YUKON

無数に分岐しふたたびひとつに戻っていく、ユーコン川の流れのように…

心奪われるもの

2007-06-28 | 日々のひとしずく
梅雨真っ只中。
色鮮やかなあじさいの花々に、心奪われる毎日です。
今年ほどあじさいがきれいだと思ったことは、なかった。

この季節にもう一つ、大好きな花が・・・。
どくだみの花。
この花なんておしゃれなんでしょ

花がきれいなのはきっと昔から変わらないのに、どうしていつも新しい気持ちで感動できるんだろう?
そして毎年見る世界がこんなにも違って感じられるのは、それだけ自分が変化していってるってことなのかな。

おみそしる

2007-06-27 | おいしいもの
お味噌汁が好き。
だしをしっかりとると、少なめのお味噌でもとてもおいしい。

この間旅行に行ったとき、毎食のご馳走で食べ疲れが出てき始めた2日目の晩に、会席料理の最後に出てきたお味噌汁が感動的においしく感じた。
おいしいだしのお汁の中に、薄切りにしたごぼうと大根が少しずつ入ってて、庶民的なおふくろの味って感じのお味噌汁。
食べるとすぅーっとそのまま体の中にしみこんでいくようだった。

実家ではいつも具だくさんのお味噌汁だけど、あのとき食べた具が少なくて上品なお味噌汁が作ってみたくなった。
今まではお味噌汁にはたまねぎをよく入れていたけど、あれからはよく大根を入れる。
あと、あげや豆腐を入れるのも、好き。

みなさんは、お味噌汁の具は何が好きですか?

美しさの基準

2007-06-23 | 日々のひとしずく
『何か決め事を迷うときは、そこに美しさがあるかどうかを考える』

・・・というような言葉を何かの本で見て、感銘を受けた覚えがあります。

今日は朝から排水溝の掃除をしていて「きたな~い」と思いながら磨いていたのですがそのときふと、何を基準に汚いと感じるのかなと思いました。
反対に、美しいと感じる基準ってどこにあるのかな。
美しい風景、美しいしぐさ、美しいメロディー・・・美しさに必ずしも共通項があるわけではないのに。
美しいものに触れたとき、理由はなくただ、心を動かされる。
不思議。

風景や草木を見てきれいだと思えるのも、きっとこんな風に多くの色彩を知覚できる人間であるからこそ。
ときどき思わず、この花々は私たち人間のために咲いているのか、とさえ思ってしまいます。
そこまで言ってしまうのはとてもおこがましいけれど、自然はいつでも私たちを招待してくれているのだと思います。
美しい風景にであったとき
「この美しい風景の中にどうぞ入って、楽しんでいってね」
と、言ってもらっているような気がして、その風景の中にそっと入らせてもらいます。

Trattoria Porco Rosso

2007-06-22 | おいしいお店
今日は前から気になっていた豊岡にあるイタリアンのお店“Porco Rosso”へ。
普段は和食が多いけど、パスタも大好きなのです。

おすすめのパスタの中から選んだのは「ムール貝のトマトソース」
パスタが出来るまでの間に出してもらった焼きたてのフォカッチャを食べながら、カウンター越しにマスターといろいろな話をしたのがとっても楽しかった。
マスターはとっても気さくな人で、修行時代に行ったイタリアのこととか料理のこととか何でも、手際よく料理をする合間にお話してくれました。

イタリアではレストランの階級のようなものを表す言葉があって、“Trattoria”っていうのは、庶民が普段着で通えるような馴染みやすいランクっていうことらしい。
それにイタリア人は一度に結構な量のパスタを食べるそうで、日本人の一人前の2倍以上・・・!
「少なくて物足りない思いをされるより、多すぎて残すくらいの満足される量を出したい」
と、マスターはカウンター越しにお客さんの顔を見て、ゆがくパスタの量を決めるそう。
その他にもパスタのルーツや種類、身の上話まで話は尽きず・・・おいしくて楽しい時間でした。

味も、無性においしいパスタが食べたかった私の期待を裏切らず、大満足。
一週間仕事をがんばった自分へのごほうびでした
次は、ロングパスタよりイタリア人が好んで食べるという、ショートパスタを注文してみよう

・・・そして、今日は夏至ですね。
一年で一番、昼が長い日。
明日から少しずつ、日が短くなっていきます。
今日はろうそくに火を灯して、キャンドルナイトしよう

それでもお腹が空くのです

2007-06-20 | 日々のひとしずく
とっても悲しい出来事があって、何もする気がしなくて・・・
でも泣いて泣いて少し気持ちが晴れて、一番最初に思ったのは
「お腹すいた」
ごはんを食べて胃を満たしていくと同時に、前向きなエネルギーも自分の中に充電されていくような気がした。
その後案外ケロっとしている私って、なんて単純なんだろう。

それにしても、お腹が空くって幸せなことだ。

今日はいろいろと考えさせられた出来事があったのだけれど、
人間とはきっとどんな状況下にあっても四六時中深刻でいることはできないように作られている。

「どんなに苦しいときでも、24時間苦しい訳ではない」

私が就職したてですごくつらくて毎日泣いて過ごしていた時、この言葉に出会って共感した。
どんなに深刻な状況の中でも、お腹は空くし、何かの拍子にプッとふきだしたりもする。
そんなとき、あぁ自分が思っているほど、状況は深刻ではないのかも、と思う。
そしてそんな人間の単純な部分が、とても愛しく思えるのです



