亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

政権交代で、日本の医療制度はどうなっていくんだろう?

2009-08-30 | 先生&病院譚
今日は雨の選挙。政権交代するようです。
「せいけんこうたい」を変換すると、「生検抗体」と変換されているくらい、政治とご縁がありません(笑)が、ここまで民主が大勝すると、日本がどうなっていくかな?というのが気になります。

オバマ政権で、医療制度改革(Healthcare Reform)が注目されていますが、日本も大きな改革になるかも!?

民主党の医療政策(pdf)に関しては、後期高齢者医療制度は廃止し、医師の数を1.5倍にするとマニュフェストに書いていましたっけ?
医学部の入学数が増やしたら、その人たちが卒業するころに、指導医の先生たちが忙殺の日々をすごされるでしょうか。そうやって育てた研修医たちが、臨床医として現場に残っていくには、どうするのがいいんでしょう。

今日は、日本の医療制度ってどうなっているのかという資料を延々と読んでいたのですが、他の国と比べて、日本のいいところもたくさんあるようです。いいところを活かす、

そうそう、C型肝炎訴訟をしていた福田衣里子さんが当選されたようですね。今後、薬害と新薬認証について、どういう発言をされるのか、ちょっと注目してます。

新しい政権だけに、いろんな課題について、医療者や患者の生の声がしっかり届いて、いい方向に向かっていければいいなと思います。まずは、民主党はさっそく、新型インフルエンザのワクチンに関する政策をどうするか、という判断が迫られそうです。

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医師不足って…そういえば明日は選挙

2009-08-29 | 先生&病院譚
お医者さんブログのssd's diaryでこんな記事が。
各党の政権公約(マニフェスト)には「大学病院の医療体制を整備し、医師偏在解消へ向けた臨床研修医制度とする」(自民)、「医学部学生を1・5 倍に増やす」(民主)――といった文言が並ぶ。
だが、医師不足がいつ解消するかははっきりしない。「もっと即効性のある政策を」と思う。


わたしを診てくれている先生たちが倒れそうに忙しいのを見ていると、お医者さんが足りないんだなぁと思うのですが、ふとお医者さんを増やすなら今なのかなぁなんて思いました。
医学部の学生を増やすという議論が出ていて、そういう方向になりそうですが、増やすといって、施設や教員を整える期間が必要で、それから卒業まで6年。さらに、一人前になるのに10年。そのころには、人口が多い団塊の世代がけっこういい年になります。

これから医学部に入るドクター候補と団塊の世代の年齢を並べてみると…

 2011年 18歳 60歳
 2027年 34歳 76歳
 2048年 55歳 97歳

希望を託してたくさん生まれたドクターたちが引退するころに、また「医者余り」と言われないように…と思うと、お医者さんを増やすなら、今、って感じもします。もっとも、いきなり学生を増やしても、死にそうに忙しい先生が、指導医として機能するのか…というような問題は大いにありますけれど。
やがては、第二次ベビーブーマーの団塊ジュニアが、すごくお医者さんを必要とするお年頃になるわけで、心配しすぎない方がいいと思いますが、少し長い目で見た対策を考えてくれる体制ができるといいなぁと思ったのでした。

きっとこうすれば絶対正解!という答えがないけれど、「何となくよさそう」というだけじゃない、考え方の根拠がしっかりした話が展開されるといいな♪

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メディカル・ツーリズムで産業を活性化って…!?

2009-08-10 | 先生&病院譚
地震があったり、台風が来たり…、おうちから出たくなくなりそうです(笑)

さて、新聞をぼぉーっと読んでいて、驚く記事を見つけました。
医療観光:経産省が後押し 外国人向け調査開始(毎日新聞)
経済産業省は、外国人が日本の医療機関で健診や治療を受ける「医療観光」を後押しするため、病院や旅行業者などによる実証調査を秋にも始める。通訳や海外への情報提供など、受け入れに伴う課題を洗い出し、「医療観光」の環境整備に役立てる。(中略)サービス産業としての医療の活性化につながると判断。

医療観光…メディカル・ツーリズムというのは、海外の富裕層や逆に保険加入の問題で自国で治療を受けられない人が、海外で高度治療を受けるようなものから、リッチな健康診断と温泉、観光なんてツアーまでいろいろあるようです。
でも、日本でうまく成立するかっていうと、心配です。

