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ゆんたくBar 『きしの屋』

いい人、いい酒、いい音楽。
たわいのない話をグラス傾けつつ…。

まえちゃん印ライブatBARロージー

2009-03-01 17:25:08 | 音楽諸々
高校時代の悪友が大阪でライブをやるというので、こりゃ観に行かねばなるまい…。
というワケで、アメリカ村にあるBARロージーというお店へ。

5~6席のカウンターと小さなボックス席が2つ。
こじんまりとしていますが、壁にはジミヘンやジム・モリスンのポスターが貼られ、
落ち着いたロックバーの香りがするいいお店です。

今回は4組が出演するライブ。
悪友はトップバッターでの演奏です。


まえちゃん印演奏曲リスト

ヤローたち
セッタマン
たこ焼きエレジー
小生の夕日
呼び出し護岸公園


定番のオリジナル5曲。
ブルージーなメロディに乗せて歌われる「おもろやさみし歌」
コミカルに笑いを誘いつつ、でも聴くうちにホロリとさせる世界観は
何度聴いてもナカナカいいものです。
(身内の贔屓目も少々(カナリ…かな)入ってますが)

一緒に行ったパートナー(以降、本人希望によりハンドルネーム「mm」と呼びます)も、
小学生当時の思い出を描いた「小生の夕日」を気に入った様子。
きしの屋もこの歌は大好きで、是非CD化(厳密に言えばCD-R化…笑)して欲しいものです。

お客さんの反応も上々で、あったかな雰囲気の中ライブ終了。
初の大阪ライブお疲れでした。

写真は本人のブログから無断借用。
カッコ良く写っております。

今年の聴き納めは、小澤征爾

2008-12-31 18:27:16 | 音楽諸々
間もなく2008年も終わり。
皆さんは、この一年をいかがお過ごしでしたか?

きしの屋は、沢山の音楽を聴いて様々な美味しいモノやお酒をいただき、
気の置けない仲間たちと楽しい時間を過ごせました。
ささやかながら健やかな一年だったことに感謝。

2日に1更新ペースで続けているこのブログも4年目を迎えて、
これも毎日アクセスして下さる皆さんのおかげです。

さて、音楽大好きなきしの屋。

年内最後に聴く曲を何にしようかなーと思案していると、
なんと、NHK総合でチャイコフスキーの「悲愴」を放送しているじゃないですか!!
しかも小澤征爾指揮のベルリンフィル。

沢山のクラシックを聴いているわけではないですが、
その中でもチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」は、一番好きな曲です。
何をさて置いても、コレは聴かねばなるまいです。

マンションでフルボリュームは、近所に大迷惑で流石に出来ないので、
ヘッドホンつけて一音も聴き漏らさないようにしてっと…。

ファゴットを使った静かに深い悲しみから入り、美しく花開く第一楽章。
5拍子の変則ワルツで、もどかしさを表現した第二楽章。
全ての悲しみを乗り越えるような喜びの爆発感溢れる第三楽章。
あまりに重々しく「慟哭」という言葉が相応しい第四楽章。

副題「悲愴」からイメージされるように、暗く陰鬱な印象を受けがちですが、
きしの屋は、この曲に「悲しみを越えた人の持つ生きる事への希望」を感じるんですね。

いやぁ~、素晴らしかった。

2008年の聴き納めに相応しい素敵なライブでした。
(TV放送だけど…苦笑)

ウチの毎年恒例行事なので、これから紅白歌合戦は見ますけどね。
全曲、聞き流します(笑)

来年も素晴らしい音楽を体感できる、いい一年でありますように。

皆さんも素敵な新年をお迎えください。

イマドキのウォークマンって・・・ちっちゃっ。

2008-12-29 22:10:27 | 音楽諸々
ここ2~3ヶ月、カーステレオのCDチェンジャーの調子が悪いんです。

10連装のチェンジャーを使っていたんですが、
ちょっとした振動で音飛びしたり、まったく音が出なかったりで、
常に音楽と共にいる習慣が付いているきしの屋にとって、
とてもストレスが溜まる状態が続いています。

