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ゆんたくBar 『きしの屋』

いい人、いい酒、いい音楽。
たわいのない話をグラス傾けつつ…。

わかっていても、きっと見逃すハズ

2008-10-21 21:08:04 | 沖縄の美味しいもの
沖縄滞在2日目。
そば通算4杯目。

美ら海水族館近く、
備瀬の集落への入り口にある超穴場な沖縄そば屋さん。

「山原屋」
県道114号線に面しているにもかかわらず、小さな看板が道端に出ているだけで、
車で前を通ってもついつい見落としてしまいます。
外観もかなり年季が入っていますしね(笑)

店内はカウンター7~8席のみ。
壁との幅が狭くて、誰かが座っていると「うしろゴメンナサイ」と言わないとダメなくらい。

なのに!!
カウンターの向こうの調理場は、客席側の3倍以上は広い面積。
なんでー??

お店の外にも、海の家で使うようなプラステック製のテーブルが4~5組あるので、
キャパとしては、最大30人程は収容出来そうです。

メニューは沖縄そば・ソーキそば・三枚肉とソーキが乗ったミックスそば、
そして何故かうどん。

注文したミックスそばは、シッカリ味の乗った三枚肉とソーキがどーん。
「今流行りのなんこつソーキなんて、軟弱でいけねぇや」と言わんばかりの、
でっかくて食べ応えのある本ソーキです。
当日UP記事はコチラ
http://blog.goo.ne.jp/probably-k/e/e63d74ac4b22e0066985e4b84222c784

スープも豚ダシベースの味クーター。
老舗の味を守っているって感じの昔ながらの沖縄そばです。
安心して食べられる美味しさですし、ボリューム感も申し分無し。

お昼時とあって、地元の高校生や仕事途中の作業服姿のにぃにぃ達が店内に入っていきますが、
備瀬の集落に向かって走っていく「わ」ナンバーは、このお店が目に入っていない様子(笑)

美ら海水族館へ立ち寄った際にどうぞ。
地元に帰ってから沖縄好きなお友達に
「美ら海水族館近くの、あのそば屋さんに行ったことないの!?」と、通ぶって自慢しましょう。

「山原屋」
本部町備瀬371-1
電話は無いようです。

朝から味クーターな「つぼやのそば屋」

2008-10-20 19:32:04 | 沖縄の美味しいもの
沖縄滞在2日目朝。
そば通算3杯目。

沖縄発のグルメブログで、
今年の7月にオープンしたばかりの24時間営業店を発見しました。
朝から沖縄そばが食べられるとあって、しかも定宿から歩いて行ける距離。
これはいいんじゃないのと早速チェックしておきました。

「つぼやのそば屋」
この直球ネーミング堪りません(笑)
そば屋とはなっていますが定食のメニューも豊富で、
近くにある農連市場へ通う人達を意識したお店のような気もします。

店内はカウンター5席、テーブル4席と座敷席。
食券制です。

カウンターに座って、届いたばかりの沖縄タイムスを読みながらしばし待っていると、
これまたスゴイ三枚肉そばが届きました。
当日UPの記事はコチラ。
http://blog.goo.ne.jp/probably-k/e/98197d056b92d0a3e02b744d0b422e2f

まるでチャーシュー麺です(笑)
コレを朝6時に食べようってんですから、普段の体重調整どこ吹く風。
まぁ、沖縄滞在期間中の4日間は気にしないんですがね。

さて、いただきまーす。

見た目に違わず味クーター。
豚のダシが利いた本流を行く沖縄そばです。
三枚肉もシッカリ甘辛く煮付けられて美味しい。

食べている途中から、黒服のにぃにぃ4人組が入ってきました。
見るからにホストっぽいんで、恐らく仕事帰りなんでしょう。
みんな定食をガッツリ注文しています。
彼らにとっては夜ご飯。

こうして24時間営業のお店は、皆の胃袋を満足させているワケですね。


「つぼやのそば屋」
那覇市壷屋1-6-14
098-862-0134

やっぱりナイショ・・・です。

2008-10-19 10:40:48 | 沖縄の美味しいもの
はじめに言っときます。
あまりに感激したので、少々…いえ、相当熱く語ります。
しかも長文。
「あーっ、鬱陶しいっ」と感じるでしょうが、ご覚悟を(笑)

