今年の春は庭の草取りをサボった関係で今まで見たこともないような雑草が生えてきました。
キキョウソウ
昨年道端に生えていたキキョウソウからタネをとって4月に種蒔き用の土に蒔いたのですよ。すごく細かいタネでした。しかしそこからは一つも発芽しませんでした。でも庭の全然関係ないところで知らない間に花を咲かせていました。あまのじゃくというか意地悪というか。気づかないうちに茎の長さが30cm近くになっていました。これに関しては次回にもう少し詳しくレポートしたいと思います。
ムシトリナデシコ
この草も久しぶりに見た気がします。唐突に観葉植物の鉢から生えてきたりして、どういう経路でタネが迷い込んで来るのか不思議です。花の色はピンクで園芸品種に引けをとりません。
これ以外にも庭で初めてみる雑草のことも記録しておきたいと思ったのですが、今日はあいにく一日中雨〜雨模様で撮影しませんでした。今週金曜日にでも記事にしたいと思います。
以下、ムシトリナデシコについて過去レポートを一部改変しての再掲です。
ムシトリナデシコは地中海原産で、その名の通り茎上部の褐色の帯(白円で囲った所)から粘液を出しているので小さな昆虫などがトラップされていることがあります。粘着力はそれほど強くなく、ポストイットを少し強めた程度です。虫を捕って消化吸収している訳ではありません。それ故、食虫植物ではないのですが、そうすると粘液の存在理由とは?。粘液がないとどの様な不利益を被るのでしょうか。一つの考えとしては、その植物にとっての害虫から大切な身(花、つぼみなど)を守るためということが挙げられます。 が、具体的にどんな「害虫」を想定しているのかは不明です。アリの盗蜜を防いでいるという説は有力で、実際粘着帯で引き返すアリを見たことはあります。ただムシトリナデシコの立場からするとどうなのか。容易に推測できることはその先の興味は失いがち。誰も実験や観察で証明しようとは思わないですよね。