かれこれ10年間使っているので、結構くたびれてきたのかもしれません。
CDレンズクリーナーで掃除をしても回復せず。

で、CDチェンジャーを買い替えようかと、ネット検索してみたら…。
たっ、高いんですねー、CDチェンジャー。
今使っているものは新車購入時に同時取り付けしたので、値段は無頓着だったんですが。。。

むむむ…。

どうしようか暫く思案して、
デジタルオーディオプレーヤー+FMトランスミッターの組み合わせで、
手持ちのCD群をカーステレオで聴く方法を選択。
ちょびっとだけ支給されたボーナス片手に家電量販店へ行ってきました。

SONYのウォークマン。

きしの屋が高校生だった頃は、
カセットテープの再生機として世界を席巻していた音楽プレーヤーが、
なんとまぁ、こんなにちっちゃくなって。

しばらく携帯型の音楽プレーヤー使ってないウチに、えらく様変わりしたものですね。
(今更何言ってるのと思われるでしょうが、ホント使ってなかったんです…汗)

これで2000曲も収録できるんですから、たいしたモノ。

というワケで。
これからはコイツを相棒に日々の通勤時間を音楽と共に過ごしていきましょう。

はじめてのオペラ

2008-12-25 20:16:59 | 音楽諸々
先日23日のNHKBS-hi。
たまたま放送されていた作曲家プッチーニの特集を見ていて、
今更ながらですが発見しました。

オペラ面白い。

大学時代、吹奏楽部に所属していた友人が周りにいた縁で、
様々なクラシック音楽を聴く機会にも恵まれ、
オペラで使われている曲にも「いい曲だなー」と思うものもあったんですが、
オペラそのものを見ることって無かったんですね。

まー、食わず嫌いと言いましょうか、
ミュージカルにもさほど興味が無かったんで、
(セリフを歌で表現する手法が何だかヘンな感じがして…)
当然オペラにも食指が動かなかったワケなのです。

で、NHKBS-hiのプッチーニ特集。
朝昼夜の三部構成で午前中に放送されていたのは歌劇「トゥーランドット」
ある時代の北京を舞台にした全三幕のオペラです。

…………

ちょー簡単なトゥーランドットのあらすじ

第一幕
北京の街。
トゥーランドット姫の美しさに心を奪われたある国の王子は、
姫が出す3つの謎に答えなければ斬首されることを承知で求婚する。

第二幕
皇帝が登場。
皇帝の前で3つの謎解きが行われる。
王子に全ての謎を解かれ困惑する姫は、皇帝に「結婚したくない」と懇願するが、
「約束は約束」と皇帝に突き放される。

それを見た王子は姫にひとつの謎掛けを提案。
「私は自分の名を誰にも明かしていない」
「この名を夜明けまでに答えることが出来れば、私は斬首されよう」と。

第三幕
夜更けの北京。
街に姫の命令が下る。
「誰も寝てはならぬ。王子の名を解き明かすことが出来なければ住民を皆殺しにする」と。

街中が混乱する中、王子の名を知るという召使が捕まり拷問を受けるが、
召使は口を閉ざしたまま自害する。

沈痛な空気の流れる北京の街の中、再び相まみえる姫と王子。
夜明けが近づいてきた。
命をかけた求愛は成就するのであろうか。。。

…………

見終わっての感想。
立派に食わず嫌いでした。
何でこんなに面白いのに、いままで見ることがなかったんだーって、少々後悔。

オペラって勝手なイメージで、
かなりクラシカルで難解なものだと思いこんでいましたが、なんのなんの。

ポップで華やか且つスリリングでドラマチックな展開。
そして壮大なエンディング。

なによりも…。
分厚い管弦楽の波に負けない声に久しぶりに鳥肌が立ちました。
前々から人の声が最高の楽器だとは思っていましたが、やっぱりスゴイ。

これからオペラ見てみようと思います。
まだまだ無知なきしの屋ですから、
誰かオススメの歌劇があれば教えてください。

魅惑のエロチカブルースにクラクラ。

2008-12-17 20:07:59 | 音楽諸々
ライブバー・ビートルズで開催されたエロチカブルースの祭典「おこ祭り」
(クドイようですが、タイトルの一部は自主規制…笑)