自分の本業

2007-06-19 | 日々のひとしずく
昨日観たNHKの「長寿企業の秘密」という番組が面白かった。
日本は世界一の長寿企業大国なのだそう。
中には飛鳥時代から続いている企業も・・・。

企業が長く安定した経営を続けていくその秘訣は“本業を大事にすること”だそう。
発展のために政治に関わったり、本業とは違う分野に手を広げたりすると、長い目で見た経営にはつながっていかないとのこと。
そして、“長い目でものごとを考える”こと、“少しずつ、常に改良”することも、長寿企業の秘訣だそうなのだ。

私は会社を経営しているわけではないけど、個人として自分の本業とは何だろう?と、少し考えさせられた。
職業かな?それとももっと、自分の根本的なところを本業と考えるべき・・・?
それにしても“少しずつ、常に改良”という言葉は、特に仕事の面において今の自分に一番必要なところだなぁ

はるかな尾瀬

2007-06-18 | 旅行記・体験記
週末に2泊3日、職員旅行で関東・東北をめぐる旅に行ってきました。
前々から行ってみたかった日光東照宮や尾瀬ヶ原にも行くことができました。
ただ、この2ヶ所はあまりにも有名で観光地化されすぎてて、本来その土地の持つ壮大さや神聖さが少し薄れてしまっているような気がしないでもなかったのですが・・・。

だけどとにかく、天候にめぐまれて楽しい旅行でした。
一緒に行った同僚の人とも、またさらに仲良くなることができたし。

それに、やっぱり時々は見知らぬ土地に行くのって、いいです。
ふと日常から抜け出て違った世界を見たとき、また新鮮な視点で今の自分を見ることができる気がします。

旅行で行ったところは殆どが、深い深い緑の生い茂る大自然の中。
今回ばっかりは、但馬が都会にさえ思えてしまった(!)笑

休む間もなくいろんなところへ行ったので、家に帰ったらほっとしました。
さぁまたリフレッシュした気持ちで、今週も仕事がんばるぞ

(写真は尾瀬の湿地帯に咲いているミズバショウの花です。)

梅雨入り

2007-06-14 | 日々のひとしずく
近畿地方も、今日から梅雨入り。

小さい頃から雨の日はあまり好きではなかったけど、大学生時代雨の好きな人がいた。
その人は傘に雨のしずくが落ちる音がとても好きなのだそう。

今では、雨の日も結構好き。
今日は朝からずっと雨が降り続いた。
雨が外界と自分との間にぼんやりとしたシールドを張ってくれているような感じがする。
そして落ち着いて本が読みたくなりそうな、お昼寝がしたくなりそうな、物思いにふけりたくなりそうな・・・雨の降る日はそんな日。

そして雨上がりの夕焼けは、本当にきれい。
写真は、先日久しぶりに実家に帰ったときに高梁川の河川敷から撮った、雨上がりの夕焼けです。

愛があるかどうか

2007-06-07 | ことば・メッセージ
   見ているだけで 何も描けず 一日が経った
   こんな日と 大きな事をやり遂げた日と 
   同じ価値を見いだせる 心になりたい

                  星野富弘


ある人が教えてくれた言葉をそのまま紹介します。
とても素敵な言葉だったから・・・

最近、仕事をしていていろいろと思うことがある。
「石の上にも・・・」の3年も過ぎて4年目になると、今まで見えていなかったことが急に見え始めたりして、また全く違った感覚で仕事をしている。
その中でやはり変わらず辛いのは、自分の未熟さと向き合わなければならないこと。
でも、向上のために勉強したり努力したりしたとしても、その動機が不安からくるものであるなら、それは自己満足なんだな。
結果の善し悪しで自分の価値を決めて一喜一憂するのではなく、いいときも悪いときもただたんたんと受け止めて目の前にあるやるべき課題をこなしていく自分でありたい、と思った。

今日、久しぶりにおばあちゃんと電話をしてその話をした。
おばあちゃんは私の話を一通り聞いたあと、的はずれかもしれないけど、と前置きをしてこう言ってくれた。

「それってね大切なのは、愛があるかどうか、じゃないかと思うのよ。
 自分が満足するために仕事をするのではなくて、
 愛をこめて仕事をしたかどうか。
 それで出る結果は同じだとしても、自分や相手の人に残るものは、何か違うと思うな」

愛があるかどうか・・・
その言葉が、涙と一緒にすとんと心の中におちていきました。

おいしい記憶

2007-06-02 | おいしいもの
普段コーヒーはあまり飲まない私だけど・・・。

よく行く輸入食料品も売っているスーパーで見つけて思わず買ってしまった。

友達の家に遊びに行ったときに、初めてこのコーヒーを飲ませてもらったのだけど、とてもおいしいと感じたのを覚えている。
彼女が確かタンザニアに行ったときに、現地で買ってきたもの。
そのときは、ミルクも入れてあったかいカフェオレにしてもらった。
なんだかそのコーヒーの味が忘れられなくて、次にその友達の家に行ったときに「あのコーヒーが飲みたい」って頼んで飲ませてもらったときも、やっぱりおいしかった。
その友達はおじゃまするといつも、おいしいごはんを作ってくれるから、それも手伝ってこのコーヒーもおいしい記憶として残ってるのかなぁ?

・・・なんて思いながら作って飲んだカフェオレ。
やっぱりおいしかった。

無農薬で作られた、タンザニア産のインスタントコーヒーです