……………

あるブログで見つけた素敵な和酒BAR。
泡盛・焼酎・日本酒といった和酒を扱っています。
しかも飲んだ事のない銘柄数多し。

カウンターに4席、座敷に4席。
8人入れば満席という、本当に小さなお店です。

メニューを見て、まず目に入ったのが奈良の地酒・睡龍の生酛(きもと)。
地元・奈良のお酒は大体飲んでいるつもりでしたが、コレは知りませんでした。
生酛とは日本酒の製法のひとつ。
仕上がりまで時間が掛かりますが、力強いお酒に仕上がります。

沖縄に来て奈良の地酒を飲むというのも、少々ヘンな感じではありますが、
自分が住んでいる土地のお酒の事を知らないクセに、他の地方のお酒を語るなかれ。
というワケで、睡龍を注文すると…。

「このお酒は、燗酒をお勧めしています」

この一言。
ズンと心に響きました。

何故って!?

「燗上がり(燗につけると旨みが増す)するお酒なんです」

こういう事を言ってくれるお店に、久しく出会えていませんでしたから。

そう。
日本酒は常温(いわゆる冷や)、燗、冷酒と温度によって味が変わるんです。

例えば…、
同じ純米酒でも、造り方によって吟醸香が強いものや旨みの強いものなどがあり、
その個性に合わせて飲む温度を変える世界的にも珍しいお酒。
何でもかんでも冷蔵庫で冷やして出せばいいという代物ではないのです。
(同じ醸造酒のビールやワインは燗につけないですよね)

「店に置いているお酒は、一番美味しい飲み方で提供したい」

お店を切り盛りしている若いご夫婦の力強い姿勢に脱帽。
沢山の種類のお酒をただ並べているだけのお店ではありません。
お酒を扱うプロ意識を持った本気のBARです。

というワケで、久しぶりに日本酒だけで過ごすことに決めました。
1杯目、睡龍(奈良)・燗
2杯目、鷹勇(鳥取)・燗
3杯目、田酒(青森)・冷酒

燗酒は、さすがのヌル燗。
口に含んだ時の温かさ、米の旨味の膨らみ具合、鼻に抜ける香りの芳醇さ。
ここ数年泡盛ばっかりで、正月以外日本酒はほとんど飲んでいなかったんですが、
「日本酒バンザーイ」と諸手を上げて、完全に降参状態です。

あまりに嬉しくって、ついつい饒舌になってしまいますが、
もう、黙って飲も。

ツマミは自家製スモーク盛り合わせ。
これが、また旨いっ。
当日UPした記事はコチラ。
http://blog.goo.ne.jp/probably-k/e/f61c697068054bc4d13a727ff9d57ad0

一度足を運んだだけで沖縄を離れるのはあまりに心残りなので、
泡盛ゆんたく会の2次会のあと、一人で再訪しました。
店に入るまでに相当飲んでいたので、少々騒がしくしてご迷惑だったですね(汗)

反省。

で、気になるお店の場所は…。

ゴメンナサイ。
やっぱりナイショ…です。
ホントにいいお店は、自分だけのものにさせてください。

でも是非この店で飲んでみたいという方に、ちょっとだけヒントを。

「那覇市内の○○市場近くにある××という店名の沖縄そば屋さんの隣り」

これだけで判るハズなんですが、現地に行ってみると何故か判りにくいです。
以前は、別の場所でさーたーあんだぎーを売るお店をされていたとか。
最初に書きましたが、幾つかのブログでも紹介されています。

いろんなお酒の魅力を味わう和酒BAR。
お一人、又は心許せる大事な人と二人で静かに杯を傾けてください。

「このお店で飲む為だけに沖縄へ行こう」と久しぶりに思っちゃった程、素敵なBARです。

けんぱーのすばやー「なんこつそば」

2008-10-17 20:23:12 | 沖縄の美味しいもの
おもろまちにあるポップアートな外観のそば屋さん。
旅行中2杯目の沖縄そばです。

「すばやー」=そば屋のことですが、そもそも「けんぱー」って何?