まえ&みのるの次に登場したのは、
僅かな活動期間で芸能界の表舞台から姿を消した、伝説のブルースシンガー小林万里子。
その歌声は少し聞きかじった記憶がある程度で、
はじめて見るステージを、きしの屋もとても楽しみにしていました。


セットリスト

*******(タイトル不明)
愛の賛歌
枯葉
ぶつぶつとハゲのブルース
便所のブルース
奇妙な果実
千の風になって

アンコール
ローハイド


話せば腰の低い優しいおネエさん。
ところが歌い出せば一変。

オリジナルのブルースはモチロン、
シャンソン(枯葉)・ジャズ(奇妙な果実)・クラシック(千の風になって)と、
あらゆるジャンルを歌い分ける技術と、その小さな体からはじけるパワー。
しかも小室哲也や泰葉の時事ネタを織り混ぜつつ、全てを下ネタに持っていく猥雑さ。
凄すぎて頭がクラクラしてきます。


その小林万里子に負けず劣らずなステージを披露したのが、
キャノンボール・マミ&シコシコ・ピュッパーズ。
どうでもいいケド、バンド名が直球すぎ(苦笑)

コチラは、ギター・ベース・ドラムにハープを加えた正統派ブルースバンド。
リズム隊の分厚いビートに乗ってギターとハープがエモーショナルに歌います。
すげー。

セットリスト…あまりに扇情的な曲名が多すぎて書けません(汗)

スタンダードなブルースナンバーに乗せて歌われる「手コキ」にこだわる男の苦悩。
エロチカな詩の世界ではありますが、こりゃ立派なブルースだわ。

さらに…。
平均年齢40半ばと思しきメンバーの中で、紅一点なのがキャノンボール・マミ。
ステージでは確か26歳って紹介されていたと記憶していますが、
彼女のギターが刻むブルースリフが、なかなかカッコイイ。

それに何処かで見たような…。

髪形は長澤まさみっぽいケド…。

そうだ。
ガッキー・新垣結衣だっ。

ガッキーに似た可愛らしい女の子が弾くバリバリのブルースギターに乗って、
ボーカルが切々と歌い上げる「手コキ」にこだわる男。
なんて猥雑でエロチカなんでしょう。

でも。
客席は大盛り上がり。
それぞれのステージにアンコールが掛かり、大盛況のうちに終わったこのイベント。
またやってくれないかなー。

まえ&みのるライブatライブバー・ビートルズ

2008-12-15 20:38:35 | 音楽諸々
昨日、大阪市西区のライブバー・ビートルズで行われたブルースライブ「おこ祭り」
(タイトルの一部は自主規制…笑)

我が悪友のブルースユニットまえ&みのるが、
あの小林万里子女史とジョイントライブをするというのです。

元々、彼女の曲がブルースの原点という二人。
その本人と同じステージに立てる姿を見に足を運んできました。

40人ほど入るキャパの店内は、ライブ開始の頃にはほぼ満席。
3バンドのオープニングを飾るのが、まえ&みのる。
あー、見ている方が緊張するわ。


セットリスト

ヤローたち
ファンク ざ 別れ唄(花嫁人形~ドナドナ~赤い靴)
満月の夜だから
たこ焼きエレジー
山本モナ
プリ
タラタラブルース
真夜中の焼きそばクイーン
夏祭り

アンコール
タラタラブルース


アンコールを含めて全10曲の堂々たるステージ。
何度もヤツらのライブを観てきましたが、アンコールが掛かったのは初めてじゃないかな。
それだけ熱い客席でした。

厚みのあるまえの高音もエッジの利いたみのるのギターも、
今日は格段に凄味があって、なかなかいいんじゃないのー。

ライブタイトルが「そのまま」な通り、
「ソレ系」の歌を聴きに来たお客さんばかりだったからかもしれませんが、
まえ&みのる始まって以来の大盛り上がりで、きしの屋も何だかジーンと熱くなります。
ええステージやねぇ。

