2023年に3年以上ぶりにようやく再開できた台湾旅行。コロナの規制で台湾に行けなかった間、それまでは台湾へ行くときに上空を通過するだけだった沖縄を訪れたことですっかり沖縄にも魅せられ、今回はお互いに近い沖縄と台湾をセットで訪れました。沖縄に2泊して台湾へ渡り、台湾では6泊しました。8泊9日の沖縄&台湾旅行のレポートをお届けします。
2024年3月27日(水)~29日(金)
旅の最終地は台北です。台湾に来れば必ず訪れることになる台北ですが、何度来ても発見があり、古き良き雰囲気を残しつつ、新たなスポットも次々と誕生しています。歩き尽くすことは不可能な街での出会い・体験をお伝えします。
明月湯包→臨江街観光夜市
台北に来たら必ず訪れるお店・場所はいくつかありますが、ここの小籠包は絶対外せません。小籠包を食べたあとは近くの臨江街観光夜市へ繰り出すのがお決まりのコースです。

変わらない美味しさの小籠包の名はお店の名前と同じ「明月湯包」

臨江街観光夜市へ

カットフルーツの屋台では甘~い釈迦頭を買って食べ歩き

国家撮影文化中心台北館
台北駅の近くにあるこの建物は日本統治時代に建てられた大阪商船株式会社をリノベした、写真と映像の博物館です。3フロアから成る広いスペースに、写真や映像の企画展示が行われています。入館無料で館内や作品の撮影も自由です。

目に留まったなかの作品からいくつかをご紹介・・・




大稲程エリアへ向かう途中にある台湾鉄道博物館の敷地内にはレンガの古い塀が残っていました。

同じ敷地内にあった奇妙な三角錐の物体は防空壕かな。台湾には防空壕が多く残されています。

大稲程エリア・迪化街
淡水河の流れが近い大稲埕エリアは昔から水運で発展した地域で、古い建物がたくさん残っています。そのメインストリートといえる迪化街には昔ながらの乾物屋やお菓子屋さん、食堂が多いばかりでなく、古い建築が次々にリノベされて、おしゃれなギャラリーや書店、カフェ、小物店などに生まれ変わり、何度訪れても発見があり、楽しさが尽きないエリアです。今回もここで半日過ごしました。
迪化街に入る手前から歴史的な意匠のアーケードが現れます。

迪化街に入って来ました。吊られているオブジェも必見です。

このお店で、手前の緑のバッグを買いました。



内部を公開している建築もあります。


2階にも上がれました。


ここの搾りたて100%ミカンジュースは最高です!

昭和浪漫洗濯屋
迪化街のメインストリートから一本中に入った道沿いにある、昭和レトロなお店。去年、ウィーンからの帰り、トランジットの間にちょっとだけ台北を訪れたときに見つけたお店です。去年は開店前だったけれど、今回は開いていました。

中に入ると、通路のような狭い空間にカウンター席があって、お客さんもたくさんいました。

2階は少し広い空間に部屋がいくつか。どれも昭和レトロ感が漂っています。

そこから更に道を一本入ったところには、魚丸湯を作るお店があります。ここで魚丸湯を頂きます。ここの団子は大きくて中に魚肉のすり身が入っていて、空腹をほどよく満たしてくれます。スープも優しい味。お店を出ると、店員さんに大声で呼び止められました。なんとカメラを置き忘れていて、持って来てくれました。助かった~😌

南街得意
迪化街のメインストリートに戻ります。「南街得意」は、迪化街の歴史的な建築の2階を利用したレトロで落ち着いた空間で、茶藝を楽しめるお店です。お茶は、沢山の種類の茶葉の香りを確かめて選ぶことが出来ます。僕は、ほんのり甘酸っぱいフルーツのような香りがした阿里山高山烏龍茶を選びました。一緒にお茶菓子も付いてきました。


夜は忠孝復興駅の近くにある飲茶レストランで、昔からの台湾人のお友達と食事しました。美味しい点心をいただきながら楽しいおしゃべり、今回もYOYOさんにご馳走になってしまいました。話は尽きず、このあとスタバに移って閉店まで過ごしました。

台湾での最後の朝ごはんは、ホテル(天成大飯店)の近くのお店をテイクアウトしながら何軒か周って、ホテルの部屋で食べました。写真の店はずっと前からホテルの隣にあって、朝は決まってこの女の人が鉄板で手際よくテキパキと次々に料理を作っていていつも気になっていたところ。今回、初めてここで起司蛋餅(チーズ入り卵のクレープ)を頼みました。あっという間に鉄板の上で調理して、箱に入れてくれました。