生まれも育ちも沖縄で100%県産品の友人いわく…。
「う~ん、名前がケンジとかだからじゃないの~」

なるほどー。
ただしお店の人に直接確認したワケではないので、真偽の程は不明です。

さて店内。
テーブル席が1、2、3…いくつあったっけ?
満席で40人ほどは着席できる中規模店。

壁にはところ構わずお客さんが残した名刺や店に訪れた有名人の色紙が貼られ、
BGMは初期のビートルズ。
大型エアコンが天井に備え付けられているにもかかわらず、
四方八方のフロアや壁から扇風機が7台も客席に向けられています。
(食べに行った時は、エアコンは稼動していなかった模様)

ここはセルフサービスのお店なんですが、
一見さんであってもこういうところは一瞬で状況判断して、
店内をキョロキョロせずにスマートな注文が出来るのが「通」というもの(笑)

券売機は入り口の左側スミ。
そこで食券を買って、店の一番奥にあるメニュー受け渡し口で店員さんに渡します。
但しその間に食器の返却口があるので、なんだか動線がヘンな気もしますが。。。

それはさて置き、注文した「なんこつそば」が出来ました。
当日の記事はコチラ
http://blog.goo.ne.jp/probably-k/e/b13b794f71a89b0052eef9e9e86a1d6c

御覧のように、なんこつソーキが別添えです。
そのまま食べてもいいですし、
私はそばの上に乗せて一緒に食べるのが好きなので、そのあたりはご自由に。

15時まではジューシーがサービス…。
あーっ、ジューシーの上になんこつソーキを乗せてソーキ丼みたいにも出来たのかぁ!!
(今頃気付いて、ちょっと後悔)

スープは最近流行りの鰹ダシの利いた透明タイプですが、かなりコクのある仕上がり。
麺もモチモチした歯ごたえで美味しいです。
勿論なんこつソーキはトロトロ、口に入れた途端消えてしまいました。

豚ダシが利いた昔ながらの味クーターなそばとは一線を画す、
新主流派代表とも言うべき沖縄そば。
前述の県立博物館のすぐ近くです。

「けんぱーのすばやー」
那覇市おもろまち4-9-11
098-869-9281

田そば「三枚肉そば」

2008-10-14 19:54:32 | 沖縄の美味しいもの
一日10食限定。
ウチにある沖縄そばのガイドブックに書かれてある魅惑の言葉。

田(でん)そばの三枚肉そばです。
今回の沖縄旅行、最初に食べるそばをココにしようと決定。

ノンビリしていて食べ損なっては意味が無いので、
関空発の始発便を押さえて開店と同時にお店に入れるよう頑張りました(笑)
だってどんなに頑張っても、一日に10人しか食べられないんです。

店内はテーブル席5、座敷席3、満席で40人ほど入れるでしょうか。
小奇麗な落ち着いた雰囲気のお店です。

はやる気持ちを押さえつつ三枚肉そばを注文。

ヨカッタ、売り切れてなかったー。
アタリマエです。
私が一番客なんですから(笑)

テーブルに届いたそばは、思わず「素敵」と言いたくなるようなお姿。
当日UPした記事はコチラ。
http://blog.goo.ne.jp/probably-k/e/c70947747a29432130f8039554f4831a

厚みのある三枚肉が、口に入れた途端ホロホロと崩れていきます。
シッカリ煮込まれて甘辛く味付けされていてとても美味しく、
細めの麺と一緒に頬張ると、さらに幸せ。
スープも鰹が利いていてあっさりですが、少し醤油がキツイかな。

なにより嬉しいのは、紅ショウガが別になっていること。
牛丼屋さんと同様、テーブルに紅ショウガ箱が置いてあって、自由に取れるようになってます。

沖縄そばに紅ショウガがよく入っていることがありますが、アレ苦手なんですよね。
紅ショウガの味が強すぎて、そば本来の味が判らなくなってしまうと思うんです。
その点、田そばはエライ。

なんて能書きをたれている間にも、次々お客さんが入ってきます。
開店から15分で三枚肉そばが6杯。

平日(金曜日)でこの競争率ですから、
土日は開店前から並ばないと三枚肉そばへたどり着けないかもしれません。
近畿圏からだと関空8:10発便までに飛行機に乗る事が出来れば、開店までに間に合います。

「一日10食限定三枚肉そばを食べに沖縄へGO!!」なんていう旅も楽しいですョ。


「田そば」
那覇市真嘉比」2-5-6
098-884-5150