◇ 共和でも民主でも圧勝してほしい = 大統領選挙まで、あと2週間。世論調査ではバイデン候補が優勢だが、結果はまだ判らない。というのも4年前の選挙では世論調査でリードしていた民主党のヒラリー・クリントン氏が、トランプ候補に敗れたこともあったからだ。こうした状況のなかでウオール街では、バイデン氏が勝っても構わないという空気が強まってきている。選挙公約でみる限り、民主党の方が積極財政を標榜しているからだ。
それよりもトランプ大統領が僅差で敗北した場合、郵便投票の信頼性を巡って訴訟を起こす可能性が高まってきた。そうなれば、少なくとも年内は大統領が決まらない異例の事態に陥る心配がある。するとコロナ対策も景気対策も、当分は実行されない。不安が増大して、株価も下がるだろう。ウオール街では、こんな警戒感が急速に広がってきた。
現在の議会勢力は、上院が共和党、下院は民主党が過半数を制している。言うなれば“ねじれ議会”。この状態だと、法案がなかなか通りにくい。いまもコロナ追加対策を巡って、上院と下院が対立。すでに失業保険などの対策費が底をついているのに、追加の財政支出が決められない。景気にとっては、大きなマイナス要因となっている。
11月3日には、上院の3分の1と下院の全議席が改選される。その結果、“ねじれ議会”が解消されるかどうか。大統領を擁する与党が上下両院の過半数を制すると、法案は容易に通過するようになる。今回も追加のコロナ対策は、すぐに成立するだろう。過去の経験からみても、与党が圧勝した場合には、株価が大きく上昇している。だからウオール街では「トランプかバイデンか」よりも、議員選挙の結果を気にするようになってきた。
≪19日の日経平均 = 上げ +260.50円≫
≪20日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
それよりもトランプ大統領が僅差で敗北した場合、郵便投票の信頼性を巡って訴訟を起こす可能性が高まってきた。そうなれば、少なくとも年内は大統領が決まらない異例の事態に陥る心配がある。するとコロナ対策も景気対策も、当分は実行されない。不安が増大して、株価も下がるだろう。ウオール街では、こんな警戒感が急速に広がってきた。
現在の議会勢力は、上院が共和党、下院は民主党が過半数を制している。言うなれば“ねじれ議会”。この状態だと、法案がなかなか通りにくい。いまもコロナ追加対策を巡って、上院と下院が対立。すでに失業保険などの対策費が底をついているのに、追加の財政支出が決められない。景気にとっては、大きなマイナス要因となっている。
11月3日には、上院の3分の1と下院の全議席が改選される。その結果、“ねじれ議会”が解消されるかどうか。大統領を擁する与党が上下両院の過半数を制すると、法案は容易に通過するようになる。今回も追加のコロナ対策は、すぐに成立するだろう。過去の経験からみても、与党が圧勝した場合には、株価が大きく上昇している。だからウオール街では「トランプかバイデンか」よりも、議員選挙の結果を気にするようになってきた。
≪19日の日経平均 = 上げ +260.50円≫
≪20日の日経平均は? 予想 = 下げ≫