新幹線では、毎年 7本ほどの編成が新製の車輛
と置き替わり、廃車処分になるようです。
この廃車分を導入しようと、オーストラリアの
一部にあるようですが、ただ車輌を持ち込むだけ
では運用できません。線路や信号システムなど、
運用には必須のシステムをも、同時に構築せねば
なりません。ただ単に、車輌のみ中古車輛を利用
しても、全体のコストの削減には、あまり寄与は
しないものと思いますがね。^^;
JR東海からすると、廃棄車輌を購入してくれる
と、廃棄処分の費用が減るので、大歓迎でしょう
けどね。
東南アジアの鉄道網は、英国が植民地支配ため
に、戦前は日本陸軍が物資輸送のために整備した
歴史があります。そのため、線路の幅がJRや多数
日本国内の私鉄と同じ1067mmであることが多いの
です。よって、そこでは多くの日本の中古車輌が
活躍しています。
当然のこととして、単に車輌を譲渡するだけで
はなく、その整備方法を通しての技術的な支援も
行なっているものと思います。これらを通して、
技術移転も行われることになります。
ただ、インドネシアでは国内で鉄道車輌を製作
しようと、JR東日本からの譲渡を断ることにした
そうです。しかし、今はせいぜい車輛の組み立て
程度しかないようで、基本部品は輸入に頼らざる
を得ないようです。まあ、ノックダウン生産なの
で、試験は巧く出来るのかなぁ?部品の購入元が
異なる国の場合、不具合が発生しないだろうか。
インドネシア国内の工業生産力を育てる意味は、
大事だとは思いますが、列車は人を運ぶものです
から、安全性の確保は必須ですけどね。
今の段階では、ノックダウン生産よりも整備を
通してノウハウを吸収した方がメリットが大きい
ものと思いますがね。
JR各社では、廃車処理費用が削減できるので、
輸送費を負担さえすれば、誰でも無償で譲渡して
くれると思います。東南アジアで、日本型車輛が
活躍しているのは、これらの車輌を利用している
からなのです。
お一つ、いかがですか?庭に飾りませんか?
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