なんてシミジミしているのもつかの間、この後の2バンドがさらに凄かった。
エロチカブルースの極みに頭がクラクラしそう(笑)

そちらのライブレポは、また改めて。

まえ&みのるライブ告知

2008-12-11 20:03:57 | 音楽諸々
ライブ告知です。

高校時代からの腐れ縁で未だにつるんでいる悪友二人が、
「浪花のジャニス」と呼ばれた伝説のブルースシンガーとジョイントライブをします。

大阪市西区1-24-8
マッセノース四ツ橋ビルB1
06-6539-1144
『ライブバー ビートルズ』
http://www.km-beatles.com/

「お○こ祭り」…○は、きしの屋自主規制(苦笑)

出演
小林万里子with鷲尾悠持郎
キヤノンボールマミwithシコシコピュッパーズ
まえ&みのる

12/14(日) 19:00~ ライブチャージ2,000円(ドリンク代別)

小林万里子といえば…。

♪朝起きたらぁ~男の態度が変わってたぁ~♪
のフレーズが頭から離れない名曲「朝起きたら」でデビューするも、
2ndシングルがその過激な内容から放送禁止、
1stアルバムも発売直後に廃盤になるなど、短い活動期間で姿を消す。

その後、アルバムの復刻を機会に活動を再開。
関西を中心にライブを行っている…という人なのです。

さて今回のライブ。
タイトル通り3グループとも「アダルト」なブルースを披露してくれるらしく、
平たく言えば「お下劣で下ネタ満載のブルース祭」だそうです(笑)

「そんなにお下劣なら、いっちょ聴いてみようか」という、
ご奇特な方は是非来てくださいね。

小林万里子女史への熱いリスペクトを綴る悪友のブログはコチラ。
「おもろやさみしい日々」
http://blue.ap.teacup.com/maechan/

おもろやさみし唄な夜

2008-12-03 21:29:36 | 音楽諸々
我が悪友がジョイント企画のライブに参加するというので、
仕事帰りに奈良ネバーランドへ。

5組のアコースティック系が集まるステージの2番手に登場した「まえちゃん印」がその悪友。
普段は「まえ&みのる」というブルースユニットで活動しているんですが、
今回はソロ名義でのライブです。

さて、どんなステージになるのかな。

演奏曲リスト

ヤロー達
セッタマン
たこ焼きエレジー
小生の夕日
呼び出し護岸公園

彼の歌は、「クスッ」と頬がほころぶコミカルさと
思わず「ホロリ」としてしまう切なさが絶妙に混在するハートウォームな詩の世界を、
ブルースフレーバーたっぷりに歌い上げる、自称「おもろやさみし唄」

高校時代からつるんでいる悪友たちのバカ話を唄った「ヤロー達」、
失恋した女の子が屋台のオッチャンからたこ焼きと勇気をもらう「たこ焼きエレジー」など、
身内のひいき目も多少ありますが、なかなかいい歌持っています。

今回は久々に作った新曲も披露。

「小生の夕日」
何処かで聞いたような(笑)タイトル通り、
70年代前半に小学生だった世代の郷愁を誘う内容ですが、
直接見ていた夕日じゃなく、
アニメのエンディングに描かれたソレをテーマにするなんざ、やるじゃないの。

デビルマン、旧ルパン三世、さるとびエッちゃん。

しかーし…。

さるとびエッちゃんはエンディングで夕日を見てないゾ。
最終回、東京タワーの上から夕日を眺めるシーンはあったけど(笑)

そんなこんなで「まえちゃん印」
良かったら応援したってくださいな。
ライブ告知は、本人のブログで公開中でございます。


おもろやさみしい日々
http://blue.ap.teacup.com/maechan/

Tommy「One way To Roma」

2008-10-30 21:17:02 | 音楽諸々
昨年12月にメジャーデビューした、ジャズトロンボーン奏者Tommyさん。
7月にイタリア・ローマで録音された2ndアルバムが、先週10月22日に発売されました。