買い集めた朝食は、起司蛋餅、水煎包、飯糰,、飲み物は豆漿

台北街歩き開始
二二八和平公園にいたハッカチョウ

二二八和平公園から総統府の前に来ました。この裏手にある国史館へ向かいます。

国史館
毎年訪れる台北ですが、まだまだ訪れていない名所はいくらでもあります。国史館もそのひとつ。ここは、日本統治時代の1925年に森山松之助の設計によって落成し、台湾総督府交通局の一部門として利用されていました。2010年からは「総統・副総統文物展」として無料で公開されています。

正面エントランスの階段ホール

李登輝総統の執務室が再現されていました。

年輩のスタッフの女性が、しばらく僕たちに付いて丁寧に説明してくれたのですが、僕の中国語のレベルではわからないことだらけで残念でした。。
李登輝さんをはじめ、歴代の総統にまつわる展示の他に、世界各国から台湾に送られた贈答品の数々、台湾茶や台湾の原住民の暮らしぶりを伝える展示、台湾で盛んな野球に関する体験型の展示もありました。




国史館を出て北門の方へ向かいます。台湾の郵便ポストは絵になるなぁ

北門の近く、重慶南路にある胡椒餅屋さん。次々と作って焼いてます。

行列に並んで2つ買い、北門前の植込みのベンチで食べました。パリパリでアツアツ、肉汁に注意!

榕錦時光生活園區
北門から捷運に乗って古亭へ。ランチや買い物をしつつ、1年半前の2022年9月に新しくオープンしたという榕錦時光生活園區を訪れました。台湾ではおなじみの、日本統治時代に建てられた建築をリノベしたスポットで、ここは日本統治時代に刑務所官舎として使われていたところです。

縦長の敷地に日本家屋群が並び、どれもきれいに修復され、ショップやカフェ、レストランなどに生まれ変わっています。大きなガジュマルの木や花々と調和した景観は、人気の撮影スポットにもなっていました。

刑務所だった当時の塀も残されています。

ガラス張りの新しいアイテムも、古い建物と調和しています。

珍しいハトは、検索したら「ベニバト」だそうです。

榕錦時光生活園區も、いわゆる「文創」のひとつと云えるでしょう。敷地内の建物にあった歴史を伝える展示室では、ガイド付きで見学しているグループがいました。台北には、こうした日本統治時代の建築を利用したスポットが数多くありますが、今でも次々と新たなリノベスポットが生まれています。いつもながら日本のものを大切にしてくれる台湾に感謝です。
「地球の歩き方」に出ていた豆花屋さんを目指して永康街の方へ歩いていくと、かわいらしい豆花屋さんがあったので入りました。

お店はお姐さんが一人でやっている様子。小さなスペースで、ツヤツヤの粉圓とふぶき落花生がトッピングされ、ほどよい甘さで冷たい豆花を美味しく頂きました。小さな湯呑でお茶も出してくれました。


にこやかで感じのいいお姐さんに見送られて永康街を歩いて行くと、行列が出来た豆花屋がありました。「地球の歩き方」に載っていたのはこっちのお店だったようです。でもさっきのお店で良かったのだ。
永康街をぶらぶら歩き、永康公園の前のお店で葱油餅を買って食べたりしながら捷運東門站へ。入口近くの新東陽でお菓子を買ってホテルへ戻りました。台湾最終日のアクテビティを終え、荷物をピックアップして最終の帰国便に乗るため、松山機場へと向かったのでした。
沖縄旅行2024① 道の駅かでな~沖縄の基地問題を思う~
沖縄旅行2024② 読谷村を巡る(やちむんの里、座喜味城跡、残波岬)
沖縄旅行2024③ 南風原陸軍病院壕ガイドツアー
沖縄旅行2024④ 琉球王国時代の遺産を訪ねる(中城城跡、中村家住宅、識名園)
台湾旅行2024① 桃園市の古都、大渓老街を訪れる
台湾旅行2024② 桃園は空港だけじゃない(桃園市中壢の日本家屋)
台湾旅行2024③ 明治時代からの山奥の名湯・谷関温泉でリゾート気分
台湾旅行2024④ 台中捷運に乗って台中の名所を巡る
台湾旅行2024⑤ 台中~豪族林家の名建築群「霧峰林家」を訪ねる~
台湾旅行2024⓺ 台中街中散歩
台湾旅行2024⑦ 台中の「文創」の中心地、台中文化部文化資産園区
トランジットで過ごした2時間の台北
やっと来れた台湾 ~台湾リベンジ旅行2023~ (その1)台北、三義、台中
優しい台湾 ~三峡で出会ったおじいさん(台湾人の優しさを考える)~
おもしろすぎる台湾
♪ブログ管理人の作曲のYouTubeチャンネル♪
最新アップロード:アンレーデのための五重奏曲「花から花へ」
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コロナ禍とは何だったのか? ~徹底的な検証と総括を求める~
コロナ報道への意見に対する新聞社の残念な対応
やめよう!エスカレーターの片側空け
2024年3月27日(水)~29日(金)

