ぽんしゅう座

優柔不断が理想の無主義主義。遊び相手は映画だけ

■ ミカエル (1924)

2024年01月06日 | ■銀幕酔談・感想篇「今宵もほろ酔い」

4年後の『裁かるるジャンヌ 』が被写体の顔(感情)と身体(動作)を駆使したアグレッシブなサイレントだったのとは対照的に閉鎖空間(屋内)と老の執着(内心)と若の奔放(行動)を見つめることで愛欲と支配欲が織りなす耽美の残酷さを抽出しようとしたカール・テオドール・ドライヤーの新即物主義的な映画にみえた。

(1月3日/イメージフォーラム)

★★★


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