勤めていた会社には「海外営業部」という部門がありました。
輸出用の営業活動をする部門です。まだワードプロセッサなんで
マシンがない40年程前の話です。そこには、筐体が大きなタイプ
ライタが数台あり、そのタイプライタには、驚きの機能があった
のです。それは「ワードラップ機能」というものです。
英文は、各文字(フォント)の幅が異なるし、単語の文字数も
様々なので、文書化すると、行端が揃わなくて、あまり見栄えの
良くない書類になってしまいます。
そこで、この「ワードラップ機能」が活躍します。一行に入力
された文字数の総幅を計算して、行端を綺麗に揃えるための機能
なのです。
学生の頃のある英文の電気回路の教科書のとある部分の1 行が
ワードラップ機能にて間延びした文に遭遇したことがあります。
英語では単語の途中で改行することが出来ませんから、このよう
な機能が必要なのでしょうね。事実、英文のワープロソフトには
この機能が搭載されています。
当時、この機能は機構的に行っていたので、非常に高価だった
ようです。このような事情があったので、パソコンが開発された
際に、いち早く英文用ワープロアプリが開発されたのでしょう。
しかし、日本では少し事情が異なっていて、ワープロはむしろ
清書マシンとして使われたものと思います。国や地域によって、
使用目的は違うものなのです。
日本語は、原則的には、どこで改行しても良いことになっては
います。それでも、氏名を分断しないようにとか、送り仮名の変
な位置での改行より、誤解を招かないようにする配慮は必要です
が、日本語の印刷にはこのような機能は不要です。句読点は前の
行に残すことはありますね。
なぜ海外営業部に顔を出していたのかですが、当時その部には
二人の可愛い女性社員がいたわけです。当然、この二人とは遊び
(旅行やテニス、ハイキングなど)の仲間、呑み友達になっては
いました。(^_^)v
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