勤務医は、労働条件がよくなかったり、医療訴訟のリスクが多いということから、最近、病院を去る人が増えているなかで、こういうプロジェクトが推進されたら、病院を辞めて、きれいで高い人間ドック専門施設で働きたくなる人が増えてしまうんじゃないの?人の心として…なんて思ったりします。
先生たちのことを思うと、そういう選択肢はうれしいけれど、高次病院でしか診てもらえない病気が重なっている患者としては、不安な話です。

あとは、海外から来た人が医療訴訟をして、高額の賠償が必要になったら、日本の保険点数では払えないかも。医療訴訟に関する病院の損害保険は大切そうですね。

いやいや、それ以前に、「国内の患者の診療に影響を与えない範囲で」と記事には書いてあるけれど、影響を与えないほど閑散とした病院があったっけ?という気もします…。
もしかして、通訳やコーディネーター、技師の人たちの雇用が増えたり、病院にとって保険点数にしばられない収入につながったりするのかしら?

医療観光と言われて違和感があるのは、医療を福祉じゃなくて、産業として捉えているから(経済産業省だから当然ですが(笑))というところなんでしょうか。
産業として捉えるなら、研究助成や治験助成をして競争力を高めてほしい…、と思うけれど、短期的に収入につながることじゃないと、なかなか話が進まないのかなぁ。

さっそく、有名病院の1つ、亀田総合病院が国際医療機能評価のJCI認証を受審したというニュースが報じられています。JCI認定というのは、欧米の保険会社が保険対象とする基準になるもので、この流れは広がりそうな様子です。

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FIFEって患者の気持ちが伝わるポイント

2009-08-08 | 先生&病院譚
いまどきの日本式インフォームド・コンセントということを書きましたが、関連して、患者さんからのヒアリングに役立つ、診察のヒントとして、FIFE(ファイフ)というのがあるそうです。

Feeling(どのように感じているのか、不安なことは?)
Ideas (どのように考えているのか、病気や検査の理解はどうか)
effect on Function(患者の日常生活にどのような影響が及んでいるのか、困ることは?)
Expectations for treatment(検査・治療でどうしてほしいか、何をされたくないか)

の頭文字で、FIFE。
こういうポイントをお医者さんの卵に教えている大学や病院もあるようですが、逆に言うと、こういうポイントを、患者の側から、お医者さんにわかりやすく伝えると、その患者さんに合った検査や治療の方針が決めやすくなるかもしれません♪

痕が残るのが心配。副作用の麻痺がでるんじゃないかって怖い。
まずは手術でできるだけのことをしたい。
仕事があるから、治療の期間が長くなってもいいから、入院せずに通院で治療したい。
いや、入院した方が、家族も職場も病気だって納得しやすいから、ゆっくり入院したい。
治療方針が変わらないなら、検査はしたくない。
いや、検査をして、たいへんな病気がわかっても、何が起きているかわかる方が受け止めやすい。

いろんな考え、いろんな環境の患者さんがいそうです。
先生が聞いてくれたら言えるけど、質問されないでも言えるかなぁ…。でも、お互いにキャラがまったくわからないところから会話を始める先生と患者との関係で、思い切って、こんな話ができると、先生との関係がちょっと前進できるような気がします。

わたしも、「あの…アホな質問をしていいですか?」とか「ダメだったらいいけど、希望を言ってもいいですか?」とか言って、できるだけ思っていることを伝えるようにしてます。あ、もしかして、それで外来が長くなってしまっているのかもしれませんが(汗)でも、あとから心配になったり、治療が嫌になったりして、また外来…ってなるよりお邪魔しないので。

ところで、頭文字が日本語になるといいな、と思って考えたけど、不安+理解+影響+希望の頭文字で…ふりえき(不利益)…って、あんまりいい感じがしないんですよね~(笑)
なにか思いついたら、改めて♪

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いまどきの日本式インフォームド・コンセント

2009-08-06 | 先生&病院譚
今日は、なんだか蒸し暑い1日でした。
実は、メインで使っていたコンピューターが突然、シャットダウンし、そのまま起動しなくなりました(涙) このところ不安定だったから、「やっぱり」なんだけれど、困ってます。どうしよっかな。

さてさて、先週の生検は、あとから、よく考えてみたら、ごく普通の診断だし、ごく普通の検査なのだけれど、客観的にどうであれ、その場ではとても不安だったりしました。
そんなわけで、膠原病や内分泌での環境がとっても恵まれているんだなぁと感謝したのと同時に、あらためて、インフォームド・コンセントって…と考えてしまいました。

