HAPPY PITAN BLOG

アラサー、女、ロシアンブルーと同棲中。社長やってます。

怒りや憎しみ

2011-02-11 | 本の話
うーん。

今日一気読みした本。

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救いようのない話だった。。。

たった一人の家族である娘を少年たちに蹂躙されて殺された父親が

少年法では犯人を裁けないと復讐するのだが。。。その結末は。。。


うーん。


傷害致死で人を殺しても18歳以下であれば3年で刑務所から出てくるらしい。

私は個人的には人を殺したら、その人も死ぬべき

という考えを持っているので、

(間違っても裁判員には選ばれないだろうね)

今の少年法にはまったく同意できない。


そんなこの日本社会の矛盾にフォーカスした小説としては、

価値があると思う。


しかし東野圭吾のとても繊細な父親の心理描写を読んでいると

いかに正当なものでも、怒りや憎しみは何も生まないという空しさだけが残った。


個人的なことを書くと、

怒りや憎しみは負のオーラしか生まないということを

直感的に、そして経験上分かっているので

私はめったに怒りや憎しみという感情を持たない。


たいてい、精神状態は一定で、喜怒哀楽でいうと、95%は喜楽だ。


だから、たまにそういう感情を持つと

箱に入れてぐるぐるに縛って、

心の奥底に沈めて、

風化するまで待つ。


時間というのは素晴らしくいろいろなことを解決してくれるのだ。


でも、こういう小説を読んでしまうと

なんか、自分にも少なからず経験したことがあるマイナス感情が掘り起こされてしまう。


やっぱり、暗い話は性に合わないな、と思ってしまった。


お口直しに、楽しい映画でもみようと思います。

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