ボチボチいきる。

ぽいぽいです。癌と10年以上共存、現在緩和ケアへ移行。
詳細はブックマークに年表、動画有り。ピアサポートやってます。

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2005-03-13 16:45:02 | ガンになって(初発時)~連載/未完
入院 初日(1)


思ったより大荷物になってしまった・・・
2月6日金曜日の朝、入院受付に並びながらちょっと後悔。

受付で入院者カードを受け取る。「これで9階に行って下さい」
エレベーターで9階へ、そして病室へ案内される。
「着替えてお待ち下さい」
間もなく担当の看護士さん登場。
簡単な説明を受けて腕にタグを付けられる

「何か病人らしくなってきたなぁ」担当研修医の紹介もそこでされる。

「担当のYです。よろしくお願いします」
画に描いたような研修医先生、ハンサムだけど激務でぼろぼろな感じ。
細かいとこはこの先生がやるんだろうなぁ「よろしくお願いします」と挨拶。

今日は手術に向けての血液検査と手術担当関係のインフォームドコンセントがあるらしい。
手術までの簡単な流れの説明を受ける。
土曜日いっぱいは常食、日曜日の昼間までは消化に良い物を出されるようだ。
それからは絶食、手術用点滴の針を入れると言う事だった。

説明を受けてるうちに昼食の時間。
「まだ元気だし、しばらく普通の物が食べられないから病院食はパスしたいなぁ」

なにげに入院案内のパンフレットを見ていると
最上階にホテル直営のレストランが入っているらしい。
「どうせならここで・・・」

担当研修医にその旨を伝えようと受付を覗いてみると呼ぶ前にY先生が出てくる。
「すみません。潰瘍が大きいから常食は辛いですよねぇ、
夜からはおかゆにしますから・・」と、心配気味にY先生。

「??。いえ、普通に食べられるし、おなか空いてるから
上のレストランで食事してきていいっすか?」
「だっ、大丈夫ですか?」
「平気です。できれば夜も・・・良いですか?」
「はっはい。だ、大丈夫なら問題ないです」
あう、あう、している先生。

踵を返してエレベータに向うと
「夕方、主治医の先生から手術についての説明があるので戻ってきて下さいねぇ」

と、裏返ったY先生の叫ぶ声が聞こえた・・・。

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