TT ドックサイド

自由形紹介記事とその雑誌

昭和３０年代の鉄道模型誌を手に入れた。
機芸出版社発行の「鉄道模型作品20題」だ。
その中身はかつて鉄道模型趣味の誌上に掲載されたモノの中から20題をまとめ特集としたモノである。
戦前から戦後にかけての作品が20題。
その内2題（1割）がなんとTTゲージの紹介である。
1つは軌間12ミリの自由形。そしてもう1つは軌間12ミリで1/120である。
この頃のTTは軌間12ミリで縮尺が1/100～1/120くらいで作られていたようだ。
TTや120分の1スケールは目新しいモノではなく、戦前より続く長い歴史を持つ規格の模型なのだ。
（雑誌の文中にはED17を1/100で昭和12年に作成の記述あり）


ドックサイトの紹介記事

2つあるTT作品のうちドックサイド蒸気機関車が1/120である。
NゲージでもトミーNスケールから「Bタイプ小型蒸気機関車」として発売されていたあの機関車だ。


トミーNスケールのドックサイト

当時は今日からするとバケモノのような大きなモーターしかなく、それを如何に小さなボディーに詰め込むかの苦労が記事から読み取れる。

ビバ！ワントエンティー！！