◇ 大統領選挙とコロナが当面のカベ = ダウ平均は先週19ドルの値上がり。日経平均は209円の値下がりだった。日米市場ともに買い気は旺盛だが、高値警戒感も強まっている。このため値動きは、極端に小さくなった。上値を阻んでいるカベは、2週間後に迫ったアメリカの大統領選挙と、世界的なコロナ・ウイルス拡大に対する警戒感。この状況は、今週も持続することになりそうだ。
まず大統領選挙。世論調査では、いぜんとして民主党のバイデン候補が優位を保っている。しかし4年前の選挙では、世論調査でリードしていたヒラリー・クリントン候補が敗れ、トランプ大統領が誕生した。市場では誰もがこの事実をよく記憶しており、今回もまだ決定的な判定は下しにくい。その不確実性が、市場に警戒感を生み出している。
アメリカの新型コロナ・ウイルス感染者は800万人に迫り、衰えはみせていない。さらにヨーロッパでは、第2波が猛威を振るい始めた。各地域で規制が強化されているから、景気の回復もいったんは途切れそうだ。こうした状況が、どこまで進展するか。その展望が見えないから、この面でも不確実性が発生し、市場は戸惑っている。
今週は19日に、9月の貿易統計。21日に、9月の訪日外国人客数。23日に、9月の消費者物価。アメリカでは20日に、9月の住宅着工戸数。22日に、9月の中古住宅販売。また中国が19日に、7-9月期のGDP速報、9月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。
≪19日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
まず大統領選挙。世論調査では、いぜんとして民主党のバイデン候補が優位を保っている。しかし4年前の選挙では、世論調査でリードしていたヒラリー・クリントン候補が敗れ、トランプ大統領が誕生した。市場では誰もがこの事実をよく記憶しており、今回もまだ決定的な判定は下しにくい。その不確実性が、市場に警戒感を生み出している。
アメリカの新型コロナ・ウイルス感染者は800万人に迫り、衰えはみせていない。さらにヨーロッパでは、第2波が猛威を振るい始めた。各地域で規制が強化されているから、景気の回復もいったんは途切れそうだ。こうした状況が、どこまで進展するか。その展望が見えないから、この面でも不確実性が発生し、市場は戸惑っている。
今週は19日に、9月の貿易統計。21日に、9月の訪日外国人客数。23日に、9月の消費者物価。アメリカでは20日に、9月の住宅着工戸数。22日に、9月の中古住宅販売。また中国が19日に、7-9月期のGDP速報、9月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。
≪19日の日経平均は? 予想 = 上げ≫