YUKON

無数に分岐しふたたびひとつに戻っていく、ユーコン川の流れのように…

最後の晩

2008-03-31 | 日々のひとしずく
明日、大阪に引っ越す。
ということで、一昨日から引越し作業に奮闘している。
朝から晩まで片付け。
そして今までの感謝をこめて、家をお掃除。
きっと家の中は、4年間の中で一番きれいだと思う。わはは。
それにしても引越しって、すごく大変だ!
忘れてたけど、そういえば4年前ここに越してきた時にも思った。
「引越しは、もう当分いいわ」ってね。
大変なことって忘れるものだねぇ。

先日浴槽を気合入れてピッカピカに磨いたので、それからというものお風呂は近くの温泉へ。
平日の昼間は貸し切り状態。
夕方まだ明るい時間にお風呂に入るのが大好きなので、しばし至福の時間を過ごした。

そして・・・
夜は大家さんが、おはぎを持ってきてくださった。
今までに何度かいただいたことのある、大好きな手作りのおはぎ。

「もう、今日晩が最後なんやねぇ。なんだか、寂しいわぁ・・・」

と言ってくれたその言葉で、それまでバタバタしていた思考が止んで、急に寂しくなってきた。
大家さんには、本当によくしていただいた。
おかずをもらったり、家に泊めてもらったり、感謝してもしつくせないほど。
誰にでもそうする人だと思っていたら、あるときふと言ってもらったことがある。

「お宅だからいろいろしてあげようと思うのよ。
 他の娘さんだったら、ここまではしないと思う。」

そんな風に言っていただけるなんて、本当に感謝です。


今日が、最後の晩。
大阪では、目覚めたときに鳥の声が聞こえたり、しないだろうなぁ。
夜遅く帰ってきたとき、家の前に鹿がいてしばらく見つめあったり(笑)・・・なんて、ないだろうなぁ。
よし、またちょくちょく戻ってこよう。

この但馬の土地、ここの人たちに縁があったことを、本当に幸せに思います。

感謝・感謝・感謝。

最近、そればかりです。







P.S. 本日、入籍いたしました

夜空を仰ぐ時

2008-03-28 | ことば・メッセージ
今日、最後の勤務を終えました。
皆さんにあいさつをして、ロッカーやデスクを空にして、全てが終わりました。
本当に、こんな日が来るんだなぁ。
病院を出ると、名残惜しさと、脱力感とも言える様な開放感にしばらく放心状態でした。

夜には、親しい同僚の人たちが鉄板焼きのお店“こけこっこ”で送別会を開いてくれました。
写真は初めて食べて大感動した、もんじゃ焼き。
みんなの雰囲気がとってもあったかくて、楽しくて、この人たちと一緒にもう居られないのかな、と思うと少し寂しい気持ちになりました。



・・・昨夜、最後の勤務を前にして、一人ぼっちで過ごすのがなんだか心細く思え、本をパラパラ読んでいると素敵な言葉に出会いました。
先日ブログでも書いた“修身教授録”で、森先生が学年の最後の授業で言われた別れの言葉の中にあったものです。

『人間というものは、その肉体が空間的に離れれば離れるほど、
 心はかえって深く接近するものでないかとも思うのです』

人は夜空を仰ぐ時、初めて深く永遠を思うものである。
同時に永遠を思うとき、人は翻ってゆかり深き人々の上を思うものである。
してみれば、この地の一隅に身を置く今よりも、むしろ遠く離れた土地にいる場合の方が、かえってここの地と、そこに住むゆかりの人々との上を思うことが強いのではないか。

私も離れた土地から夜空を見上げて、この但馬とゆかりの人たちに思いを馳せるのだと思います。

あぜ道にも春が

2008-03-27 | 日々のひとしずく
今日は一日お休みをいただき、ヨーガセラピスト養成講座に行っていました。

道中、つくしを発見。
車から降りてみると、あぜ道にぽこぽことたくさん顔を出していました。

しばらくつくしの目線になって座って、ぼー・・・とした。
本当はもうちょっと座っていたかったけど、車が来たので恥ずかしくなり退散。

でも、辺りは静かで、鳥が鳴いて、空気も澄んでいて、ほんの数分でしたが、久しぶりに心の中が無になったひと時でした。

終わりが来る

2008-03-26 | 日々のひとしずく
最近毎日、涙をこらえながら仕事をしてる。
でも、涙が出てしまう。

周りの人も泣いてくれる。
だから、余計涙がでてしまう。

あんなに仕事にエネルギーを注いで、悩んで苦しんでいた日々に、終わりが来るって、以前の私は考えたことあったっけ?