インフォームド・コンセントというのは、医療スタッフが検査や治療に先だって、患者に内容や危険性を十分な説明をし、合意を得るということ。

日本で言われるようになったのは、この10年くらいでしょうか。インフォームド・コンセントは、日本には向かない、という人は、たくさんいます。
署名をして、権利に関する契約をする、という習慣は、たしかにこれまであんまりないのだけれど、でも、わたしは、大事だなと思うのです。それは、トラブルを避ける狭い意味だけでなくて、個人的には、インフォームド・コンセントは、「納得」「安心」「信頼」のためのプロセスという意味もあるんじゃないか感じているからです。
インフォームド・コンセントを「納得診療」と訳することがあるけれど、これが大事なのかも。

以前、たいへんな闘病ののち、「先生が一生懸命やってくれたんだから、これが一番だったんだと思います」と語っている方に会ったことがあります。
この方は実際、よく理解されていましたが、たぶん説明書類の項目や文字数のような科学的、論理的な話ではなくて、その人にとって、必要な理解が満たされ、先生と十分な信頼関係ができていたようでした。

実際、わたしも膠原病の先生に、よかった、よかったと笑ってもらえただけで、皮膚科の先生に連絡するのも気がひけていた、かぶれたところや腫れていることを相談する気持ちにもなれました♪
それだけで、前向きに治療ができるってあるなぁと、驚きました。それは、依存でも泣き寝入りでもないです。

というわけで、患者の側から誘導するインフォームド・コンセントもあっていいかなぁと思いながら、自分が納得してないかもと思ったら、確認しようと、ちょっと反省しました。
具体的に新しい検査や治療については:

・今、起きている問題って何?
・なぜ、この方針なの?
・メリットとリスクは何?生活に影響しそうなことは?
・どんな結果が予想される?
・その結果は、これからの治療への影響は?

こんなことが、自分でわかっているか、いつでもちゃんと確認できるように、書き込めるメモをつくって、診察券や医療券をいれている手帳にはさんでおきました♪

何枚も同意書に署名したって、悲しいすれ違いや医療訴訟は起きるもの。
逆に、しっかり信頼し安心して治療するときは、いい効果もでると思います。

小さなところから信頼関係をつくる工夫ができれば、幸せだなあと思います♪

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白衣って必要?

2009-07-28 | 先生&病院譚
薄曇りで涼しかったからか、ずいぶん元気が回復してきました♪ 2時間の会議に出ても、元気に終わることができます。今は、両指のしびれと皮膚のザリザリくらいかも。けっきょく、あの易疲労は何だったんでしょう…。

ニューヨークタイムスに「細菌に対する戦いのなかに、白衣があがっている」という記事が出ています。
白衣が、細菌やウイルスを運ぶんじゃないかという指摘です。白衣高血圧症と言って、白衣をみたら、患者は緊張して血圧まで上がってしまう…というような指摘もされています。
そんなわけで、そろそろ白衣をやめてみませんか、というお話。

ずいぶん昔、「ネクタイは細菌の巣になっている」ということで、お医者さんのネクタイを禁止するイギリスでの議論を紹介したことがありますが、たしか、日本のナース帽も、同じような衛生上の理由で減っていると聞きます。糊が細菌増殖の温床になりやすいとか。

ナース帽がなくなって、誰が看護師さんで、誰が介護福祉士で、誰が薬剤師で、誰がボランティアで…というのは、さっぱりわからなくなって、お年寄りの患者さんがどう呼んでいいのか、わかんなくて困ってしまっている、という姿はみかけたことがあります。
でも、そういえば、そのことで大問題になったという話は聞かないですね。

白衣を着ていないと、お医者さんがお医者さんに見えないんじゃない?ってことも心配かもしれませんが、白衣を着ていても、お医者さんとして見てもらえなかったという研修医の話を聞くし、逆に、白衣を着ていなくても、先生にばったりあって、いろんな会話をして、コンサルテーションしてもらうと、安心することもあるので、白衣っていう「装置」に、過度に依存しなくてもいいんじゃないかなぁと個人的には思います。
区別がわかるに越したことはないけれど、その人の担当や専門までが見た目でわかるわけでもないから、どこかのレベルからはかならずコミュニケーションを取らないといけなくなるんじゃないかしら。

そうそう、小児病棟なんかでは、白衣の人が近づくと、なんだかひどいことをされるように思われることもあるようです。だから、胸にキャラクターのペンをさしたり、いろいろぶら下げたり、カラフルなインナーを着てみたり、工夫しているようでした。
そういえば、わたしも、外科医にいぢわるな言われ方をされたあと、ブルーの手術着が近づいてくると身構えていた時期がありました(笑)

