ・ドゥナ主演で描く。
『パラサイト 半地下の家族』に通じる“地下室”や
“社会格差”などの社会風刺的モチーフが既に散見される。
韓国語タイトルは「フランダースの犬」で、監督が少年時代に観ていた
日本のアニメから引用。
劇中で描かれる純粋さのあり方を象徴させている。
(Webより抜粋)
■韓国映画「ほえる犬は噛まない」
ポン・ジュノ監督のデビュー作品だったので観たいと思っていました。
この作品で、当時無名だったぺ・ドゥナさんも名を知られるようになったのだとか・・・。
ぺ・ドゥナさんがとにかく初々しくて、ナチュラルな可愛さと懸命さが印象的でした。
ストーリーは淡々としていてましたが、犬好きな人は観ない方がいいと思います。
殺害された犬のシーンや団地の老警備員(ビョン・ヒボン)の「犬鍋」のシーンは不快でした。
気になってWebで調べてみたら、
「古来、朝鮮半島では犬を食べることは、日本人がクジラを食べてきたのと同様、当たり前の習慣だった」
っと記事にありました。
これにはちょっとびっくりしました。
ポン・ジュノ監督の作品だからといって、特別に良かったという感じはなかったのですが、
消毒を噴霧するシーンや酔って高級車のドアミラーを奪い抱えているシーンは
「パラサイト」にも出てくる消毒やギウが貰った貴重な石に重なりました。
■STORY
中流家庭の住む閑静なマンション。
出産間近の妻の収入に頼るヒモ同然の生活を送りながら、
大学教授を目指すユンジュ(イ・ソンジェ)。
だが最近、飼うことを禁止されているはずの犬の鳴き声が
マンション内に響き渡り、なかなか出世できない彼をイラつかせていた。
そしてある時、彼はたまたま犬を見つけると地下室に閉じこめてしまう。
マンションの管理事務所で働くヒョンナム(ペ・ドゥナ)は、
平凡で退屈な毎日を送っていた。
そんな時、団地に住む少女の愛犬ピンドリがいなくなったと知り、
正義感を燃やしてビラ貼りを手伝い始める。
しかし、そのビラを見たユンジュはびっくり仰天。
ビラには小犬の特徴として「声帯手術をしたので、鳴くことができません」と書いてあったのだ。
勘違いに気づいたユンジュは地下室にかけこむが、小犬は姿を消していた。
どうやら警備員のおじさん(ピョン・ヒボン)が犬鍋にして食べてしまったようだ。
そして、第二、第三の小犬失踪事件が発生する。
やがて、別の犬が被害に遭う現場を目撃したヒョンナムは、
直ちに犯人を追跡するのだが…。
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