3月29日、「マーガレットの色変わり品種」を記事にしました。その時は、「マーガレットの色変わり品種(おそらく「スラッシュピンク」)は筒状花が全て咲ききると舌状花の花弁が白からピンク色に変わるようです」と報告しました。というのも手に入れた時、筒状花が開き切っている花は舌状科の花弁がピンク色で、そうでない花は白色であり、十数輪咲いていた花全てで例外が無かったためそう思いました。しかし、その後の観察で そうでもないことがわかりました。
4月4日、中心部の筒状花も咲き始めて、この日完全開花しました。
それから5日経った本日はどうなっているかというと・・
完全開花から5日経ったというのに、舌状花の花弁は全然ピンク色になっていませんでした。
一方・・
未開の筒状花があったとしても、ピンク色になっている花はかなりの数みられました。
さらに・・
何なら蕾でも濃いピンク色になっている花もあったので、筒状花の開花状況と舌状花の花弁の色は全く関係ないことがわかりました。購入した時に例外が無かったのは たまたまだったようです。
何が原因で白色とピンク色の違いが生まれるのか、咲いている位置や枝の違いなど色々と観察したものの法則は見つからず全然分かりません。
さらに、花にやってきたハナアブを観察したところ、白色とピンク色を区別せずに訪花していました。筒状花が咲き切って花粉がほとんど残っていない花では無駄足を踏んでいました。このことから花の色を変えることで開花状況を虫にお知らせしている?、という仮説も違ったようです。
【まとめ】
- マーガレット・スラッシュピンクは白色とピンク色の花が生じます
- 開花後、時間経過と共にピンク色が濃くなるという傾向はあったものの、つぼみの時点でピンク色の花もあり完全な法則とは言えませんでした
- 筒状花が全て開花すると舌状下の花弁の色が白色からピンク色に変化するのでは?という仮説は誤りでした。
- 訪花したハナアブを観察したところ、白色とピンク色の花を区別していないように見え、花の色を変えることで虫にメッセージを送っているのでは?という仮説も違っていたようでした