猫と住まふ

人生初の猫との日々を徒然なるままに

一夜が明けて

2011-03-12 11:10:50 | 猫生活、その日常
昨日の地震が起きてからの経過などまとめ。

会社の自席でPCに向かって仕事中、軽い揺れを感じる。社屋は11階建て、
私の居る部屋はその6階。
同僚と「地震だね」などと言いながらも、たいした揺れではなかったので、
そのまま治まるだろうと思っていた。ところが、だんだん揺れが激しくなっ
てくる。
私の席は窓際、上には蛍光灯があるので、隣の列に避難。更に揺れが強く
なり、机の下にもぐった状態で待機。
この時点では、震源地は東京あるいはその近郊と確信していたのだけれど、
隣の部署の同僚が「震源地は東北、震度7!」と叫んだので、とても驚いた。
こんなに激しい地震なのに、震源地は東北??
気付いたら身体が震えていた。生まれて初めて体験する震えだった。
でも、周りに同僚たちがたくさん居たのは幸い。わりと落ち着いていられた。
やっと治まったので外を見たところ、隣の皇居周辺に続々と避難する人たち
が集まっている。遠くに見えるスカイツリーに変わった所はなかったけれど、
隣の工事中のビル屋上に何本か立っている巨大なクレーンがグラグラ揺れて
いるのが、しっかり見て取れた。
そしてしばらくして、窓の右手方向から黒煙が。後にお台場で発生した火事
と判明。
その間も、軽い余震が断続的に続いていた。。
そして、2度目の激しい揺れ。再び机の下に避難。
揺れが治まった後、地震対策担当の社員以外には避難命令が出たので、皇居
近くの分離帯に避難。
1時間ほどそこで過ごした後、オフィスに戻った。
近くの九段会館で大きな被災があったとのニュースも。
「帰れる人はいまのうちに帰宅を」との命令が出たものの、電車が止まって
いるという情報が出始めていたので、そのまま仕事を継続。
特に、明日(今日のこと)はイベント仕事で九州に日帰り出張をする予定が
あったため、そのイベントが実行されるのか中止されるのかの連絡を気を
もみながら待っていた。
結局イベントは中止に。飛行機のキャンセルなどの後処理を片付け終わった
のが8時過ぎ。
実はその間、すもものことが心配で心配で、でも地震対応で忙しくしている
人たちや、被災地の様子を見ていると、そんなことを口に出来る状態でも
なかった。とは言え、私が会社に残っていても仕方無さそうだったので、
泊まりこみで仕事を続ける人たちや、家が遠くて帰れない人たちを残すこと
に罪悪感を感じつつも、徒歩帰宅することを決意。
幸い会社から我家までは徒歩でも1時間弱なので、大変なうちには全く入らず。
道にはたくさんの人たちがあふれ、ヘルメットを手にしている人もちらほら。
地図とにらめっこしている人たちや、おまわりさんなどに一生懸命道を聞いて
いる人たちも多く居た。
家の近所で、カップ麺と冷凍麺などを購入。
マンションのエレベータは止まっていたので、歩いて11階へ。
玄関を開けると途端に、すももの「おーおー」鳴く声が聞こえて一安心。
まずは抱っこして、「独りで怖かったでしょ」と撫で回してあげた。
そして、とりあえずバックを置こうと寝室のドアを開けたものの、思わずまた
閉めてしまった。なぜなら、物が散乱したり倒れているという、初めて見る
光景にビックリしてしまったから。
窓際の高さ1mほどのキャスター付きの棚が反対側のベッドまで移動しており、
姿見と照明器具が倒れ、飾り棚の上にあった小物は全て床に散乱。
とりあえず後で片付けようと、リビングへ。
こちらも、電話台の上の丸いランプは吹っ飛んでおり、照明器具やスピーカー
や加湿器が倒れ、シェルフの上の物が下に落ちて散乱。台所の引き出しがいく
つか開いていて、プラスチック容器などが下に落ちていた。
我家は、細長い13階建て耐震構造マンションの11階にあるため、ちょっとの
地震でもとにかくハンパなく揺れるので覚悟はしていたものの、実際にその
光景を目の当たりにして、ちょっと動揺。
すもももさぞかし怖かったことでしょう。私ももし部屋に居たら、1人で恐怖
に泣いていたかも。
実際、すももはしばらくの間「おーおーおーおー」鳴きやまず、普段は入ら
ないような窓の隙間に入り込んでしまったり、私のことを噛み付こうとした
り、明らかに行動が変だった。だから、部屋の後片付けは後回しにして、
しばらく抱っこしていたり、オヤツをあげたり、撫で続けてあげたりして
いた。そうしていたところ、やっと落ち着いてくれた。
心配してくれた方々へメールや電話をした後、あちこちの片付けを完了。
不思議に壊れているものは殆ど無かった。
そうしている間も続く余震が不安だったのと、テレビに映る光景に呆然として
眠れず、2時半頃やっと就寝。ところが、2度ほど携帯電話から緊急地震速報の
けたたましいアラームが鳴ったりして、ぐっすり眠れないまま朝を迎えた。
いつもは7時過ぎには私を起こすすももも、疲れたせいか8時を過ぎても起きる
様子が無かった。

