◇ 2万円にへばりついた株価 = 「日経平均が2万円を割ったら買う。200円ほど上がったら売る」--東京市場では、こんな法則が定着してしまったようだ。2万円を下回ると日銀が買いに出るから、そこで買う。2万0200円ぐらいになると日銀は買わなくなるから、そこで売る。値幅は取れないが、こんなに安全な商売はない。じっさい東京市場では、こんな動きが6月に入ってからずっと続いている。
日経平均は先週19円の値下がりだった。終り値でみると、安値は2万円、高値は2万0145円。2万円すれすれのところで膠着している。夏休み気分もあって出来高は減り気味だが、異常な状態であることは否定できない。国債市場に続いて、とうとう株式市場も日銀のコントロール下に置かれてしまったのだろうか。
ダウ平均は先週58ドルの値下がり。ただ19日には終り値で2万1641ドルの新高値を更新。ナスダックやSP500も、そろって史上最高値を更新している。トランプ大統領の経済政策は期待外れとなったが、企業の増益基調が株価を下支えした。トムソン・ロイター社の集計によると、主要500社の4-6月期決算で純利益は8.5%の増加となっている。
今週は26日に、6月の企業向けサービス価格。28日に、6月の労働力調査、家計調査、消費者物価。アメリカでは24日に、6月の中古住宅販売。25日に、5月のFHFAとSPケース・シラー住宅価格、7月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。26日に、6月の新築住宅販売。28日に、4-6月期のGDP速報が発表される。
≪24日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週19円の値下がりだった。終り値でみると、安値は2万円、高値は2万0145円。2万円すれすれのところで膠着している。夏休み気分もあって出来高は減り気味だが、異常な状態であることは否定できない。国債市場に続いて、とうとう株式市場も日銀のコントロール下に置かれてしまったのだろうか。
ダウ平均は先週58ドルの値下がり。ただ19日には終り値で2万1641ドルの新高値を更新。ナスダックやSP500も、そろって史上最高値を更新している。トランプ大統領の経済政策は期待外れとなったが、企業の増益基調が株価を下支えした。トムソン・ロイター社の集計によると、主要500社の4-6月期決算で純利益は8.5%の増加となっている。
今週は26日に、6月の企業向けサービス価格。28日に、6月の労働力調査、家計調査、消費者物価。アメリカでは24日に、6月の中古住宅販売。25日に、5月のFHFAとSPケース・シラー住宅価格、7月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。26日に、6月の新築住宅販売。28日に、4-6月期のGDP速報が発表される。
≪24日の日経平均は? 予想 = 下げ≫