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植物のふしぎ

植物をはじめ、生物のふしぎな生態をレポートします。
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花の紫外線反射と吸収 野菜編

2025年04月17日 | 植物の生態

今年のソラマメ、何株か枯らしてしまったのでうまくいったとは言えないのですが、その中でも元気な株では現在花をたくさん咲かせています。

ソラマメの花と言えば、翼弁にある黒紫色で存在感のある特徴的な模様です。そして旗弁にあるたくさんの筋模様。

紫外線の反射はどのようになっているでしょうか・・

旗弁の筋模様と翼弁の黒い模様は紫外線を強く吸収していました。合わせてネクターガイドとしてはたらいていると考えられました。花の模様が黒く見えても紫外領域では吸収しない場合もある中で、大きな模様が強く紫外線を吸収しているのは大変印象的でした。

この黒い模様により、可視光同様に紫外領域でも未開と開花済みの区別がはっきりしますのでハナバチなどに強いメッセージを出しているのかもしれません。

過去にも挙げたオータムポエムの花、再掲しておきますね。今、千曲川の土手などで咲き誇っている菜の花も人知れず紫外線でミツバチにアピールしているのですよ。

【まとめ】

  1. 野菜の花も紫外線でミツバチなどの紫外線を認識できるポリネーターにアピールしていました
  2. ソラマメの特徴的な翼弁の黒い模様は強く紫外線を吸収していました
  3. 大きな黒い模様で開花をアピールし、旗弁の筋模様で蜜の位置を案内していると想像できました
  4. 菜の花の花弁は黄色一色に見えますが、紫外線反射を観察すると花の中心側で強く吸収していることが分かりました
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