「One Way To Roma」
全ての道はローマに通ずをイメージしたタイトルだそうですが、
録音に会したミュージシャン達から
「片道なのか?」とか「もう帰らないのか?」とツッコミが入ったとか。

それはさて置き(笑)、
ムード音楽、オペラ、ボサノバ、タンゴ(ミロンガ)…etc、ジャンルを問わず、
イタリアゆかりの佳曲をピックアップした意欲作。

とくに印象的なのは、3曲目「Nessun Dorma(誰も寝てはならぬ)」

プッチーニの歌劇「トゥーランドット」のアリアですが、
トリノ五輪女子フィギュア代表荒川静香さんが、フリー演技で流した曲と説明した方が
「あぁ~、あの曲」とイメージ出来るのではないでしょうか。
今回は、非常に小気味のいいスイングが気持ちいい作品に仕上がっています。

一方、オリジナル曲も、
畳み掛けるようなビートで疾走するタイトルチューン「One way To Roma」
恋人の寝顔をのぞき見る幸せをイメージした「A Secret Step」
ワルツタイムで優雅に舞いながらアルバムの幕を閉じる「Yukimizake(雪見酒)」など、
Tommy節が効いた名曲揃い。

日本人トロンボーン奏者による数少ない本格的なジャズアルバム。
前作に続いて超オススメ盤です。

Tommyさんは、ただいまレコ発ライブで全国ツアー中。
スケジュールはこちらのサイトで確認してくださいね。

Tommyの部屋
http://www.ab.auone-net.jp/~tbtommy/

まえ&みのるライブat奈良ネバーランド

2008-09-25 20:55:58 | 音楽諸々
ガコン…。

フロアへの重い扉を開くと、すでにみのるのギターがブルースラインを紡いでいる。

会場は、奈良ネバーランド。

アコースティックナイトのトリ、まえ&みのるのステージがすでに始まっていた。
1曲目の間奏に入ったところのようだ。

「ヤローたち」
二人のライブで必ずオープニングで演奏されるこの曲は、
15の春に出会って以来、25年間ずっとつるんで来た野郎達へ捧げたR&Bの好ナンバー。
まえ&みのるの作品中、唯一「真面目」な顔が全面に出た曲だ。

曲調が変わる。

♪目の前の貴方~、哀しまないで~。

2曲目「満月の夜だから」
ボーカルまえのオーバーリアクションに観客が飲みこまれ始める。
クスクス…。
そう、ウケているのだ。

時間を追うごとに会場が爆笑に包まれていく。
それが、まえ&みのるのステージである。

ファンクビートを刻むみのるのギターに、二人のコーラスが重なる。

♪ヘーイ、ヘイモナ! 山本モナ!!

3年ぶりの新曲「山本モナ」

突然、まえが前回のライブで観客に書いて貰ったアンケートをビートに乗せて読み始めた。
このナンバーはそれだけの曲なんだが、これが面白い。
アンケートを書いた観客も、まさかこんな形で使われるとは思っていなかっただろうが、
時々突拍子も無いフレーズが飛び出し、思わず笑ってしまった。

しかし何故タイトルが「山本モナ」なのか、最後までわからず仕舞いだ。

………………

まえのブルースハープが、唸りを上げる。

そう…。
二人の技術がある。
歌心もある。
「タラタラブルース」のイントロは、まさにそう思わせるに相応しい。

が…。
これまで出会ってきた女の姿を街行く人に重ねるこの歌にも、やっぱりオチがつく。
マサコ、カヨ…何人かの名前が歌詞に刻まれ…

♪そして…ジロー

これだけ出来るんだから「真面目」にやれば、もっといいのに…と、
そういう意見もあるかもしれない。
実は、かくいう私も時々そう思う。

しかし、これがまえ&みのるの真骨頂。
それが証拠に会場は、爆笑の渦に飲みこまれているではないか。

厚みのある中低音から伸びやかな高音までをカバーするボーカルまえと、
ブルース、R&R、ファンクと様々なビートを刻むみのるのギター。
そして観客を「真面目」に抱腹絶倒させる歌詞。

