経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

解散は近いのか? : 安倍首相の胸の内

2017-07-04 07:12:36 | 政局
◇ 小池都知事の動き方しだい = 東京都議選で、自民党が歴史的な惨敗を喫した。都民ファーストの会が6議席を55議席に増やしたのに対して、自民党は57議席を23議席に減らしてしまった。安倍首相は「政権のゆるみに厳しい批判が下った」と反省している。ただ3日の東京株式市場は冷静に受け止め、日経平均は小幅に上昇した。国政に対する影響が読めないからである。そして市場の関心は、国会の解散に移りつつあるようだ。

自民党は09年の東京都議選で大敗したあと、解散・総選挙に打って出て大失敗。政権を民主党に明け渡す結果を招いている。この経験から、解散はないという見方が強い。だが国政レベルでみると、民進党はじめ現在の野党には全く抵抗力がない。したがって、いま解散すれば議席を多少減らすことはあっても、過半数割れは絶対になさそうだ。安倍首相がそこに賭ける可能性も否定はできないだろう。

最も可能性が高いシナリオは、内閣改造で様子を探ることだろう。それで内閣に対する支持率が上がれば、その路線が定着する。しかし、その場合でも怖いのは小池新党が出現することに違いない。勝利宣言をした直後に、小池知事が都民ファーストの会代表を辞任した真意は何か。安倍首相は神経を尖らせているはずだ。

いまでも国会には、小池派の議員が数人はいる。これらの議員が集まって5人以上の会派を作れば、新しい政党が誕生する。その代表に小池知事が就任して、たとえば「日本ファーストの会」を立ち上げる。ぐずぐずしていると都議選と同様に、これが大きな勢力に成長しかねない。そんな動きが見えたら、直ちに解散・総選挙に踏み切る。これが安倍首相の胸の内だろう。

      ≪3日の日経平均 = 上げ +22.37円≫

      ≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ≫ 


Zenback

<script type="text/javascript">!function(d,i){if(!d.getElementById(i)){var r=Math.ceil((new Date()*1)*Math.random());var j=d.createElement("script");j.id=i;j.async=true;j.src="//w.zenback.jp/v1/?base_uri=http%3A//blog.goo.ne.jp/prince1933&nsid=145264987596674218%3A%3A145266740748618910&rand="+r;d.body.appendChild(j);}}(document,"zenback-widget-js");</script>