じゃあ、白衣はなくていいんだね?と聞かれると、着てもいいかなぁ、と思うのは、やっぱり当直明けで、よれっとした先生。一応、糊のきいた、ぱりっとした白衣を着ていると、さわやかそうに見えなくもないから(笑)
某先生は、白衣にはポケットがいっぱいあるからか、「僕は物入れとして重宝してます」とおっしゃっていたり。白衣がなくなったら、そういう先生には、ポケットいっぱいのソムリエや大工さんのようなカフェ・エプロンが必要になるのかしら。

某所で教えてもらったみたいに、ハッシーと呼ばれる棋士…、NHK杯に、金髪のパンチパーマと紫色のシャツで話題になった方がいたそうですが、病院でも変わった先生が変わったかっこうをして、初対面で不安~な印象を患者さんに与えるリスクは大いにあるかもしれません(笑)白衣を着てても、そのシャツとソックスって…って先生は今でもいらっしゃるし…。

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患者と医療者が一緒に作る「患者必携」

2009-07-21 | 先生&病院譚
このあいだ、国立がんセンターがん対策情報センターが、市民向けのがん情報講演会を開いて、「がんになったら手にとるガイド~がん「患者必携」~」というお話があったそうです。

がんに関しては、インターネット上に、玉石混交の情報があふれていたり、患者さんのコミュニティもたくさんあります。でも、問題がおきる場合もあるだろうし、何より、インターネット環境の有無で、得られる情報の格差がおきないように…ということもあるのでしょう、手帳のようなものを作成するプロジェクトが進んでいるようです。

・がんになったら手にとるガイド
・わたしの療養手帳
・地域の療養情報

という3つで構成で、試作版が作られたそうです。
国立がんセンターのサイトからダウンロードができたり、意見を書けたりするようですね。

おもしろいのは、この試作版をもとに行われた講演会で、先生から「『患者必携』が患者さん・ご家族サイドと、われわれ医療者サイドの共通の言葉になればいい」とお話されたらしいということ。これは、どんな病気についても言えることですね。

診察では医療者との対話がまず大切と言われるけれど、お互いに通じていないってことは、簡単におきるから、「共通の言葉」って大事だと思います。

笑われるかもしれませんが、触診しているとき、ぐったりして表情も動かしたくない…なんて状態のときは、じーっとしていたこともありました(笑)実は、先生としては、画像と痛みがある場所を比べたかったりするようで、痛いときに「痛そうな顔」をしてほしいんだなぁ、かといって「痛いですか?」と聞かれると全部痛い気がしてきたりするから聞けないんだなぁ、なんて、そんなことがわかってきて、「そこ、刺すみたいに痛いです」とつぶやいてみたりするようになりました。
小さなところでも、きっと静かに誤解が起きていることがあるんだと思います。

逆に、触診しながら、あれ、まずいかも、ということが起きたときに、表情を出さなくて、「うーん、念のため検査しましょう」という先生もいるけれど、個人的には、よくわからないまま「検査を」と言われても、不安になるし、条件的にある程度の想像ができることもあるので、「こんな可能性があって、それは放置しておくとこういうリスクがあるから、こういう検査をしてみましょう。可能性は、小さい(大きい)です。」という話をはっきりしてもらった方がすっきりします。

「察する」日本語のなかに生きてきて、お医者さんも患者さんも、説明することに慣れてないかもしれないけれど、昔の「町のお医者さん」という距離感でなくなっているなかでは察することにも限界がありそうです。誤解を生まないコミュニケーションは身に付けられるといいなぁと思います。

手帳には、担当医から受けた説明をメモする「あなたの病気はどのように説明されましたか」というページがあるそうです。
ただ受け身で説明してもらう、ということだけでなくて、情報を調べたり、伝えたりするうちに、「なるほど」って整理できるという体験は、わたしもこのブログで、たくさんしてきています。そういうきっかけになるといいのかも。

わたし自身、今もそうですが、よくわからないことが起きていて、こんな可能性があるかも、いや、こんなことが起きているということはやっぱりその可能性はない…と、右余曲折している最中には、気持ちも混乱しちゃったり、不安な気持ちになりがちですが、わかっていること、わからないこと、可能性として残っていること、今できること、できないことが整理できるだけでも、わたしの場合は、気持ちが落ち着いてくるのが不思議です。