まえ&みのるの描く世界は実に奥深い。

30分のステージを終え照明の落ちた舞台には、まだ余韻が残っている。
今夜も腹を抱えて笑わせて貰った。

次のライブはいつになるだろう。
なにせ、股関節炎持ちのボーカルと四十肩のギタリストだ。
ヤツらが帰ってくる日を気長に待つとしよう。


「まえ&みのる」at奈良ネバーランド・ライブメニュー

ヤローたち
満月の夜だから
プリ
山本モナ
タラタラブルース
真夜中の焼きそばクイーン
秋祭り



…ってな感じで、音楽ライター気取りで書いてみました。
いかがでしたでしょう?

オフィスまえみの広報担当きしの屋、
まえ&みのるのライブ依頼、ファンレターなどは随時受け付けております(笑)

まえみのライブ

2008-09-17 20:06:29 | 音楽諸々
高校時代の悪友2人で活動を続けるブルースデュオ「まえみの」
ヤツらが久しぶりにライブやります。

オフィスまえみの(仮称)広報部担当のきしの屋から、ライブ告知させていただきます(笑)

来週9月23日(火・祝) 19:00スタート。
前売り1,500円 当日1,800円。
会場は、奈良ネバーランド。
近鉄新大宮駅から北へ徒歩10分ほど、国道24号線沿いにあるライブハウスです。

今回は「アコースティックナイト」と銘打ったジョイントステージで、
まえみの、中村佳司、美幸、びぁーず、Ressentimentの5組が出演。
(まえみの以外、どんなバンドかトンとわからず)

本人に直接聴いたんですが、出演順不明(爆)
当日にならないとわからないそうなので、
「よっしゃ、いっちょどんなバンドか見てやろうか」という心広い方は、
19:00のライブスタートに間に合うように来てくださいませ。

さて、まえみの。
股関節炎のボーカルと四十肩のギタリストという、少々人生の疲れが見える風貌ながら、
ブルース、R&R、ファンクの香りタップリな縦横無尽な曲調と(何でもアリという説も)、
時々お下品な下ネタを織り混ぜつつホロリとさせる詩の世界は、
なかなかどうして「いいんじゃないのー」って思います。

広報部担当なので褒めてナンボなんですがね。。。(笑)

ライブ会場については以下を参照くださいませ。

奈良ネバーランド
奈良市法華寺町122-1
0742-36-2431
http://nara-neverland.com/

かにおとめライブat磔磔

2008-08-28 20:19:54 | 音楽諸々
アマチュアバンド「かにおとめ」
「昭和歌謡をロックで楽しもう」をコンセプトに結成されたバンドなんですが、
友人のげんさん(このバンドでは春日バンビという芸名)が、
ボーカルを担当することになったのがキッカケで、ライブを観に行ったのが一年前。

今回バンドとしては4回目のライブ、きしの屋がステージを見るのは2回目です。
会場は、前回と同じく京都では拾得と並ぶ老舗ライブハウス磔磔。
酒蔵を簡単に改装しただけの内装は、実に京都っぽくって大好きなライブ小屋なのです。

第1部
Evreyday I have the blues
Stomy Manday
君の瞳に恋してる(Can't take my eyes off you)
Gimmie Shelter
コリアンビューティー
レモンティー

第2部(フォークタイム)
あの素晴らしい愛をもう一度
イムジン川
イマジン
シカゴバウンス

第3部
Junpin' Juck Flash(Johnny Winter and Live!バージョン)
ブルーライト横浜
**********(タイトル不明)
タイガー&ドラゴン
マイウェイ

