熊足?!日記

趣味のアマチュア無線と日常の出来事
(Bear foot?!→A bare foot)

FTDX3000 インプレッションその5・・・聴き比べ

2013-08-25 | 無線の話題
日中は猛暑が続いていますが朝はずいぶん涼しくなりました。昨夜は網戸だけで寝てしまったので風邪を引いてしまいました。

今日はANT切り替えスイッチとヘッドフォンを用意してFT-1000MPと聴き比べです。
ヘッドフォンですが、このリグにはミニジャックがないので変換プラグが必要です。これもコスト削減の為か、FT-1000MPには標準プラグとミニプラグ用の2つのジャックがあったのに残念。ミニジャックこそ標準で残して欲しかった。・・・

聞いてみたのは40mのCWバンド、信号が強い局はどちらのRIGでもきれいに聞こえるのですが、Sがほとんど振れないような信号では差がつきます。FTDX3000はIPO ON WIDTH 100HZ以下でノイズが劇的に減り、信号とノイズが分離されて聞こえますが、
FT-1000MPは250HZのメカフィルとクリスタルフィルターを入れるとコーという音がして非常に聞きにくくなります。
FT-1000MPのサブ受信機は500HZ までしか帯域が取れないのでローバンドでは問題外。

このRIGを選んだ理由の一つはスプリット時に、多くの呼び倒してい局の中から拾われている周波数を探し出す能力です。
私にとっては真の意味の同時受信は必要ありません。なぜなら 呼び倒している多数の局と目的とする局のCW符号が同時に聞こえても困るからです。切り替え操作がうまくできれば十分です。今まで1年間FT-450Dを使っていた理由がこれです。

秋からのローバンドを楽しみにしています。

FB Dxing
de:JA3VUI





FTDX3000 インプレッションその4・・・メモリーキーヤー

2013-08-24 | 無線の話題
標準付属品のメモリーキーヤーを使ってみました。メモリー入力はキーからもダイアルからもできます。
コンテストナンバーも自動で打ち出せます。
FT-450Dでは内蔵メモリーキーヤー使用時はフルブレーキングにならなかったのですが、このリグはちゃんとフルブレーキングしてくれるのでパイルアップで呼び倒すことはなさそう。リレーの音も気にならないし、連続送信してもファンは回りません。


前回TXWスイッチを押しながらダイアルを回せないとぼやきましたが、ファームウエア最新版ではTXWスイッチを押すとメインダイヤルで操作できる設定があり、瓢簞から駒で左手で操作すれば良いことに気がつきました。もちろんTXWを押しているときはキーイングはできないようになっています。マニュアルはよく読まないとね。・・・


FB Dxing
de:JA3VUI


FTDX3000 インプレッションその3・・・SPLIT運用法について

2013-08-19 | 無線の話題
昨日はKCJコンテストで少しだけランニングしてみました。40mバンドはWIDTHを帯域を絞って聞いて見ると今まで経験したことがないほど静かで快適です。

さて前々回でSPLITでのTXWスイッチの事について触れましたがオペレーションマニュアルとは別に1枚の冊子が付いていて、それによるとSPLITスイッチを押しながら電源投入を行うとTXWを押しているときだけVFOBはメインつまみで操作できるようになると記述があります。早速試してみたのですが・・・確かにTXWを押しながらメインダイアルを回すとVFOBとVFOAの周波数が入れ替わりVFOBの受信周波数を操作できるのですが片手ではTXWを押しながらメインダイヤルは回せません。元々八重洲ではTXWをペディション局がSPLIT運用時に自分の送信周波数をワッチするために設けたように思えます。ダイヤルを回すなんて考えてなかったのかも知れません。できればTXWのスイッチを1回押す事に切り替わるようなソフトのバージョンアップを期待します。

FT-1000MPはRX部が2台あって同時受信も出来るのですが、同時受信なんて器用なことは出来ないので AF REVというSWを使っていました。ポチッとおすとVFOBの受信音がもう一度押すとVFOAの受信音が聞こえるので使い勝手は良いです。
またFT-450DはVFOAとVFOBの切り替えSWはあるのですがVFOAとVFOBの周波数を入れ替える概念は無く、VFOAに設定した周波数1もしくはVFOBに設定した周波数2を切り替えて呼び出す機能があるだけですが1回押す事にVFOA VFOBと大きく表示、SPLITの表示もはっきり出るので同時受信はできませんがSPLIT運用は苦になりません。


FT-1000MP・・・18年前の設計ですがさすが名機 細かく考えられてます。


FT-450D・・・コンパクト機の傑作、使い勝手の良さはさすが・・・

結局いろいろ試してみた結果、FTDX3000にはTX CLARが付いているので次のようなSPLIT運用法を考えました。
(VFOA RX TXの状態で)
1./CLARのスイッチをONにします。
2.CLEARのスイッチを押します。(送受同一周波数に合わせる。)
3.TX CLARを1回押してサブダイヤルを任意の周波数にする。
4.SPLIT時の送信周波数を聞くときはRX CLARを押す。(ダイヤル上の表示が変化します。)
5.もう一度RX CLARを押すと元に戻って相手局の周波数を表示します。
6.送信時はちゃんと送信周波数を表示します。