旅の最終地は台北です。台湾に来れば必ず訪れることになる台北ですが、何度来ても発見があり、古き良き雰囲気を残しつつ、新たなスポットも次々と誕生しています。歩き尽くすことは不可能な街での出会い・体験をお伝えします。
台北に来たら必ず訪れるお店・場所はいくつかありますが、ここの小籠包は絶対外せません。小籠包を食べたあとは近くの臨江街観光夜市へ繰り出すのがお決まりのコースです。

変わらない美味しさの小籠包の名はお店の名前と同じ「明月湯包」

臨江街観光夜市へ

カットフルーツの屋台では甘~い釈迦頭を買って食べ歩き

台北駅の近くにあるこの建物は日本統治時代に建てられた大阪商船株式会社をリノベした、写真と映像の博物館です。3フロアから成る広いスペースに、写真や映像の企画展示が行われています。入館無料で館内や作品の撮影も自由です。

目に留まったなかの作品からいくつかをご紹介・・・




大稲程エリアへ向かう途中にある台湾鉄道博物館の敷地内にはレンガの古い塀が残っていました。

同じ敷地内にあった奇妙な三角錐の物体は防空壕かな。台湾には防空壕が多く残されています。

淡水河の流れが近い大稲埕エリアは昔から水運で発展した地域で、古い建物がたくさん残っています。そのメインストリートといえる迪化街には昔ながらの乾物屋やお菓子屋さん、食堂が多いばかりでなく、古い建築が次々にリノベされて、おしゃれなギャラリーや書店、カフェ、小物店などに生まれ変わり、何度訪れても発見があり、楽しさが尽きないエリアです。今回もここで半日過ごしました。

迪化街に入って来ました。吊られているオブジェも必見です。

このお店で、手前の緑のバッグを買いました。



内部を公開している建築もあります。


2階にも上がれました。


ここの搾りたて100%ミカンジュースは最高です!

昭和浪漫洗濯屋
迪化街のメインストリートから一本中に入った道沿いにある、昭和レトロなお店。去年、ウィーンからの帰り、トランジットの間にちょっとだけ台北を訪れたときに見つけたお店です。去年は開店前だったけれど、今回は開いていました。

中に入ると、通路のような狭い空間にカウンター席があって、お客さんもたくさんいました。

2階は少し広い空間に部屋がいくつか。どれも昭和レトロ感が漂っています。

そこから更に道を一本入ったところには、魚丸湯を作るお店があります。ここで魚丸湯を頂きます。ここの団子は大きくて中に魚肉のすり身が入っていて、空腹をほどよく満たしてくれます。スープも優しい味。お店を出ると、店員さんに大声で呼び止められました。なんとカメラを置き忘れていて、持って来てくれました。助かった~😌

南街得意
迪化街のメインストリートに戻ります。「南街得意」は、迪化街の歴史的な建築の2階を利用したレトロで落ち着いた空間で、茶藝を楽しめるお店です。お茶は、沢山の種類の茶葉の香りを確かめて選ぶことが出来ます。僕は、ほんのり甘酸っぱいフルーツのような香りがした阿里山高山烏龍茶を選びました。一緒にお茶菓子も付いてきました。


夜は忠孝復興駅の近くにある飲茶レストランで、昔からの台湾人のお友達と食事しました。美味しい点心をいただきながら楽しいおしゃべり、今回もYOYOさんにご馳走になってしまいました。話は尽きず、このあとスタバに移って閉店まで過ごしました。

台湾での最後の朝ごはんは、ホテル(天成大飯店)の近くのお店をテイクアウトしながら何軒か周って、ホテルの部屋で食べました。写真の店はずっと前からホテルの隣にあって、朝は決まってこの女の人が鉄板で手際よくテキパキと次々に料理を作っていていつも気になっていたところ。今回、初めてここで起司蛋餅(チーズ入り卵のクレープ)を頼みました。あっという間に鉄板の上で調理して、箱に入れてくれました。