アンコール
香港グランプリ

第1部は70年代の洋楽ロックナンバーを中心に。
フォークタイムには、フォーククルセイダーズや憂歌団の名曲を入れつつ、
3部にコテコテ歌謡ナンバーを・・・と幅広い選曲で、
音楽好きのきしの屋には、とても楽しめるステージでした。

でも・・・。
昭和歌謡中心のバンドじゃなかったでしたっけ!?(笑)

それともうひとつ。
やっぱりサイドギターに、もうチト頑張ってほしいデス。
サイドギターがリフをしっかり押さえれば、リードギターが余裕を持って遊べるので、
よりカッコ良くなるんですが。。。

折角のツインギターバンド。
次のステージも見に行きたいと思っていますし、期待してますよー。

さて、げんさん。
いえ、間違いました。
春日バンビさん(笑)

今回も、なりきりノリノリでサスガの歌いっぷり。
やっぱり貴女は素晴らしいエンターテイナーだわ(拍手)

そんなこんなで大盛り上がりだった、かにおとめ磔磔ライブ。
次は、また一年後くらいでしょうか?
楽しみにしてますゾ。

Begginer's guide to Salsa 2008

2008-05-14 21:16:59 | 音楽諸々
先日のやなわらばーに続いての音楽話。

きしの屋が好きな音楽・ベスト3といえば…。
民謡からポップスまでひっくるめた沖縄音楽、ジャズ、そしてサルサ。

沖縄音楽やジャズにはお気に入りアーティストがいるんですが、
サルサに関しては、その音楽自体が好きという感じなので、
手元にあるCDは、大半が様々なアーティストの曲が収録されたコンピレーション盤。

しかもこれが直輸入盤が多いので、演者や曲名をスルーしがちで、
何度も聴いて覚えている曲でも、
誰が歌っていて、どういうタイトルか判らなかったりして。。。(笑)

突然ですが、ご存知ない方の為の超大雑把サルサ講座。

サルサは、キューバやプエルト・リコで演奏されていたダンスミュージックに、
ジャズやソウルなどが加わって出来た比較的新しい音楽ジャンルで、
実はラテン系なのにニューヨーク発なのです。

リズムの形態によってミロンガとかメレンゲとかあるらしいですが、
そこのところは、ワタクシ良くわかりません。

ボーカル以下、リズム隊(ピアノ・ベース・パーカッション多数)と、
ホーン隊(トランペット・サックス・トロンボーン・フルートなど)の大編成で、
分厚いビートとリフを繰り返しながら盛り上がっていくダンスミュージックなのです。

と、アレコレ書いてみたものの、
実際聴いてみないとピンと来ないかもしれませんね。。。(苦笑)

さて。
久しぶりにサルサの新譜を買いました。
「Begginer's guide to Salsa 2008」

このビギナーズガイドシリーズは、
ラテン系だけでなく、ゴスペル・アジア・ベリーダンス・アフリカ…等々、
全世界規模のワールドミュージックを3枚のCDに凝縮して届ける、
まさに「初心者の為の音楽ガイド」なのです。

このシリーズのサルサ盤は、今回3作目。
他の音楽ジャンルよりも少々力を入れているようですね。

ただ…。
直輸入盤の為、注文してから手元に届くまで時間が掛かるのが珠にキズ。
普段CD買っているHMVでお願いしたんですが、キッチリ3週間待ちました(笑)

そんなこんなで時間は掛かりましたが、
早速、この原稿を書きながらヘビーローテーション中。

スローな曲は絡み付くように艶っぽく、
ビートの効いたハイテンポの曲は、疾走するドライブ感がタマリマセン。
(結局、いつものように誰が何というタイトルの曲を歌っているかはスルー…笑)

沖縄音楽もジャズもいいですが、
サルサの持つ高揚感は、他の音楽と比べても一味違いますゾ。

Five Spot After Dark~Tommy in New York~

2007-12-11 20:54:01 | 音楽諸々
明日発売のCD「Five Spot After Dark~Tommy in New York~」が、
一足先に手元に届きました。
大学時代の先輩、Tommyさんのニューヨーク録音のメジャーデビュー盤。
先日も少し触れましたが、スイングジャーナル選定ゴールドディスクです。

