経済なんでも研究会

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チョンボ連発の GO TO 政策

2020-10-15 07:56:40 | なし
◇ 観光庁も国交省も“上から目線”で失敗 = 鳴り物入りで始まったGO TO トラベル・キャンペーン。東京都が10月から加わったため需要が急増、各旅行会社に割り当てられた予算枠はすぐに満杯に近づいた。そこで旅行会社はやむなく割り引き額を縮小したり、回数を1回だけに制限したり。びっくりしたのは、旅行を予約していた利用者たちだ。話が違うと大騒ぎになった。

GO TO トラベルは、旅行代金の35%を政府が補助する制度。たとえば1人1泊5万円の宿泊旅行を予約した場合、クーポンの支給を含めて2万円が割り引きとなる。それが予算枠のひっ迫で、一部の旅行会社では3500円しか割り引けなくなった。これでは「約束が違う」と、利用者が怒るのも無理はない。ところが観光庁は初め「それは各旅行会社の問題だ」と突っ放した。

だが騒ぎが大きくなると「11月からは新たな予算枠の配分があるから」と、鎮めにかかった。それでも、すでに予約した人の不利益は是正されない。すると、とうとう「予算を追加配分するから、割り引きの縮小は止めるように」と、旅行会社に通達する始末。これで騒ぎは収まったが、なぜ初めからそうしなかったのか。

同様のチョンボは、GOTOイートでも発生した。こちらの所管は国土交通省。飲食店で200-300円の料理を注文して、1000円のポイントを手に入れる“錬金術”。たちまちネット上で拡散した。国交省はあわてて「昼食は1000以上、夕食は2000円以上でポイントを出すように」と通達。しかし、こんどは1000円の料理で1000円のポイントを貰う“無限ループ”が流行。手の付けようがない。トラベルもイートも、消費者の目線を忘れたお役所仕事。真剣に反省すべし。

       ≪14日の日経平均 = 上げ +24.95円≫

       ≪15日の日経平均は? 予想 = 下げ≫ 

Zenback

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