ミスターポポの「のほほん日記」

のほほんと生活している中で、ふと感じる無駄話をぼちぼち書いていきます。

北海道大学・岡田教授

2006-07-07 | 気になる人
先日のTBS「ドリームプレス社」で放送された
「北海道・有珠山の噴火を予知して16,000人の命を救った男」を見る。

これは、6年前の有珠山の噴火時に、噴火を予知した北海道大学・岡田教授や
周辺市町村長が中心となり住民を避難させ、死傷者0に抑えたドキュメント。

改めて、
大自然の力に、ただただ平伏するしかないと感じた。

「噴火は絶対に起こる!」とハッキリと言いきった岡田教授。
有珠山のホームドクターとして適切な判断・発言は感服するしかない。

しかし、
それ以上に、感服したのは、避難指示を出した市町長の判断。

変な表現だが、結果的に噴火したから良かったものの、
もしも、噴火しなかったら(岡田教授に言わせれれば100%噴火するのは間違いない
ことだろうが)と考えると、判断も鈍るモノだろう。
今後の展開がまったく分からない時に、相当難しい判断を迫られた。

それこそ、
いろいろな人・いろいろな考えがあり、
番組中でも、現地から離れたくない人や「噴火しなかったら?」と考える人もいて、
あらゆるシュチュエーション・バランスを考えながらの決断になる。

とかく日本のマスコミは、
小さなミスでも袋叩きにする性質があるので、
それこそ政治生命をかけた本当に大きな大きな「決断」だったと思う。

私の持論だが、
「人間、非常事態になると、本性が出る」と思っている。
その時の最良の選択をチョイスした市町長に、改めて敬意を表したい。

番組中の
「市町長は大きな責任と権限を持っている。選挙の当選時のバンザイを見る度に、
どれだけの人がそれを感じとっているのだろうか?」というコメントが印象に残った。

最後に、
災害大国(地震大国)日本で災害対策として最低限の3つのアイテムとして
「携帯電話」「水(1L)」「ラジオ」は用意しておきたいと言っていた。