熊足?!日記

趣味のアマチュア無線と日常の出来事
(Bear foot?!→A bare foot)

ローテータ- コントローラの修理完了。

2013-02-17 | 無線の話題
長年愛用してきたエモテータ(1105MS)ですが今朝、気がついたのですがコントローラの指針が回りません。
以前もこんなトラブルがあったので電源を切ってから背面のコネクタを1回抜いて再度挿入し、再度電源を入れてみましたがコネクタの接触不良じゃ無さそうです。窓から顔を出してANTを見上げながら再度スイッチを操作するとANTはちゃんと回っていました。でもコントローラからは指針駆動のモータの回転音がしないので単なるベルトのゴム切れでも無さそうです。ちなみにコントローラのベルトのゴム切れはよくあるようでブログ諸氏が何回か取り上げていますね。代用品も水道のパッキングや輪ゴム、それからゴムはゴムでもこんな使い方もあるのかいなというものまであって皆さん工夫しているようです。私は1度メーカから純正の指針とベルトのゴムを取り寄せた事があります。・・・ANTは回るもののこれでは使えないのでまず、原因を探ることにしました。コネクタを再度引き抜いて、ローテータ本体へのケーブルのチェックから始めました。


コネクタを引き抜いてテスターで4,5,6番各ピンの導通を計ります。ここの導通が無いとローテタ内部のポテンショメータの電圧が読めなくなります。


結果はOK、断線では無さそう・・・もちろんローテータ本体側の故障では無さそうです。アンテナを回転すると4-5、5-6
間の電圧も変化します。電圧を測るときは隣に100Vの掛かった端子があるので慎重に・・・

最悪の事態は避けられそうですがコントローラの電気的な故障もやっかいです。
取扱説明書には簡単な略図しか記載されていないのでインターネットで調べてみたら・・・ありました。ありました。
私の機種と同じではありません。ピンのナンバーや使われているTrも違うようですが基本は同じです。


OPアンプの電圧をチェック 回路図どおりの電圧が出ています。ここまではOK、ICの足の電圧測定はショートしないように。


あれれ モーターに電圧がかかっていません。


調べてみたらコントローラのリミットスイッチの接触が悪いのでモータの端子の片方がアースにつながっていませんでした。


赤で囲ったところは今回の故障の原因の箇所です。

わかってしまえば何のことは無いのですが、リミットスイッチの接触不良が原因でした。
接点を名刺をはさんでこすって汚れを落とし、再度組み上げ、停止位置を裏面のVRで調整して作業完了です。

軽やかな音でモータは回ります。電子部品は意外に丈夫ですね。今回も機構部品が原因でした。
良かった良かった。

FB Dxing
de:JA3VUI




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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tcv/kazu)
2013-02-18 15:41:47
直って良かったですね。

こまめに接点を拭いてあげれば長持ちしそうですね。
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直って良かった。 (Kac/JA3VUIです)
2013-02-19 01:00:35
Kazuさん
コメントありがとうございます。

確かにメンテナンスは大事ですね。
正常なときの各部の電圧も記録しておくといざというとき役にたちそうです。
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Unknown (jg3iwl)
2022-05-17 15:24:48
約3年しか使用していない1200SAで回転し無くなり、同じ個所のコントローラー側のリミットスイッチを外し、厚紙で両方接点を数回擦ったら、接点が復帰したやうで、回転するようになりました。 貴局の記事に助けられました。
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