映画『君の名は』に出てくるアマチュア無線機

今日は長編アニメーション『君の名は』を見てきました。
朝一番の上映時間なのに満席状態…結構年配の方も多くこの作品の人気の高さがうかがえます。
ストーリーは千年に一度訪れる彗星にまつわる少年、少女の奇跡の出会いを描いたファンタジー…
光と影を緻密に描いた背景描写と退屈させないストーリーは見事です。

その中でアマチュア無線機『TS-520』が出てきて驚きました。
ここから先は　少しネタバレですが…彗星が落ちてくるのを町民に知らせるため
防災行政無線を電波ジャックするにはHFの無線機では無理ですね。
それから、停電が起こっても防災行政無線の基地局はバッテリーで使用できます。
主人公の女の子のおばあさんが戸別受信機のコンセントを抜くシーンがありましたが
本当はコンセントを抜いても電池内臓なのでもちろん聞こえます。
映画を見ていてこんなことを考えていたのは私ぐらいでしょう。

お話がファンタジーなので天文の専門家から見てもおかしなことがあると思いますが
この映画は何回も見に行くと別の発見ができそうです。若い人も昔若かった人も必見の映画です。


往年の名器　TS-520

Kac/JA3VUI