そうそう、がんのお話といえば、腫瘍内科医の上野直人先生が盛岡で参加された日本癌治療学会主催の「がん患者らによる公開講座」が、TBSで紹介されたようですね。
そのなかで、「好きなことをして、好きなことを言うことです」と先生が話されていますが、そうだな、と思いました。勝手なことをするということではないと思いますが、「いやだ、つらい」ということで心がいっぱいになるより、「でも、よかった、うれしい」ということで心がいっぱいになる方が体にもよさそうな気がするのです。
(ちょっと、ハリー・ポッターみたい?(笑))

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※振り返ると、伝えること、記録することについては、何度か書いてましたね~。
 ガンバル患者 - 伝えること、記録すること
 ほぼ日の健康手帳
 からだログ online
 頭痛ノート

頼りになる3A

2009-07-14 | 先生&病院譚
新型インフルエンザの国内感染者は、1日で258人増え、「水際対策」を含む感染者数が2919人になりました。6月には、1日の感染者増加は60人くらいだったのに、すごい勢いになってます。月末を待つまでもなく、明日には3000人を越えそうですね。

そういえば、少し前に、感染症の青木先生のブログで、「良きコンサルタントに認められる3ヶのA。」ということが書かれていました。

 1: Available(すぐ来てくれる)
 2: Affable(親切でナイス)
 3: Aptitude(優秀)

学校では3>2>1の順に重要であると教わるが、実社会では1>2>3の順に重要である・・というのがDhaliwal先生と青木の一致した意見でした。

と書かれています。
いいドクターっていうのも、「困ったときに相談できる」「親切でナイス」「優秀」ってことかも(笑)

昨日は、先生に電話をして、「そうかも」と思いました♪
先生を「消費」してしまうようなことはしたくないけれど、ほんとうな必要なときに向き合ってくれる先生たちがいらっしゃることは幸せです。

今日の熱は38度にはなりませんでしたが、それでも、発熱中。
咳や喉の痛みはないものの、微妙に酸素飽和度が低めの状態がつづいているし、気持ちは元気なのに、立ったり座ったり、ご飯を食べたり、という1つ1つの動作で、すごい運動をしたみたいな倦怠感。横になると、あっという間に寝てしまうし~。検査の値に出るかどうかは別として、やっぱりおかしい!
というわけで、今日、改めて先生と話して、検査してくることにしました。電話したら、「どうした?来る?すぐ来たいの?」と聞いてくれたので、予約をしました♪

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久しぶりに、昔の主治医に会いました♪

2009-06-24 | 先生&病院譚
今日は、採血のあと、病院から逃亡していたら、道端で昔の主治医と、ばったり♪

「先生、お久しぶりです~!」と声をかけたら、「お!久しぶり、元気そうだね。」と、喜んでくれました。いまや、顧問か何かで、えらい先生らしいけれど、「アルバイトだもんね~」と気楽なご様子です。

「薬は何、飲んでるの?」と聞かれて、「ワソランとか。」って言ったら、ちょっと顔が曇ってました。心臓の薬ですもんね。
先生に「なんで?」って聞かれて、「甲状腺ホルモン不応症が確定診断で、亢進と低下が混在しているから、対症療法になったんです。頻脈だけど、インデラルは喘息で禁忌になっちゃってワソランです。そうそう、骨が溶けたり、他のとこも亢進は出てて。」なんて説明したのですが、「今、誰先生が診ているだっけ?」と重ねて聞かれてしまいました。
またどこかで、カンファレンスになってそうですね。。。

「でも膠原病の方は、ほどほどに元気ですよ!」と伝えて、「お、それは何よりだな。」先生がまた笑顔に戻られたところで、別れました。

実はこの先生は、わたしがお気に入りの研修医がすごく尊敬している先生です♪
患者さんを叱ったり、安心させたりっていうサジ加減が絶妙。
わたしも、「いろいろ検査で出てきても、自分で自分を病気だと思わなくていいからさ」と言われていた時期があったり、「このまま無理してたら、おまえさん、死んじゃうよ。」と心配してくれたり、「仕事を長期で休んで、のんびりしたら、きっと元気も戻るから、何なら、僕から上司に言ってやろうか。」と声をかけてくれたり。いい先生です♪

個人的には、今の膠原病の先生のように、研修医に説明しているみたいに、値の読み方を説明してくれて、こうだから、こうなるまでは様子を見ようとか、今はこんなことが起きているから、こうなることが心配で、こういう治療をしよう、とか、とても細かく具体的に説明してくれるタイプも、安心できて好きですが、「患者さんのなかには、そういう理系の説明で安心するタイプと、情緒的に不安になるタイプがあるんだよね」と研修医。
もとの主治医は、ほんとに、医療を越えて、「生きるための元気」をくれる先生のような気がします。

ともかく、なつかしい先生に会えて、ちょっとうれしかったです。あのあと、後輩の先生たちがいろいろ追及されてないといいけど~。

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いまさらですが高齢者医療には上限金額があるんですね!

