facciamo la musica! & Studium in Deutschland

足繁く通う演奏会の感想等でクラシック音楽を追求/面白すぎる台湾/イタリアやドイツの旅日記/「ドイツ留学相談室」併設

体験「ダンディハウス」のメンズエステ

2007年09月15日 | pocknの気まぐれダイアリー
9月13日(木)時々

最近の結婚式の引出物では商品カタログをもらうことが多い。物がダブったり、絶対使わないものをいただいたりするよりは自分でカタログから選べるのはいいのだが、あの分厚いカタログを1ページずつながめていくのも結構シンドイ。しかもやっと見終わったとき「…で、おれは何が欲しいんだろう???」とわからないこともしばしば。

商品カタログでも、新郎新婦が品を厳選した商品カード集をいただいたことがある。これは新郎新婦の趣味や思いやポリシーが伝わってくるし、限られた品々から選ぶので楽しく選ぶことができる。

7月に幼なじみの結婚式に招ばれていただいたのは、分厚いカタログの方。
さあ、どうしよう… と困っていたら、奥さんが「これいいんじゃない?」と言った商品は「ダンディハウス」のメンズエステ。

おれも普段顔を全く構わないわけではない。風呂では男性用ビオレで洗顔してるし、奥さんがおれに買ってきたコラーゲン入りの化粧水も風呂上りにつけたりする。たまには鼻パックもやって、コマーシャルばりにパックの裏にツンツンと聳え立つ黒いトゲを見て喜んだりしている。
そんなこともあるので、奥さんに言われて「じゃあ、そうしよう!」と即決。こんなことでもない限り男性エステなんて絶対行かないだろうし…

チケットが送られてきたので電話で予約をして「ダンディハウス池袋店」に出かけた。
受付で
「どうぞそちらでお座りになってお待ち下さい。」
と言わて座ったソファーがふわふわで体が思いっきり沈み込んだ。
「いらっしゃいませ」
とおねえさんがおしゃれなガラスの器にハーブティーを入れてきてくれた。なんだかセレブの気分。
「まず、こちらの簡単なアンケートに記入して下さい。」
何だか問診表のようなアンケート。「美顔になったら何をしたいですか?」という質問なんかもあって、選択肢には「バリバリ仕事をしたい」とか「おしゃれをしたい」とかの隣に「もてたい」なんて面白い選択肢もあった。

最初に簡単なカウンセリング。自分は脂性のほうだと思っていたのだが、鼻やおでこ以外はむしろ乾燥気味で、それを補おうと鼻やおでこの脂が余計に出るのだそうだ。なるほど… それから今日のエステでは何をするかを詳しく説明してくれた。洗顔したり、パックをしたり、ブラッシングしたり、吸引したり… 何やら面白そう。

「では、まずこちらでお着替えをしてください。」
更衣室に通された。
「上半身を裸になっていただいて、こちらのガウンをお召しください。」
「え? エステは顔だけだって聞いてたんだけど、まぁいいか。」
ガウン姿で更衣室から出ると、いよいよエステルームへ。そこにはベッドが並んでいて、そのベッドに仰向けになった。
おねえさんが洗顔クリームを手にとって、顔全体、首から肩の方までくまなくマッサージをしながら塗りつける。なんだか気持ちいいぞ。
「人に顔を触られることなんてないでしょ?」
「そうですねー、あ、でも娘はよく面白がってほっぺ毛を抜くんですよ…」
「娘さんとスキンシップがあっていいじゃないですか…」
なんて、話をしながらのマッサージ。

次に顔にスチームを浴びながら回転ブラシを当てられる。これもおもしろい感触。ビショビショのパックをしばらく当てたあと、こんどは試験管の細いようなもので吸引。スポンスポンスポンッとリズムがいい。
「ちょっと我慢してくださいね。」
と言われて、素手で顔の毛穴を搾り出す。別に痛くはない。良い感じ。おねえさんとエステの話や世間話をしながらこんなことが続く。何だか床屋さんとか美容師さんと話している感じ。そのあと、顔全体に大きなパックを当てられた。
「お顔が小さいですね。このパック、小さくて間に合わない方もいらっしゃるんですけど、随分余りましたよ。」
顔が小さいなんて初めて言われた。きれいになった毛穴にいろんな栄養分を入れるパックらしい。パックが装着されると、
「しばらくこのままにしていてくださいね。」
と言われ、独りベットの上で時を過ごす。穏やかなBGMが流れ、まどろみの時間。このまま眠ってしまったらさぞいい気分だろうと思うのだが、うとうとしかけるとなぜか目が覚めてしまう。

ようやくおねえさんが戻ってきて、また顔から肩まで入念に手のひらでマッサージして、コースは終了しました。
「お疲れさまでした。」
いやいやリラックスできましたよ。

「ではこちらのお部屋へどうぞ。」
と着替えを済ませて通されたのはカウンセリングルームのようなところ。
「来たな…」 
引出物でタダでもらったチケットで来たおれは貴重なお客だ。きっとここで会員にならないか、と口説かれるに違いない。
「お顔を触ってみていかがですか?」
エステをする前にも触っておいてくださいと言われて触ったときとくらべると、別の肌のようにつるすべ。何だかすごくみずみずしく潤っている。
手や顔に器具を当てられて、皮膚がモニターに大写しになり、肌の状態をチェック。「結構きれいじゃないの!」
「今の状態はお肌の表面近くの老廃物や汚れが取れてこんな状態です。でもここらへんの細かい部分にはまだ老廃物が残っていて、これを何回かに分けて取り除くといいんですよ。」
絵を描きながら説明してくれる。
「来たな・・・ (ちょっと警戒)」
「簡単にうちのシステムを説明しますと、入会金がいくらいくらで・・・」
と始まった。でも本当に紹介する程度でさらりと終わって、「いかがでしょう?」なんて振ってこない。そのうちまたエステの話や世間話になった。
すごく感じのいいきれいなおねえさんで、商売っ気が感じられず気楽に話せるのがいい。ハーブティーをすすりながら長々と話をしてしまう。何でも、おしゃべりをするのも大事な仕事なんだそうだ。それでリラックスしてもらうと肌にもいいんだそうだ。エステシャンって、メンタルなカウンセラー的なものも要求されるわけだ。

会員に勧誘されることもなく、
「カタログをお渡ししておきますね。よろしかったらまたどうぞ。」
とお見送りしてもらって店を出た。なんだかすっかりいい気分になって雑踏の中に身を任せて駅へ向かう。すれ違うきれいなおねえさんとなぜか今日は目がよく合うような気がする。「男前が少々上がったかな・・・?

このまま勧誘の電話とかないままだと、かえってまた行ってみたくなってしまうかも… でも、入会金はなかなか値が張るからな。。。 

「ダンディハウス」のメンズエステ、これはおススメ。まだ未経験のひと、一度お試しあれ。

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