最終章だけど、、、

日記や趣味を書く

あらためて学ぶこと

2019-06-27 19:26:43 | 日記
全国的に暴風雨が予報されています。
不穏当な自然現象・・・恐れるだけで、原始的にただただ土砂災害などがないのを祈るだけ。

私は現在ほんの少しだけの社会参加活動をしています。
二つの県立高校で、それぞれ週二日、勤務しています。
パートなので、そのうち一日は、両校がかぶっています。
昨日からエアコンが教室に稼働しました。両校ともにです。
県立高校では、各校の事情を配慮して、というよりも、ほぼ右へならえ。で何事も決まるようです←あくまで私の穿った推測に過ぎませんが。。。

今日は、もう4年めになる大規模校へ。1時限は期末考査の試験監督でした。
大規模校なので、〇年▽組へ、と直前になっていこうとすると、その場所が未知のところである可能性もありますね。前日までに、一度、テスト実施場所を確認しにその場へ行くことにしています。今日の教室もはじめてのところでした。なんと自分が与えられている講師室の真上(4階)にありました。
一年生の国語総合のテスト。約5分前に問題用紙両面3枚と解答用紙とを配布して、テスト中の心得を一応話しておきます。
テスト開始、私は生徒たちの机の間を何度か巡視する以外は、教卓前に立って全体を眺めます。テスト問題を見ることはあまりありません。
が、本日は、最初の問題が漢字の読み書きだったので、私にできるかな?高1のだから、大丈夫だろう、と1,2分でそれら20題に目を通しました。
そこで、そのままテスト用紙(配布のあとの残部です)を閉じるのが普通です。今日は、何を思ったか、漢字の次の問題も見ました。
『児のそら寝』宇治拾遺物語です。
国語総合というのは、現代文、古文、漢文、文学史などの基礎を培う科目らしいです。
『児のそら寝』のストーリーと、ひしひしと食いに食いけるが・・・の部分がリアルで面白いために、私自身も高1のごく最初に習った時以来何となく忘れずにいました。

よそさまのサイトから本文と現代語訳を貼っておきます。
http://manapedia.jp/text/1784

ついつい興味深くなり、
残りの問題ものぞいてみました。そうしますと、見覚えのある文章が・・・
ブログ友(だった である?)方の朗読のアップで聞いた小説「とんかつ」でした。
その朗読を聞いた時、自分なりに、いろいろ思うことが多い内容の濃い小説だと深く感動したのですが、テストで、なぜ、とか、いろいろ設問があるのは、どうやら、今時の生徒さんたちは、感動とか感覚的なこと、に疎いので、フォローと言いますか、読解にサポート、添え手が必要なことが多いからかも、です。

昔は、確かに想像力が旺盛といいますか、疑心暗鬼、想像のみで、手探りで読んだだけでしたよね。ビジュアル的なアプローチもなければ、疑似体験をするツールもなければ、ユーチューブで音を知ることもない・・・だからこそ、の本の世界だったようにも思います。

試験監督の間のことですから、ほんのわずかだけ、私事に心をちょっと傾けて、あとは、監督に徹しました(笑)

2時限は、私の出題した科目のテスト。教科目名は、コミュニケーション英語といいます。私は2年生の担当なので、Ⅱになります。
昔はリーディンとグとか、グラマーとか、サイドリーダーとか言っていましたが、今は高校の履修必須科目は、コミュニケーション英語ⅠとⅡです。学校によって、進学対策にさまざまな工夫をして、教科目は増えることが多いです。

高校受験がそうなのですが、聞く、書くの技能を養い、評価しなければいけません。
今日のテストもリスニングと、自由に英作文(ほんの短文ですが)をもらさず、作問しました。

国語も書く=作文は必須らしいです。大学受験の小論文対策も1年の終わりごろからは意識して業者の教材を取り入れて始めるのが普通なようです。

で、
私がふと思ったこと。
ムスコの部屋に確か古典を現代文で読むシリーズの文学全集が会ったような記憶があります。断捨離対象になっていたけれど、いや、待てよ、この私が一部でも読んでからにしよう、今なら、古典も現代語訳でなら楽しめるかも・・・

帰宅してたぶん、今年に入って二回目くらいにムスコの部屋を開けました。
これです。


そしてまず初めに読みたかったのがこれ。


かの吉田兼行さん顔負けの、面白いことをいろいろ伝授してくれる友人が、私にはおりますけれど、本家本物の「徒然草」現代語訳、といいますか、今の時代の解釈(編者の偏見も含めて)が楽しみです。

私はぼけ、つっこみ、とか、ぎゃぐが全くできない朴念仁です。
日本人は、すでに千年以上前から、ブラックユーモアや、皮肉、ユーモア、など長けていました。古典で学ぼうと思います。江戸文学も面白そうです。

そして、帰宅して3時間、先ほど徒然草は一読にとどまらず、二度読み終えました。もちろん、全てではなく作者の選んだものだけです。
頭の中がどうなってるの、と思う前述の友人の言葉がかなりの部分、徒然草の中のとだぶります。ひょっとして、あの友人、徒然草が愛読書で、そのまま真似して口にしてるんじゃない?とまで思いました(笑)いつか聞いてみることにします。
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