2009-05-10 | 先生&病院譚
細かい体調の変化はあるものの、しばらく体調がよかったので、お見舞いに遠くまで行ったり、ちょっと残業したりしてましたが、調子に乗りすぎたみたいです(笑)

カラダ中がごわごわ。インフルエンザの最初みたいなこわばり、関節の痛み、微熱、紅斑、そしてダルダル~。やって来てしまいました。
ここで無理をすると、寝込んじゃうパターンに入るので、一日ゴロゴロ♪
これで復活するといいなぁ。

さてさて、おうちで、ネットをうろうろ。
先日、紹介した「Dear DoctorS ほぼ日の健康手帳」の紹介を読んでいたら、「そもそものお話」というところで、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)のことに触れられていました。
年金からの引き落としのことばかりが取り上げられていましたが、実は、後期高齢者医療制度の基本は、月額6000円の定額支払制度だという指摘がありました。高齢者が十分な医療を受けにくくなってるんですね。知らなかった~!

後期高齢者診療料という診療報酬は、75歳以上の人が、「高齢者担当医」として選んだ慢性疾患等に対する継続的な管理を行う先生で、月に600点の診療報酬を算定できます。1割負担で6000円。
特に、何もしなくて、毎月顔をみるだけでも、600点。だけど、経過観察のなかで、お薬や治療や検査で、それ以上かかっても、600点。エコーやMRIのような高い検査は、急変のときでないと、算定できないようです。
それ以上は、病院の持ち出しか、お断りをするしかないということなのだとか。

わたしの場合は、ちょっと血液検査で抗体をいくつか検査したうえに画像検査が加わると、1万円を越えることもけっこうあります。75歳を越えたらどうなるんだろう…と思うとぞっとします。ある程度、お金がかかっても、必要な処置をしてもらい、かつお医者さんにも還元できる方がいい…と個人的には思います。

そもそも、日本の医療制度って、軽い負担でどこでも同じ値段で医療が受けられるというのはすごいことです。

アメリカでは、6人に1人は無保険といわれ、満足な医療が受けられませんし、保険を持っている人でも払う医療費は日本の倍以上。アメリカの人がすぐ退院するのは、入院の費用が高すぎるからだとも言われます。
アメリカの自己破産の理由1位は、医療費だとか。

イギリスの場合は、医療費は保険でまかなわれるので、病院でお財布を出す必要はありません。
でも、地域で自分が登録したGPと呼ばれる家庭医にしかかかることができません。予約がいっぱいなら高熱があっても、「1週間後に予約がとれますよ」と言われたり。がんのような手術でも何ヶ月も待つことになります。
ブレア政権が、GDPを上げる目標をたてて、医療費も増額する!と言って打ち出した医療改善で、救急病院の外来の待ち時間は16時間以内にしよう!と言っているくらいですから。

それに比べたら、日本の医療が恵まれているのはわかっているし、医療が高度化したらお金がかかるのはわかるから、保険点数でこっそり上限をつけて、医療を受けられなくされるのは困るなぁ。家族中で、やたら医療費を払っているなかで、負担もたいへんだけど、選択肢があるのがいいと思うのです。

オバマ政権では、「医療に投資すれば景気刺激につながる」なんて言っているんです。日本も不思議な補正予算を出すより、医療への投資で景気を刺激してくれたら助かるんですけど。

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「健康手帳」 マイカルテがコンパクトに~

2009-05-07 | 先生&病院譚
連休が終わって、雨が降る静かな木曜日。

糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」というサイトがありますが、なんと、そこで、国立国際医療センターの本田美和子先生が「Dear DoctorS ほぼ日の健康手帳」という手帳を出しているのを発見しました!!!

Dear DoctorS ほぼ日の健康手帳

小さな手帳に、自分のからだの情報をコンパクトにまとめることができるようになっています。400円なり。

●からだの基本の情報
 自分の病歴
 家族の病歴

●これまでにかかった病気の記録
 ずっともっている病気
 以前かかっていたけれど、すでに治った病気
 入院(1週間以上)の記録
 今までに受けた手術の記録

●これまでにかかった病気の記録
 ずっともっている病気
 以前かかっていたけれど、すでに治った病気
 入院(1週間以上)の記録
 今までに受けた手術の記録

●薬のアレルギーと副作用
 アレルギーを起こした薬
 副作用がでた薬

●薬の記録 
 飲んでいる(使っている)薬

●ワクチンの記録とかかった感染症

●人間ドックのまとめ

●はじめて病院に行くときにまとめておくとよいこと
 今日はなぜ病院に来ようと思いましたか。
 なかでもいちばん困っていることはなんですか。
 その症状は、いつからつづいていますか。
 それはなにをすると悪くなるような気がしますか。
 それはなにをするとよくなるような気がしますか。
 これまでに同じような症状で、別の病院に通ったことはありますか。
 今日これだけはやってほしいとおもうことはなんですか。

