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【映画】時をかける少女(ブログ投稿2回目)…改めて観たけど良作

2021-07-13 20:41:00 | 映画・DVD
本日は2021年7月13日(火曜日)です。
まだ火曜日なんやな💦

(この記事を書いた後、録画していた「ラ・ブーム」を観ました)


以下は映画鑑賞記録です
昨日に引き続き「時をかける少女」の記事となります。



「時をかける少女」(2006年版)🍮🍤
監督 :細田守
出演(声):仲里依紗、石田卓也、板倉光隆
制作年:2006年
制作国:日本🇯🇵
アニメーション作品

今はなき「Dlife」で2015年9月13日(日曜日)に放送されたものを録画。
HDDにたっぷり温存した後の2021年7月11日(日曜日)の午後までに鑑賞しました。

この放送がされた2015年9月当時は「バケモノの子」の劇場公開時期、その公開に合わせてこの「時をかける少女」と「サマーウォーズ」が放送され、二つとも録画していたのだけど、鑑賞する時間を捻出できず、HDDの容量問題で「サマーウォーズ」の方は、またいつでも観れるだろう(また放送されるだろう)と消去…この「時をかける少女」の方もやっと観たという感じです。
…というか別で放送された大林宣彦版の「時をかける少女」を観たのに合わせて鑑賞しました。

当ブログへのこの映画鑑賞記録の投稿は2度目です1度目はこちら



概要
筒井康隆の小説「時をかける少女」の20年後、小説の主人公 芳山和子の姪 紺野真琴を主人公にした物語。
東京の下町の高校に通う紺野真琴(声:仲里依紗)は、クラスメイトの男子、津田功介(声:板倉光隆)、間宮千昭(声:石田卓也)の3人でよく遊んでいた。真琴は日直の当番で立ち入った理科準備室で不審な人影を目撃、その人物を確かめようとするが転倒、不思議な空間に入り込んだ体験をし、次に気付いたときには誰もいない準備室の中で倒れていた。この体験を功介と千昭に話すが、二人はまともに取り合ってくれなかった。その後二人と別れ自転車で帰る途中、坂道で自転車のブレーキが聞かないことに気づく、自転車は猛スピードで踏切に突っ込み真琴は死を覚悟するが、電車にはねられそうになった瞬間、時間が少し戻り真琴は踏切の手前で通行人と衝突しそうになり転んでいた。このことでパニックになった真琴は美術館で修復の仕事をする叔母 芳山和子(声:原沙知絵)の所に行き、時間を遡った体験を話すと和子は「それはタイムリープといって、真琴の年頃の少女にはよくあること」と言う。



感想
前述もしましたが、この映画の鑑賞記録を当ブログにアップするのは2回目。
1回目はこちら
大林宣彦監督、原田知世主演の「時をかける少女」をこの前に観たので、HDD内に残っていたこいつも続けて観ることにしました。

前回記事にした2007年の感想は…
(カッコ内は2021年現在の補足)

絵は上質、貞本義行キャラデザインの嫌味や無駄のない絵柄は好み
線が少ないけど、線が少ないと言うことは絵が常時リアルに動いていないとダメということなので凄いキャッチボールのシーンも凄い
(などとしたり顔で書いておる😅)

アニメのストーリーなどイマイチという偏見を持っていたけど、そんあことはなく。
またテンポやストーリーの運びが素晴らしい{/up/。
(などと何もかもわかっているような顔で書いておる😅)

主人公の叔母さんが芳山和子というのも、この映画観ているメイン層と思われる(公開当時)30代後半域に向けられている。
彼女が語る少女時代の思い出、棚に飾ってある写真、その横のラベンダーに感涙。
(で、1個前に書いた原田知世の記事では、そんなに思い入れがあるような事も書かなかったし💦、今でも特に思い入れは無いと判断😅、なのでこの2007年当時の文章は、嘘だか、客観的な意見かのどちらか…感涙だったのは2007年版の演出であって、思い入れとかではなかった説が濃厚😅)

ショコタンのお父さんが出てた南野陽子版も観た。
内田有紀とか、モー娘のは観ていない。
(ちなみに、この後の仲里依紗実写版も観ていません)

