１等が当たったら・・・

サラリーマンでごった返す烏森口から、東京駅に向かってぶらぶら歩く。
これはあくまで、「脂肪を減らすための運動」なんだと、自分に言い聞かせて。
赤提灯の誘惑には全然動じないけど、ラーメンや焼肉の誘惑にはかなり弱い。
内臓脂肪やコレステロールはもう要らない・・・はずなのに。
数々の誘惑をかわしながら、ようやく東京駅についた頃はもうヘトヘトでした。


新橋駅のホームに着いた時、急に思い出して電車を降りた・・・
向かった先は烏森口の「ラッキーセンター」。　そう、宝くじ売り場です。
大人の１００枚買いでもなく、勝負の連番でもなく、バラ２０枚という小市民。
でもまぁ、１等が当たったら、あれもこれも！という、妄想権は得たよね。
全所持金を叩いたために、東京駅まで行く電車賃がない・・・ありゃ～。



秋晴れの祝日。庭作業で疲れたら、小さなデッキに寝転んで青空を見上げる。
こんな毎日だったらどんなに楽しいだろう・・・なぁ、わんこ。　あれっ、興味なし？
空を見上げてあれこれ空想しているうちに、自分が空を進んでいくという錯覚。
サラリーマンが大きな夢を叶えるには、「一発勝負？のアレしかない！」
そう思った瞬間、青空を流れていくのは雲なんだと、我に返っていました。