買い集めた朝食は、起司蛋餅、水煎包、飯糰,、飲み物は豆漿

台北街歩き開始
二二八和平公園にいたハッカチョウ

二二八和平公園から総統府の前に来ました。この裏手にある国史館へ向かいます。

国史館
毎年訪れる台北ですが、まだまだ訪れていない名所はいくらでもあります。国史館もそのひとつ。ここは、日本統治時代の1925年に森山松之助の設計によって落成し、台湾総督府交通局の一部門として利用されていました。2010年からは「総統・副総統文物展」として無料で公開されています。

正面エントランスの階段ホール

李登輝総統の執務室が再現されていました。

年輩のスタッフの女性が、しばらく僕たちに付いて丁寧に説明してくれたのですが、僕の中国語のレベルではわからないことだらけで残念でした。。
李登輝さんをはじめ、歴代の総統にまつわる展示の他に、世界各国から台湾に送られた贈答品の数々、台湾茶や台湾の原住民の暮らしぶりを伝える展示、台湾で盛んな野球に関する体験型の展示もありました。




国史館を出て北門の方へ向かいます。台湾の郵便ポストは絵になるなぁ


北門の近く、重慶南路にある胡椒餅屋さん。次々と作って焼いてます。

行列に並んで2つ買い、北門前の植込みのベンチで食べました。パリパリでアツアツ、肉汁に注意!

榕錦時光生活園區
北門から捷運に乗って古亭へ。ランチや買い物をしつつ、1年半前の2022年9月に新しくオープンしたという榕錦時光生活園區を訪れました。台湾ではおなじみの、日本統治時代に建てられた建築をリノベしたスポットで、ここは日本統治時代に刑務所官舎として使われていたところです。

縦長の敷地に日本家屋群が並び、どれもきれいに修復され、ショップやカフェ、レストランなどに生まれ変わっています。大きなガジュマルの木や花々と調和した景観は、人気の撮影スポットにもなっていました。

刑務所だった当時の塀も残されています。

ガラス張りの新しいアイテムも、古い建物と調和しています。

珍しいハトは、検索したら「ベニバト」だそうです。

榕錦時光生活園區も、いわゆる「文創」のひとつと云えるでしょう。敷地内の建物にあった歴史を伝える展示室では、ガイド付きで見学しているグループがいました。台北には、こうした日本統治時代の建築を利用したスポットが数多くありますが、今でも次々と新たなリノベスポットが生まれています。いつもながら日本のものを大切にしてくれる台湾に感謝です。
「地球の歩き方」に出ていた豆花屋さんを目指して永康街の方へ歩いていくと、かわいらしい豆花屋さんがあったので入りました。

お店はお姐さんが一人でやっている様子。小さなスペースで、ツヤツヤの粉圓とふぶき落花生がトッピングされ、ほどよい甘さで冷たい豆花を美味しく頂きました。小さな湯呑でお茶も出してくれました。


にこやかで感じのいいお姐さんに見送られて永康街を歩いて行くと、行列が出来た豆花屋がありました。「地球の歩き方」に載っていたのはこっちのお店だったようです。でもさっきのお店で良かったのだ。
永康街をぶらぶら歩き、永康公園の前のお店で葱油餅を買って食べたりしながら捷運東門站へ。入口近くの新東陽でお菓子を買ってホテルへ戻りました。台湾最終日のアクテビティを終え、荷物をピックアップして最終の帰国便に乗るため、松山機場へと向かったのでした。
沖縄旅行2024① 道の駅かでな~沖縄の基地問題を思う~
沖縄旅行2024② 読谷村を巡る(やちむんの里、座喜味城跡、残波岬)
沖縄旅行2024③ 南風原陸軍病院壕ガイドツアー
沖縄旅行2024④ 琉球王国時代の遺産を訪ねる(中城城跡、中村家住宅、識名園)
台湾旅行2024① 桃園市の古都、大渓老街を訪れる
台湾旅行2024② 桃園は空港だけじゃない(桃園市中壢の日本家屋)
台湾旅行2024③ 明治時代からの山奥の名湯・谷関温泉でリゾート気分
台湾旅行2024④ 台中捷運に乗って台中の名所を巡る
台湾旅行2024⑤ 台中~豪族林家の名建築群「霧峰林家」を訪ねる~
台湾旅行2024⓺ 台中街中散歩
台湾旅行2024⑦ 台中の「文創」の中心地、台中文化部文化資産園区
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