■韓国映画「THE KING ザ・キング」 予告
2017年の韓国映画
韓国で観客動員数530万人越えの大ヒットを記録!
1980年から2010年にわたる激動の韓国現代史を背景に、
国家という巨大ピラミッドに蔓延する理不尽なパワハラや大統領選挙の裏で
繰り広げられるスリリングな駆け引きを、実話さながらに描きあげた
スタイリッシュなエンタテインメント巨編。
情報操作やイメージ戦略、時には裏社会さえも利用し、のし上がろうとする
スキャンダラスな裏社会を描く一方で、青春時代の親友との絆など感動要素もあり。
8年ぶりにスクリーンに復帰したチョ・インソン×不動の人気を誇るチョン・ウソン主演。
満を持してスクリーン復帰となるチョ・インソンが、権力の虜となり、
巨大な罠に巻き込まれていく検事の苦悩を好演。
対するチョン・ウソンは、華麗な功績を重ねた職務の裏で誰もが恐れる
極悪の限りを尽くす検事部長を熱演。
さらに、社会派映画には欠かせない『インサイダーズ/内部者たち』のペ・ソンウ、
『タクシー運転手~約束は海を越えて~』で大注目のリュ・ジュンヨルほか、
韓国映画界を担う俳優たちが集結した。
(Webより抜粋)
■韓国映画「THE KING ザ・キング」 日本オリジナル予告
チョ・インソンさんといえば、名作「バリでの出来事」でのラストシーンを
思い出してしまいます。
ドラマ「大丈夫、愛だ」を観て以来だったので、久しぶりの鑑賞でした。
チョ・インソンさんの語りで進むストーリーは、検事になりたかった理由や
次第に権力の虜になって悪に染まっていく様が、荀子の性悪説を思わせます。
性悪説=荀子「人の性は悪にして 其の善なる者は儀なり」
※人間の本性は欲望に応じた利益を求めて行動するため
法律を定めて統制し、信賞必罰を徹底する
本来、罪人を統制する役職の検事ガンシクが裏社会と表社会の権力を操って
大統領などのお偉いさんまで頭を下げるほどに権力を及ぼしていく様が、
とても軽快に描かれていて面白いです。
そんなガンシクの部下になったテスはこれまでの自分の人生がばかばかしくなって
悪に染まって出世していくのですが、ガンシクは用済みとなるとテスも捨て
るのです。
そんなガンシクを彼からの教え「政治力学の基本理念」で、テスが反撃に
出るところが面白かったです。
検事のテスとヤクザの組員ドゥイル(リュ・ジュンヨル)が子供の頃からの親友で、
最後までドゥイルが約束を守ってテスを助けるシーンは良かったです。
「恋のスケッチ 応答せよ1988」を観た後だったので、キャラクターの違いに
驚きましたが、親友のドゥイル役は良かったです。
「神の一手」のようにチョン・ウソンさんのスーツをびしっと着こなした悪役ぶりもカッコ良く、
検事長になった祝賀パーティーでのダンスシーンも面白かったです。
■STORY
ケンカ好きの貧しい青年だったパク・テス(チョ・インソン)は、
暴力ではなく権力で悪を制する検事に憧れ、猛勉強の末に夢を実現。
新人検事として地方都市で多忙な日々を始める。
だが、ある事件をきっかけにソウル中央地検のエリート部長ガンシク(チョン・ウソン)と出会い、
平穏だった人生は激変。
富も名声も手にしたガンシクは、他人を踏み台にして出世し、
大統領選挙を利用して権力をつかんだ“1%の成功者”だった。
正義の仮面の下に隠された正体を知ったテスは、次第に悪の魅力に染まっていく。
だが、制裁の刃はすぐそこまで迫っていた・・・。
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