「おとなの母子手帳」と書いてありますが、まさにそんな感じです。
おもしろいのは、体重など、ふだんあまり人に見せたくない項目に貼る、目隠しシールもついていること。こういう細やかさがうれしいかも♪ なんとなく雰囲気が「病人!」という感じでないのもいいです。病気になっても病人にならなくていいから。

これまでも、外来で診察してもらうのに、用意しておくと便利なメモや、緊急時にこれまで罹った病気やアレルギーのことなど、スムースに伝わるようなメモを用意しておくといいよね!ということを書いてきました。
メモしようと思って、気持ちや情報を整理して並べて見るだけでも、いいことがあるような気がします。

- マイカルテ?緊急時のメモ?
- ガンバル患者 - 伝えること、記録すること
- 診察の予習帳♪

でも、この1冊があれば、いいのかも(笑)
診察の予習帳は、前の外来からの体調の変化や聞きたいことをその都度、書いておくと便利だから、やっぱり作るといいのかな。わたしの場合は、先生との会話のネタ帳と化してるような気がしますが(笑)

とりあえず、1冊買ってみます~♪

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患者と接したくない研修医?

2009-04-20 | 先生&病院譚
ちょっとずつ文章を読む元気が復活して、久しぶりに、『ロハスメディカル』をまとめ読みしていたら、おもしろい記事が。

懲戒処分を受ける医師は予測できる?」というもの。
やっぱり臨床の中ではコミュニケーションの力というのが問われるので、人と接するのが苦手な医学生は、臨床に進めないようにしては、なんてコメントが紹介されていて、そうだなぁと、しみじみ読んでしまいました。

実際に、外来でも「この先生、人と接するのが苦手そう」という先生もいるし、患者としては、そういう先生を笑わせたりできると、やったー!という気分になるわけですが(笑)、病理か放射線科か研究の方にいた方が幸せでないの?という気もしたり。
もっとも、若い研究の先生が食べていくには、やっぱり当直や週末のアルバイトをしているわけで、どちらにせよ、臨床の現場に出ざるを得ないのかな。

苦手、というだけならいいのですが、やっぱり得意・不得意から思わぬトラブルになるのは、お医者さんにとっても患者にとっても、お互いに不幸なんだろうなと思うのです。

もちろん、寡黙に見えて、実は、よく話を聞いてくれた先生や、観察力がすごくて、他の先生が見落とした病変を見つけてくれた先生もいるので、誰がどんな基準で、「臨床には進ませない」と判断するのか、というのも、また難しい問題ではありそうですね。

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聴診器で音を聞いてもらいやすい服???

2009-04-14 | 先生&病院譚
最近の膠原病の外来では、「元気です♪」で終わることも多くて、聴診器をあてさえされないことがありますが、基本的に、内科の外来では、聴診器をあてて、いろんな音を聞いてもらいます。

ゆったりした服の場合は、そのまま聴診器をつっこんで聞いてもらいます。でも、実際に自分で聴診器の音を聞かせてもらうと、下着の上からだったら、ガサゴソと摩擦する雑音が入りすぎて、なかなか聞き取りにくいんですよね~。
プロだからできるのかと思っていたら、プロでもやっぱり聞きにくいのだそうです。若い研修医のときは、ゴメンネって、めくりあげて、聴きなおされたりします。

ただ、先生の前で、おもむろに服を脱ぐのって、ちょっぴり精神的なストレスがありますよね。お見せできるようなモノでもなく…(笑)

というわけで、だけじゃない帝人!の子会社が、「聴診衣」なるものを発売したそうです!繊維がすごく細いので、雑音がかなり少なくなっているのだとか。

ほぉ。

外来のために買うつもりはないし、(笑))、主治医は、ゆったりした服であれば、何も言わないので、いいのですが、服をめくるのって…と感じる人がいろいろいるんだなぁと、ちょっとシミジミしたのでした。