そして今もずっと余震が続いている。
余震が無くてもマンションはずっと揺れている感じがして、めまいがしている
ような、船酔いしているような状態で、気持ちが悪い。
でも、エレベータは動いていないし、昨日ずっと緊張していたせいか妙に足が
だるいし、すももの側にも居てやりたいので、今日は1日部屋にこもっている
予定。

しかし、だから何なんだって思う。
被災地のことを考えたら、これくらいのことまったく問題無し。
死ぬまでに阪神淡路大震災以上の地獄絵を見ることはもう無いだろうと思って
いたのに。
本当に何も言葉が思い浮かばない。


地震

2011-03-11 22:22:42 | 猫生活、その日常
先ほど徒歩で無事に帰宅しました。
メールやツイートで心配してくださった方々にメールしましたが、どうやら
届かない場合もあるみたいなので、この場を借りて御礼申し上げます。

家の中はいろいろな物が倒れてすごいことになっていましたが、すももは無事
でした。でも、ずっとおーんおーんと尋常じゃない声で鳴き叫び続けていたので、
よほど怖い思いをしたのでしょう。
それでもとにかく無事でさえいれば、何がどうなっても構わないと思うほど、
本当に怖い地震でした。
被害に合われた方々のことを思うと、何も言葉が出てきません。

今も外はひっきりなしに緊急車両の通る音がしています。


国王のスピーチ中はお静かに

2011-03-06 14:32:33 | 猫生活、エンタメ
楽しみにしていた映画「英国王のスピーチ」をやっと観に行くことができた。
普通の生活を送っている人でも大変な思いをするであろう吃音障害を、国王
という立場で負っていたジョージ6世。その計り知れない苦悩と克服する過程
がユーモアも交えて描かれていて、オスカー受賞も納得の良作だった。
どんな境遇だろうが、どんな立場だろうが、どんな障害をおっていようが、
逃げ出さずに自分の問題に立ち向かっていくことは本当に困難だし、でも本当
に大切なことなんだってことを教えられた気がした。
観に行く前にWikipediaで少し予習をしていったのもよかったかも。
「世紀の恋」だなんてロマンチックに語られ、ヒーロー扱いされることの方
が多かったウィンザー公が実は結構とんでもない奴で、ジョージ6世がその
あおりで大変な思いをしていただなんて、この映画が無ければ知らずにいた
かも。
ただ、物語の描き方はわりと正統派で斬新さはあまり感じられなかったので、
作品賞はともかく、監督賞は「ソーシャル・ネットワーク」のデヴィット・
フィンチャーだと思うんだけどなぁ。
ワタシ的には、作品賞はやっぱり「キック・アス」だけど(笑)。