13歳の時、マイルスデイビスのラウンドミッドナイトを聴いて以来、
ジャズの道を歩み続けてきたTommyさん。
大学の僅かな期間ではありましたが、一緒の時間を過ごせたきしの屋も、
このCDの発売に感激ひとしおです。

全9曲。
トランペットやサックスの影に隠れて、
地味な存在に思われがちなトロンボーンの魅力を、
最大限に引き出すTommyさんのテクニックと歌ごころ。

何曲かを紹介しましょう。

「Spiciana」
オープニングを飾るTommyさんオリジナル。
疾走するリズムセクションのビートに乗って豪放磊落に闊歩するアドリブ。
いきなり圧倒されるカッコ良さです(ホメ過ぎ!?)

「深海魚の夢」
こちらもTommyさんオリジナル。
きしの屋も大好きな曲で、ライブで何度となく聴いています。
ゆったりしたボッサナンバー。
柔らかで美しいアドリブが印象的。

「My Funny Valentine」
有名なジャズスタンダード。
定番のバラード調ではなく、軽快なミディアムスイングにアレンジされています。
大学1回生だったきしの屋が、
Tommyさんにライブで演奏して欲しいとリクエストした想い出の曲。
まさか次の年、ベース弾いて一緒のステージに立つとは夢にも思わず(苦笑)

「Body and Soul」
こちらも定番スタンダード。
1テイクでOKが出たそうです。
穏やかで温かみのあるアドリブラインは、まさに歌っているよう。
エンディングのカデンツァも聴きものです。

どうです?
聴いてみたくなりましたか?
興味を持った方は、CD屋さんに直行しましょう(笑)

ライブ会場にも是非足を運んで下さい。
演奏だけでなく、結構トークも楽しいのです。
Tommyさんのライブスケジュールなどはコチラで。

Tommyの部屋
http://www.ab.auone-net.jp/~tbtommy/

スイングジャーナル12月号に、あの人が!!

2007-12-02 17:56:08 | 音楽諸々
12月12日。
一枚のジャズアルバムが発売されます。

「Five Spot After Dark/Tommy in New York」

先日のサルサライブの記事でも簡単に紹介しました大学の先輩で、
関西を中心にジャズ・ラテン・ブルースなど、
幅広いジャンルで活動中のトロンボーン奏者Tommyさんのニューヨーク録音盤です。

発売に先立ち、
スイングジャーナルに4ページに渡って特集記事が組まれていると聞きつけ、
書店にすっ飛んで買ってきました。

スイングジャーナルといえば、泣く子も黙る超老舗ジャズ専門誌。
そんなメジャー誌に、
学生時代一緒にライブをしていた先輩の特集記事が掲載されるなんて、
なんとも嬉しいものです。

※一緒にとはいえ、きしの屋は先輩の足を引っ張るヘタレベースでしたが。。。(汗)

在学中から「俺はプロになる!」と宣言して、
京都のライブハウスで活動を始めたTommyさん。
あれから、もう20年も経つんですね~。

さて特集記事の内容は…。

(以下引用)
トミーのトロンボーン・プレイは、まず音色そのものが素晴らしい。
低音はボリューム感たっぷりに、そして高音は輝かしく鳴り響く。
…(中略)…
豊かな歌心を持つアドリブ・フレイズは、
人間味溢れて温かく、伸びやかなスケール感をかんじさせるものだ。
基本的に低音楽器であるトロンボーンという楽器のもつ魅力や機能を、
どの演奏でも120%導き出しているのが気持ちよい。
(引用終わり)

うんうん、そうそう。
何故か自分のコトのように、鼻高々な気分になってしまいます(笑)

今回のアルバムは、スイングジャーナルのゴールドディスクに選定されています。
それだけ評価が高いことに、
Tommyさん本人は「嬉しいと同時に責任の重さを痛感します」とコメント。

CDが手元に届く日が楽しみです。
ジックリ聴きこんでから、皆さんに紹介しますね。