で、なにやらタイムリープの解説(自分への理解度テストだね)
…まぁここは今回の記事の後半でまた書きます。

ポスターが「スイングガールズ」と似てる
(当時は“酷似”と書いているけど、それほどでも無い💦)

高校の先生がリリー・フランキーに似ている

といった内容のもの。

★★★★★★★★★★★★★★★


で、ここからは今回の記事です。

まずは大林宣彦版との差についてですが

大林宣彦版主人公は優等生風、部活もやってる。奥手な性格。
(細田守 版)主人公は賢く無い、多分帰宅部で好き放題。むやみに活発な性格。

大林宣彦版男友達二人はモッサリ😅
(細田守 版)男友達二人は違うタイプのイケメン…あれだと主人公の真琴はいじめ対象になるよな💦

大林宣彦版抽象的な描写の雰囲気にしようと努めている。ノスタルジー中心
(細田守 版)具象かつロジックをちゃんとしようと努めている…タイムリープの理屈には限界があるけど。

大林宣彦版青春を描こうとしているが当時の若者にピンとくるようなものではない😅
(細田守 版)かなりベタな青春劇💦

大林宣彦版タイムリープは全く有効利用されない…なんか移動しているだけ
(細田守 版)かなりいろいろやり直す。アホ女子高生が無闇に色々やり直すのが面白い

大林宣彦版タイムリープの理屈や未来の世界説明は全くよくわからない
(細田守 版)タイムリープの理屈は、それなりに分かる…が深く考えるとやっぱり穴がある。最後に千昭のリープで戻ったのに真琴の記憶はリープ前と継続しており、でも回数は都合よく戻っているのも意味がわからないし、千昭が時間止められたのも意味不明

大林宣彦版トーンが暗く悲しい雰囲気だけど、よく考えたらそんなに暗い脚本では無い。
(細田守 版)通して明るめの脚本だけど、なんか未来は明るく無い気がする。あと千昭が未来に戻るのを諦めたりするのも実は怖い💦。絵のことも、和子おばさんのことも心配💦

とかですかね。
ダラダラ書きましたが、結局この二つは全く違う映画ということですね😅
なので比べるものでも無いのでしょうが、個人的には筒井康隆氏の意見と(多分)同じく、細田守版の方を高く評価します。


で、この「時をかける少女」を皮切に、細田守という監督が評価され、この後(当時の私の予言通り😅)スタジオジブリをも圧倒するアニメ界の勢力になっていくのだけど…
…今の所、コレが一番面白いんじゃ無いですかね😅
「サマーウォーズ」は面白いけど、あれは設定の面白さがメインと言うか、演出の妙みたいなものは(上手いんだけど)二の次なんよね。
その後の
「おおかみこどもの雨と雪」
「バケモノの子」
「未来のミライ」
と、回を追うごとに、なんか違う感…が徐々に徐々に高まっていき💦、今現在はあまり好みではなくなっていっています

「時をかける少女」に話を戻しますと、これは…
「時をかける少女」のタイムリープ設定を活かして、わかりやすく楽しい、でもちょっと切ないちゃんとした物語に仕上げているし、
かつ、過去の青春ジュブナイル映画へのリスペクトもちゃんとして高めているもの
(夏とか青春とか簡単に告白しないとかな)
アニメの動きもよく考えられていて楽しいもの
…うーん、全然上手く説明できないけど😅、実によくできたかなりの良作です

前回の記事の時に貞本義行キャラデザインの話を書きましたが…
同じ貞本義行でも
「エヴァンゲリオン」と、細田守系と、「GREAT PRETENDER」では全く違うのね
キャラクターデザインはあくまでもキャラクターデザイン、作品にするのは別のクリエーターのようです
細田守作品は、この後この雰囲気を継承して映像を作り続けて、細田色みたいにしていますが、ここでベースが出来上がっているのも凄いです

まぁ2度目の投稿なのでここいらにしておきます😁


点数は前回と同じ6点(5点満点中)

奥華子の主題歌も良いですね。この放送では短くなっていましたが💦
この後、細田守アニメで頻繁に使われる山下達郎とかより押し付けがましくなくて好感😅



(当ブログ内の関連記事)
2007年07月16日 時をかける少女…期待して期待以上な作品でした
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2021年07月12日 【映画】時をかける少女…私のカラオケレパートリーには「ときめきのアクシデント」がある


では、このあたりで


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