しかし……
せっかくの良い映画だったのに、隣の女性2人づれ(あとから見たら母・娘、
あるいは祖母・孫って感じだった)が、ポップコーンをガサゴソしたり、
ドリンクをガラガラさせて、とにかく気が散って仕方がなかった。
食べるなとはもちろん言わないんだけど、どうしてもっと音を立てないよう
に気を使えないかなぁ。
2人で順番に、ガサガサゴソゴソ、パリパリパリパリ、ガラガラズズズーって
大きな音を立てっぱなし。
そのうち静かになるかと思って、最初の20分くらいはガマンしていたんだけど、
一向におさまる気配なし。
注意しようかどうしようか悩んでも、声をかける勇気がわかず。
でも気にしないでおこうと思っても、やっぱり気になる。
いい加減本当に勘弁してよと思っていたら、再びガサゴソが始まって、気付
いたら、
「すいませんが音を立てないでください」
って、殆ど無意識のうちに隣に向かって言っていた(汗)。
そしたらやっと隣の年配の女性は静かになったものの、その隣の娘だか孫だ
かは、結局最後までうるさくしていた。「怒られちゃったわよ」くらい言って
くれればいいのに。
他のお客さんたちはマナーがよくてシーンと静まりかえっていたから、普通の
感覚の人なら音立てるのははばかられるって気付くと思うような状況だった
んだけどなぁ。
ちゃんと空気読んでくださいよ、頼むから。
私だって花粉症で鼻水が出てきたのに、グシュって音を立てないよう、必死に
ティッシュで押さえていたのにさっ。ぷんぷん。
そういえば先日「ヒアアフター」を観た時も隣の人がポップコーンを食べて
たけど、取り出す音を立てないどころか、食べる音も出さないよう気を使って
いるのがこちらにまで伝わってきて、「それじゃぁ食べた気がしないんじゃ
ない?」って思ったっけ(笑)。

とにかくせっかくの映画も、こういうことがあると台無し。
実に残念だった。。。


すもももいつも、くうきがよめずにうるさくしてすみましぇん。



……なんてこと、おもうわけがありましぇんよ。うひひ。






吉祥寺初訪問?!

2011-03-05 18:23:07 | 猫生活、その日常
今日は仕事の関係で吉祥寺に行ってきた。
会社で「吉祥寺って行ったことがないんだよね~」とコソっとつぶやいたら、
「えー!信じられない!!」
「東京で住みたい街不動のNo.1の街ですよ!」
と、同僚たちから非難轟々(笑)。
だって、ずっと行きたいとは思ってたんだけど、機会が無かったんだも~ん。
……と思いつつ、幼稚園~小学2年生まで荻窪に住んでいたので、ひょっと
してその頃に行ったことがあるのでは?と、母親に聞いたらやはりビンゴ!
井の頭公園にはお弁当を持ってよく行っていたとのこと。
な~んだ、初めてじゃないじゃん!
でも、それはもうかれこれ○○年も前のこと。当時は吉祥寺=オシャレな街
ではなかったので、やっぱり行ったうちには入らないか……。

駅に降り立ってまず向かったのは仕事関係の某所ではなく、「ミートショップ
サトウ」。メンチカツを買い求めるお客さんで行列が出来るお店。
映画「グーグーだって猫である」の中で、美味しそうにここのメンチカツを
食べるシーンを見て以来、ずっと行きたいと思っていたお店。
普段は行列してまで何かを買うということは滅多にしないのだけれど、実は私、
無類のメンチカツ好き。これまた美味しいと評判の近所のナニワヤスーパー
のメンチカツもしょっちゅう買っている。

そんなわけで、行列がまだ少ないうちにと真っ先にお店に向かったのだけれど、
やはり既に行列が出来ており、20分ほど並んでGET。熱々を食べたかったので、
近くの商業施設の屋上庭園で、早速かぶりついてみた。
肉汁がたっぷりで確かに美味しい!
ナニワヤは薄い丸型なのに対して、サトウはまん丸型。だからちょっと別物っ
て感じなので、両者の勝負は引き分けかな?(何様?)
でもちょっと薄味なので、ソースを持っていけばよかったとちょっと後悔……
って、いくらなんでもそこまではしないけどね(笑)。
しかしその後、自宅で食べる分を持ったまま歩きまわったので、たぶん各所で
匂い公害を撒き散らしていたかと思われます。ごめんなしゃい。

仕事関係のことを済ませてから、ついでにあちこちお店をひやかしたり、井の
頭公園に行ったりと、吉祥寺散策を堪能。
確かに、住みたい街No.1というのはとても納得。
今回はあまり予習せずに行ったので、次回はもっと人気のお店を調べてから
行こうっと。