◇ 警戒感と安心感のはざま = 株式市場の空気に、微妙な変化が生じている。各国の中央銀行総裁が申し合わせたように「金融緩和政策の出口論」に言及したためである。アメリカに次いで各国の金融政策が引き締めに転ずれば、株価には売り圧力が加わるかもしれない。その一方で緩和政策の終結は、景気の回復が順調なことを意味する。
ダウ平均は先週45ドルの値下がり。警戒感と安心感が交互したが、高値での利益確定売りがやや上回った。日経平均は99円の値下がり。一時は2万円を割り込む場面もあったが、終り値ではなんとか大台をキープした。こちらも市場の空気は揺れ動いたが、日銀の買い出動もあって大幅な下げは回避された。
東京都議会選挙の結果は、株価にどう影響するのだろう。都議会の議席よりも、市場は国政への影響を重視するのではないか。また今週はアメリカで6月の雇用統計が発表される。仮に予想を下回る結果が出ると、FRBの追加利上げは実行しにくくなる。ヨーロッパ諸国の緩和停止ムードと加えて、円相場はどう動くのか。予測はきわめて難しい。
今週は3日に、6月の日銀短観、消費者態度指数、新車販売台数。7日に、5月の景気動向指数。アメリカでは3日に、6月の新車販売台数とISM製造業景況指数。6日に、6月のISM非製造業景況指数。7日に、6月の雇用統計が発表される。
≪3日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ダウ平均は先週45ドルの値下がり。警戒感と安心感が交互したが、高値での利益確定売りがやや上回った。日経平均は99円の値下がり。一時は2万円を割り込む場面もあったが、終り値ではなんとか大台をキープした。こちらも市場の空気は揺れ動いたが、日銀の買い出動もあって大幅な下げは回避された。
東京都議会選挙の結果は、株価にどう影響するのだろう。都議会の議席よりも、市場は国政への影響を重視するのではないか。また今週はアメリカで6月の雇用統計が発表される。仮に予想を下回る結果が出ると、FRBの追加利上げは実行しにくくなる。ヨーロッパ諸国の緩和停止ムードと加えて、円相場はどう動くのか。予測はきわめて難しい。
今週は3日に、6月の日銀短観、消費者態度指数、新車販売台数。7日に、5月の景気動向指数。アメリカでは3日に、6月の新車販売台数とISM製造業景況指数。6日に、6月のISM非製造業景況指数。7日に、6月の雇用統計が発表される。
≪3日の日経平均は? 予想 = 上げ≫