これならオンフレで呼ぶ間違いは無さそうです。


SPLIT7004KHz送信周波数設定


相手局7002kHZを受信するとき


SPLITではTX CLARとRX CLARを使うことにしました。ダイヤルの大きさも変化量もちょうど良い。


FTDX3000 ファーストインプレッションその2

2013-08-18 | 無線の話題
40mバンドでKCJコンテストを聴きながら書いています。
カタログで解らなかったことの続きです。(主にCW中心です。)

CWのゼロインはBARディスプレイを見ながら簡単にできます。これは優れもの。
帯域を絞ってコンテストを聞いていると±100Hz ぐらいで呼んでいる局は意外に多いですね。

オートゼロインという機能がありますがこれは使いにくい。機能表示ディスプレー画面を呼び出しZIN/SPOTを反転表示したときしか使えません。
FT-1000MPやFT-450にもあったSPOT動作も同様でバンドスコープ動作時には使えません。
BARディスプレイだけで十分です。もうちょっと操作面を工夫すればいいのに残念です。今後のファームウエアのバージョンアップに期待します。

この機種では帯域内のある部分を強調したり、減衰させたりするCONTOURの強調機能が無くなって代わりにAPF(オーディオ・ピーク・フィルタ)があります。これは良く切れる上にノイズが減って効果絶大。WIDTHで500Hzの帯域設定でもAPFナローでは150Hz位の帯域になっているので注意が必要です。

40mのコンテストで強力な局のすぐ隣でCQを出している弱い局を聞いて見ましたが、何の被りも感じられません。
RFゲインを下げたり、ATTを入れたりすること無くきれいに復調できます。

このRIGは狙い通り最強のコンテストマシンになりそうです。 


機能表示ディスプレーを呼び出したところ 右下のZIN/SPOTを反転しているときしかオートゼロインが使えない!!




FTDX3000 セッティング完了 ファーストインプレッション

2013-08-17 | 無線の話題
半日ほどこのRIGを触ってみたのでファーストインプレッションを書いてみます。

1.第一印象について
 他のブログでも書かれていますが、発表時の写真の写りが悪すぎたようです。現物はちょうど良い大きさでディスプレイも大変きれいです。

2.まず聞いて見ました。
 40mと20mを聞いて見ました。モードはCW きれいな音です。WIDTHで帯域を狭くしてもほとんどリンギングを感じません。
 IPO ON WIDTH 50Hzは思わず「すげえ・・・」とつぶやくほど静か。

3.カタログで解らなかったこと。(操作性について)

 とても残念なことはFT-450Dに較べて明らかに操作性が悪くなった点がいくつかあることです。

 本機の各機能の設定は左側ディスプレイ部の操作で行いますが、これはマニュアルを読まないとまずできないでしょう。
 ・ブロックダイアグラムディスプレイのANT IPO ATT・・・ATTは左側のボタンで設定出来ます。
 ・MICゲイン PROC/CAR NOTCH CONTOUR/APF SHIFT WIDTH AF RFは単独でつまみがあります。 
 しかしここからがややこしい
 ・VOX PROCのON OFF KEYER DNRのON OFFは「SCOPE」ボタンを数回押して機能表示画面を呼び出しセレクタースイッチ上下左右で選択です。
 ・もっと大変なのはMENUでの設定です。
 「MENU」で画面を呼び出し セレクタスイッチ上下で目的のMENUのところでSELECTを押し、表示が反転したらセレクタスイッチでパラメータを変更して再度「SELECT」そのあと「MENU」・・・
 ・DNRのパラメータの設定、CWのトーンモニタ音量は上記MENUの操作が必要です。
 ・FT-450DではDSPの設定は全て1発管理、CWのトーンモニタ音量は本体音量と連動でなおかつ対比調整までできたのに・・・
 ・CW運用の時にNARを押さないとWIDTHが狭帯域になりません。つまみを操作しているときだけ帯域が表示されます。
 ・SPLIT持にVFO-Bを受信できるTXWですが今回はちゃんとVFO-Bを動かせます。でも 押してるときだけなのでTXW押しながらVFO-Bには指が届きません。1回押す事に切り替わるFT-1000MPのAF-REVみたいのにして欲しかった。VFO-BのRXを押せば済むのでこのボタンは何に使うんだろう。

4.MENUでのセッティングについて
 変更したのは以下の設定です。
 ・SPLITの長押しでVFO-Bがシフトするデフォルト+5KHzを+1KHzに変更。
 ・CWブレークインはSEMIからFULLに
 ・APF WIDTHはNARROW
 ・CW DIAL STEPは1Hzに
 ・TUNING SELECT (VFO-Bつまみで祖調整ができる)は100KHZ
 ・AGC SLOPEはSLOPEに
 ・ディスプレーのDIMMERは眩しすぎるのでデフォルトの8から4へ


ディスプレー部 右のセレクタースイッチの操作が・・・


MENU画面196項目 デフォルト値は青になっているので元に戻せます。


FT-450DのDSP表示部・・・このRIGは操作性抜群間違いなく名機です。

まだまだ使い始めたばかりなので慣れればOKの部分もありそうですが続きは次回で・・・