そういえば、お腹の触診も、先生によって違いますね。
わたしの場合は、触診・内診は割と気になりませんが、意外に、ベッドのうえで、壁に手をついて、背中側でアキレス腱を叩く、アキレス腱反応の検査がいやです。研修医に囲まれていたりすると、かなりイヤです(笑)
いや、最近それをやったのがお気に入りの研修医だったからだけかなぁ~(笑)

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自分らしく病気とつきあうワークショップ

2009-04-13 | 先生&病院譚
浮いたり沈んだりする病気と長年つきあっているのに、あいかわらず調子がちょっといいと調子に乗り、調子に乗ると、すぐ具合が悪くなり…(笑)
先週も、2日ほど、ハードに働いたら、動いたわけじゃないのに、5日たってもダルい感じがとれなくて、電池切れの感じ。冷え冷えがつづいてます~。

病気と上手につきあわなきゃ…と思っているところで、「慢性疾患の人のためのセルフマネジメントプログラム」というのを見つけました。もともと、スタンフォード大学医学部患者教育研究センターで開発されたもので、慢性疾患とうまくつき合っていくために必要な6つのテーマを6週間かけて、ワークショップで学ぶそうです。
こころの問題からインフォームド・コンセントまで、日常生活でのいろんな問題を患者の目線で取り上げるんだとか。

6つのテーマというのは…
1.自分の感情に対処するために
2.日常的に運動をするために
3.薬の適正使用のために
4.家族や医師とのコミュニケーションのために
5.適切な食生活のために
6.治療についてよく理解するために

これによって、
・患者の生活や行動が改善される
・症状の緩和につながる
・医療の抑制に貢献する
というような効果も見られたそうです。

「自分らしく病気とつきあう」というコピーがついていますが、長くつづく先の見えない治療と病気とのつきあい方がわからなくなってきたときに、気持ちを切り替えるきっかけになるかもしれないですね。

6週間つづけて参加するというのが難しくて、参加していないのと、お金のことがよくわからないので、このワークショップ自体をお勧めできるのかわかりませんが、あげられている6つのテーマは、長く病気と上手につきあっていくためには、大事なポイントだなぁと思ったのでした。

病気によって電池切れになるだけに、自分なりの充電方法ってみつかるといいです♪

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研修医を地方にって…!

2009-03-25 | 先生&病院譚
一日中、パタパタと暮らして、更新できないでいます…。書きたい話はいっぱいあるんですが。

ときどき気持ち悪くて測ると、血圧が144/101、脈拍が104なんてなって、さすがに休んだりしましたが、基本は、血圧125/85、脈拍も90くらいでなんとか保ってます♪

前にも書いたけど、地方で暮らすと、地方の医師不足は深刻というのは、ほんとだ!と衝撃的です。
そういうわけで、政策では、研修医を各地に配置する…という計画があるようです。都道府県と病院ごとに募集定員の上限を設けるとした提言です。研修医の偏在を是正するためというお話。

入院すると研修医にお世話になる機会が増えて、調子が悪いときに、すぐ走ってきてくれるのは、確かにとても頼もしいです。でも、彼らは医師免許があっても、研修医です。知らないこと、慣れないこともいっぱい。
研修医が活躍できるのは、後ろに教育してくれるドクターがいるから、だと思うのです。

ただでさえ医師不足でバタバタしているところでは、十分な教育は受けられないし、研修医は技術もコミュニケーションもよく学べないまま、お医者さんとして自立しないといけなくなるとしたら、将来のお医者さんの質が落ちてしまいそうな気もします。

先日、医学部の学生のグループ「医師のキャリアパスを考える会」でも、医師不足対策として国の検討会がまとめたこの臨床研修の見直し提言に対して、いい教育を受ける権利を主張すると同時に、医療の質が下がる!という抗議声明を出したようです。

入院していても十分な処置をしてもらえなかったなんていう裁判を聞くと、研修医だとしても、いてくれて、「懸命の処置をいたしましたが、残念ながら…」と言ってくれると家族の気持ちは報われるかなとも思いますし、どこの病院も、猫の手も借りたいんでしょうね。

そもそも、医師の偏在といっても、都市部だって、お医者さんが足りてるわけではないから、地方も都市も共倒れになりそうな気がします。

今、地方で必要なのは、慢性疾患とじっくり向き合えて、あれ、もしかしたらあの病気かも!という勘がいい、高度医療との連携ができる、プライマリ・ドクターで、そんな風になるには、ある程度、しっかりした経験が必要と思うんですが…。
猫の手の研修医より、引退したドクターの定期派遣の方がよほどいいかも。

地方でしばらく過ごして、しみじみと思いました。

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