そんな戸惑いにも似た気持ちとは裏腹に、一日一日が容赦なく過ぎていく。

出勤はあと、一日。

エネルギーの輪を閉じる

2008-03-26 | 日々のひとしずく
ネイティヴアメリカンの人々には“エネルギーの輪を閉じる”という考え方があるそうです。
エネルギーの輪を閉じるとは、新しい一歩を踏み出そうとするとき、それまでエネルギーを注いでいた場所と自分との関係を上手に終えるということ。
やりっぱなしで終わったり、自然消滅してしまったりすると、その出来事と自分との出会いの輪は閉じないままになって、そこから自分のエネルギーが知らず知らずのうちに漏れていってしまう。

この言葉は、私が大学時代フリーペーパーを発行していたときに知り合いの方が投稿してくれた文章で、それを読んで以来ずっと心のどこかに残っています。

・・・退職するということが、これほどエネルギーのいることとは、想像してもいませんでした。
今はただただ、お世話になった人に感謝する毎日です。
そして笑顔で過ごそうと思っています。

「発つ鳥後を濁さず」

私がいなくなったあと誰かが困ってしまわないように、後始末を残してしまわないように、きれいに飛び立てたら、と思います。

昨日は職場で、本当に心あたたまる感動的な送別会をしていただきました。
職場への出勤も、あと2日です。

結婚パーティー

2008-03-23 | 日々のひとしずく
今日は、結婚パーティーに行ってきました。
新郎新婦とも、職場でお世話になった、私のとても好きな方です。

お二人の幸せそうな表情を見ていると、私も幸せになりました。
そして、心のこもったスピーチや余興に、感動。

帰りにもらったプレゼントは、新婦さん手作りのクッキーと紅茶でした。
忙しい中、あんなに沢山の人数のために、作るの大変だっただろうな・・・。
愛情が伝わってきて、あったかい気持ちになりました。

明日、ゆっくりいただくことにします

ゆらゆら湯あがりプリン

2008-03-22 | おいしいもの
職場の親睦会で、城崎温泉の旅館に一泊してきました。

おいしいものを食べて、たくさんおしゃべりをして、いい湯につかって、満足満足。

今日帰りがけに買った円山菓寮の“湯あがりプリン”315円。
すぐ売り切れてしまうそうです。

とろっとなめらかで、おいしいプリンでした



退職まであと一週間。
びっくりするほどやることがいっぱいだ!
ほっとしたのもつかの間、エネルギーを充電できたので、最後まで全力疾走します

最近のあれこれ

2008-03-12 | 日々のひとしずく
いろんなことが重なって、めまぐるしい。

あれしてこれして、と、頭の中がいつも以上に忙しい。

ほっとする暇がない。



でも、一日のうちにできることは限られてるから、ひとつひとつこなしていくしかないのか。

よし、とにかくやるしかない、やりましょう。



・・・以上、ひとりごとでした

いよかんとはっさく

2008-03-07 | おいしいもの
今朝大家さんにいただいたいよかんを、実家に持って帰ってきました。
ぽってりしたオレンジ色の可愛らしいいよかんです。

意外と喜んだのが父で、早速食べたそうにしていました。
いよかんが好きなんだって。
私はどちらかというと甘くてふっくらしたいよかんより、少し引きしまって酸味のあるはっさくの方が好き。
だけど、「おいしいなぁ」と言う父と一緒に、テレビを見ながらもくもくと食べていると、私もなんだかいよかんが好きになりました。

「いよかんの食べ方知っとるか?
 いよー噛んで食べるんで」
とかいう能天気なおやじギャグを聞きながら、なぜか一週間の疲れが癒されていくのでした(笑)

やっぱり一人でいると、無駄はすべて排除して、変にストイックになってしまうことがあって・・・。
だから、自分のそばに誰か人がいるってことは、いいなぁと思いました

一日一日を

2008-03-05 | 日々のひとしずく
今月、退職します。
4月、引越します。
5月、結婚します。
6月、インドに行きます。

今年は大きな変化の年になりそうです。

今まずすべきことは、自分なりに職場にけじめをつけること。
4年間お世話になったこの職場に、何を残せるのかな?
最大限のことをしたい。

・・・と意気込むのとは裏腹に、飛ぶように過ぎていく毎日です。
余裕を持って業務の引継ぎをするつもりだったのが、式の準備や来週の学会発表でバタバタ。
もう、ただただ自分なりに、与えられた仕事をきちんとこなして、目の前にいる人を大切にする、そうするしかないです。

写真は先日発送した結婚式の招待状です。
式場の倉敷アイビースクエアのアイビー(蔦)をモチーフにしてあって、気にいっています。
この間一人で散歩に行きましたが、やっぱりあのアイビーで覆われたレンガの広大な空間が、とても好き。
小さい頃からよく行き、大好きな場所でした。
それにきっと5月は、真っ青の空。