シリーズ笑える映像―国民栄誉賞、次は卵焼きか?
長島茂、松井秀喜両氏に、国民栄誉賞を授与することに政府が決定した。両選手とも輝かしい記録を残した読売巨人軍の嘗てのスタープレヤーであり、巨人ファンだけでなく広く国民から敬愛された選手であり、受賞は不思議ではない。しかし両選手とも往年の選手であり、何故今かという違和感が残る。
極く最近、故元横綱大鵬が栄誉賞を受賞したばかりである。長島茂氏の国民栄誉賞授与の報道を聞いて、まず頭をよぎったのは、同氏が亡くなられたか、重篤な状態にあるのかなということである。いずれも過去の選手であり、若い世代は知らない者も多いだろうし、存命であれば何故今更という疑問である。受賞する資格は十分にあっただろうが、今更という違和感を持った国民も少なくないだろう。と言うより、笑える。
高度成長期に、人気の代名詞として「大鵬、巨人、卵焼き」と言われたことがあったので、巨人を代表する長島、松井両氏となったのだろうか。とすると、次の受賞は「卵焼き」か?
元横綱大鵬関が亡くなられた後、国民栄誉賞が授与されたが、一部から何故生前に授与しなかったのかとの意見があったとも伝えられている。しかし昭和時代を代表する過去のヒーローであるので、優勝新記録等を達成した時に授与されていなかったのであれば、むしろ死後に国民栄誉賞が授与されたことにそれほど違和感はなかった。拍手をもってお送りするということなのだろう。
しかし今回の受賞は、“柳の下にドジョウ”的な違和感が残る。長島氏に加え松井氏が入ると更に取って付けた違和感がある。他にも野球界やスポーツ界に受賞対象とすべきヒーローはいるだろうし、科学や研究分野等にもいるだろう。ノーベル賞受賞者には全員に授与すべきであろうし、何らかの分かり易い基準が必要であろう。恐らく保守系を代表する読売巨人グループ筋から強い働きかけがあったのだろう。
国民栄誉賞を特定のグル-プや政治の宣伝の具とすることは愚である。イチロー選手は、現役時代に辞退した。一つの見識だ。(2013.4.3.)(All Rights Reserved.)(不許無断引用)
長島茂、松井秀喜両氏に、国民栄誉賞を授与することに政府が決定した。両選手とも輝かしい記録を残した読売巨人軍の嘗てのスタープレヤーであり、巨人ファンだけでなく広く国民から敬愛された選手であり、受賞は不思議ではない。しかし両選手とも往年の選手であり、何故今かという違和感が残る。
極く最近、故元横綱大鵬が栄誉賞を受賞したばかりである。長島茂氏の国民栄誉賞授与の報道を聞いて、まず頭をよぎったのは、同氏が亡くなられたか、重篤な状態にあるのかなということである。いずれも過去の選手であり、若い世代は知らない者も多いだろうし、存命であれば何故今更という疑問である。受賞する資格は十分にあっただろうが、今更という違和感を持った国民も少なくないだろう。と言うより、笑える。
高度成長期に、人気の代名詞として「大鵬、巨人、卵焼き」と言われたことがあったので、巨人を代表する長島、松井両氏となったのだろうか。とすると、次の受賞は「卵焼き」か?
元横綱大鵬関が亡くなられた後、国民栄誉賞が授与されたが、一部から何故生前に授与しなかったのかとの意見があったとも伝えられている。しかし昭和時代を代表する過去のヒーローであるので、優勝新記録等を達成した時に授与されていなかったのであれば、むしろ死後に国民栄誉賞が授与されたことにそれほど違和感はなかった。拍手をもってお送りするということなのだろう。
しかし今回の受賞は、“柳の下にドジョウ”的な違和感が残る。長島氏に加え松井氏が入ると更に取って付けた違和感がある。他にも野球界やスポーツ界に受賞対象とすべきヒーローはいるだろうし、科学や研究分野等にもいるだろう。ノーベル賞受賞者には全員に授与すべきであろうし、何らかの分かり易い基準が必要であろう。恐らく保守系を代表する読売巨人グループ筋から強い働きかけがあったのだろう。
国民栄誉賞を特定のグル-プや政治の宣伝の具とすることは愚である。イチロー選手は、現役時代に辞退した。一つの見識だ。(2013.4.3.)(All Rights Reserved.)(不許無断引用)