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ゆんたくBar 『きしの屋』

いい人、いい酒、いい音楽。
たわいのない話をグラス傾けつつ…。

奈良町の風景・・・写真展

2006-02-04 23:19:37 | 奈良・大和路の風景
ささやかながらブログを書き続けている中、
折角なんで自分の住む奈良のコトも、少しずつ紹介できれば…。
ということで、カテゴリーに「奈良・大和路の風景」を追加しました。
同じ古都と称されながら、京都の影でマイナーな扱いを受けている奈良ですが、
その分、昔と変わらない風景が色濃く残っているような気がします。
ひなびた味わいのある街・奈良のこと。
少しでも伝われば幸いです。

さて、今日は「奈良市写真美術館」に足を運んできました。
ここは奈良の風景を撮り続けてきた、故入江泰吉氏の全作品の寄贈に伴い建てられた、
西日本初の写真専門美術館です。

今回は「奈良町の風景ー明治・大正・昭和時代ー」と「入江泰吉・爛漫大和路」の併設展示。
前者は、様々な人達によって撮影された奈良市の中心・奈良町の明治~昭和40年代の写真を、
後者は入江泰吉の作品の中から、冬から初夏にかけて大和路を彩る花々の写真を展示しています。

時代を感じさせる白黒写真で切り取られた奈良町の風景。
UPしたチラシ左上の写真は猿沢池から望む興福寺の五重塔…明治40年代。(見えづらいかな)
猿沢池周辺は、現在鉄筋コンクリートの建物が増えたとはいえ、
明治40年代に写された風景とあまり変わらないことに、
驚きと同時に、良くも悪くも時間の止まった田舎の姿を感じ取れます。
きしの屋的には好きな風景なので、このまま変わらないで欲しいと思っていますが。

沖縄・京都と並んできしの屋が好きな街・奈良。
華やかさはありませんが、どこかしらホッとする場所でございます。


奈良市写真美術館
奈良市高畑600-1
TEL0742-22-9811
月曜休館

若草山の山焼き

2006-01-08 21:58:40 | 奈良・大和路の風景
今日は「若草山の山焼き
江戸時代、興福寺・東大寺・春日大社の間で発生した領地争いが発端らしいんですが、
現在は成人の日の前日に行なわれています。

実はウチのマンションから、遠目ながらよく見えるんですよ。
で、毎年マンションの廊下から眺める山焼き。
実は新聞に掲載されているような、全山一気に炎に包まれるといった状態ではなく、
下からジワジワと焼けていくってのが、実際の処。
なので、期待するよりも少々「お間抜け(失礼)」な感じですが、
それも愛嬌というか、スローリーなところが江戸時代から続く伝統行事らしく、
当時の人達のペースぽっくて好きですなー。

リンク貼ったサイトはかなり詳しく山焼きについて解説しています。
冬の奈良の風物詩。
来年あたり、お越しになってはいかがですか?

少々遅くなりましたが、初詣です

2006-01-07 22:19:56 | 奈良・大和路の風景
食っちゃ寝の正月3が日の後、4日から出勤。
いつもと変わらぬ日常が再開しました。

今日は初詣です。
とはいえ、毎年3が日は外しているので例年通りなんですが…。
嫌なんですよね、雑踏の中で参拝するのが。
一年間の安寧を祈念する為、神域にお邪魔するのには、それなりに落ち着いて行きたいもの。
なので、きしの屋はいつも少し日をずらして参拝します。

お参りするのは「春日大社
奈良公園の中に鎮座する神社で、
背後に控える御蓋山から社殿~飛火野と呼ばれる広大な芝地までが神域です。
因みに「鹿」は神の使いとされ、国の天然記念物に指定されていますので、
追いかけて遊んだりしないようにして下さいね。

さて、一の鳥居の前で一礼をして参道に進みましょう。
1月7日ともなると参拝する人の数もまばらですが、静かでいい感じです。
春日大社の参道には灯篭が3000基はあるといわれ、
「節分万灯篭」「中元万灯篭」には全基に火が灯され幻想的な世界が広がりますので、
節分やお盆に奈良へお越しの際には、是非春日大社に足を運んでみて下さい。

二の鳥居で再度一礼をして、手水所にて手と口をすすいで、祓戸神社で身を清めて本殿へ向かいます。
今日は小雪の舞う中、さ、寒い…。
恥ずかしながら少額をお賽銭して、二礼二拍一礼にてお参りします。
お願い事は…内緒です。
口にするとご利益が無いそうなので(笑)

隣りの家族連れ、若いお母さん(20代後半?)が、
3歳ぐらいの娘さんに向かって、二礼二拍一礼を教えていたのが印象的でした。
その他、海外からの観光客もチラホラ。
失礼ながら御国言葉を聴き耳立てると、ロシア語だったりフランス語だったり…。
遠路はるばる、ようこそお越し下さいましたと、心の中でご挨拶(笑)

さぁ、おみくじ。
今年は「中吉」
願い事…改めかえてすれば望事叶ひ喜び多し
つまりは、身を振り返り正しくすれば、吉兆ということでしょうか。
…昨年のことを、改めて反省…。

毎年のコトとして新しく交通安全のお守り(写真)を買い直して、帰宅しました。
今年一年、無事に過ごせますように。

世界遺産のある風景

2005-11-19 18:27:11 | 奈良・大和路の風景
きしの屋がすむ町の近くには、世界遺産に指定された史跡が数多くあります。
自転車で少し走ったところに見えるのは、薬師寺(写真)
この北には唐招提寺、平城京跡、東には東大寺、興福寺など…。

きしの屋が特に好きなのは、薬師寺~唐招提寺にかけての「西ノ京」と呼ばれる地域です。
写真の通り、極々普通の片田舎。
その中に溶け込むように立つ薬師寺の東西の三重塔。
スグ近くに幹線道路が走っていますが、ちょっと中に入ると実に静かなものです。

こうしてみると、1300年前奈良に都があった当時から、
ほとんど風景は変わっていない様な気にもなってきます。

只今、秋の観光シーズン中。
各地から沢山の方が、この町を訪れます。
世界遺産が自然に溶け込んだ片田舎の風景に、ホッとして戴きたいものですね。