どうした?ミシュラン

2005年06月24日 | モータースポーツ
先日行われたF1アメリカGPでとんでもない事が起きた。
フリー走行や予選でミシュランタイヤユーザーのマシンがクラッシュ。
原因はタイヤに少なからずとも問題があり、ある条件が重なると
ミシュランのタイヤがもたないそうだ。
タイヤは路面と接する唯一の部品。
ミシュランも対策を考え、主催者側に対策実施の許可を得ようとしましたが、答えはNo。
結果、フォーメーションラップのみを走り、スタートと共にピットイン。即リタイヤ。
要はレースのボイコット。
スタートから走り続けたのは、ブリヂストンタイヤユーザーのフェラーリとジョーダン
ミナルディの3チーム。
現在もFIAとミシュランで責任の押し付けをし合っています。

レギュレーション等を盾に対策を受け入れなかったFIA側も悪いが、
ミシュランのタイヤ開発におけるリスクマネージメントがなっていないような気がする。
そりゃレースは文字通り競争です。
1000分の1秒を削る為にあらゆる部品を極限までチューンする。
タイヤもご多分に漏れずそうしているでしょう。
アメリカGPのコースはインディカーレースで使われるバンクの付いたコーナーを1部使用する
コースレイアウトになっている。
バンクが付いている事によって、タイヤに掛かる負担は他のコースとは条件が違う。
そのコース特性を無視してミシュランはアメリカ仕様のタイヤを作ったのではないか?
とも思えてしまう。
タイヤは速く走る為の物だけではない。
街乗りの車ではタイヤは重要保安部品でもある。
つまり安全も考慮しなければならない。
そんな基本を忘れ、レースだからとグリップ性能重視で作るべきではない。
FIAからその点について警告を受けるのも当たり前だ。

ちなみにブリヂストンはファイヤストンブランドでインディカーレースに参戦している。
そのデータを活かせばバンクに耐えうるタイヤの製造はできるだろう。
しかし、ミシュランとてアメリカGPが初めてのレースではない。
勝ちに行こうとした気負いがこうしたタイヤを作ってしまったとも言えるかもしれない。

なんかまとまりのない分になってしまった…。
とにかくミシュランはしっかりしろ!
なくした信用を次戦で取り戻してほしい。
と言いつつ、自分はBSユーザーだったりする(w

なぜか素直に喜べないF1トヨタの初表彰台

2005年03月20日 | モータースポーツ
トヨタ勢が初表彰台 F1マレーシアGP決勝 (共同通信) - goo ニュース
F1マレーシアGPでトヨタ車を駆るヤルノ・トゥルーリが2位に入った。
トヨタは日本のメーカー。なのに嬉しくない。
なぜだろう…。
きっと、巨額の資金を投入し「勝てる布陣を敷いている」のにもかかわらず、
やっとこの時期になっての初表彰台だからであろう。
今年のトヨタは本気だ。
馬鹿みたいに資金を投入して勝ちに行くチームにマクラーレンがある。
マクラーレンは開発した車が走らないと気付くと、シーズン中でも車を作り変えてくる。
今年のトヨタも同様だが、トヨタは何とシーズン前に新車を投入。
ここまでしたなら今回の結果は当然。
だから嬉しくないのかも知れない。

嬉しくない原因にドライバーもある。
本来なら獲得に金のかかったラルフが表彰台に上がるべき。
現実にはトゥルーリが上がった。
これはレースだから仕方が無い事だが、ラルフのF1での実績には疑問が残る。
兄ミハエル曰く「ラルフは僕よりスピードがある」らしいが、これは身内擁護の発言だと思う。
こんなに費用が高く我侭なドライバーを乗せるなら、日本人ドライバーを乗せるべき。
高木虎之介がせっかくアメリカIRLから帰ってきたのだから、最後のチャンスを与えるつもりで乗せたらいい。
彼は今年、フォーミュラニッポンに2度目の出戻り参戦をする。
ぜひともチャンピオンになって欲しい。そして、来年にはF1に行ってもらいたい。
佐藤琢磨も良いドライバーだが、センスだけなら虎之介も悪くない。
勝つ為、そして海外マーケットを睨んで外国人を2人乗せているみたいだが、トヨタは日本のメーカー。
日本マーケットを忘れてはいけない。日本人を乗せてこそ、消費者はF1に、メーカーに注目する。

なんか悪口みたいになってしまったが、トヨタの市販車は好きです。
たとえ金太郎飴車とか万年80点車と言われても(w