自動車のテレビCMの意味がワカラン。「まだ乗れるけど、燃費のいい車に乗り替えました!」って、買い替えたとたんにガソリンの値段が元に戻ったらどうするんだろう。たとえガソリン価格が今のままだったとしてリッター約50円高でしょ。年間1万Km走るとして燃費10Km/Lで1,000リッターの消費、20Km/Lの低燃費車に乗り替えて500リッターに減るけど、500リッター×50円で25,000円のマイナスじゃない。10年乗ったって25万円しか違わないのに、わざわざまだ乗れる車を捨てて「50万円高のハイブリッド車を買え!」という・・・
いや、そういう意味じゃないんだよな、きっとCO2の排出を減らそうって話だよ。でも、もしみんながハイブリッドにどんどん替えたら、その車を作る時のCO2排出量はどうなるんだろう。しかも、捨てた古い車をスクラップにするんならまだしも、まだ車があんまり走ってない某国なんかに安く大量に輸出してバンバン走らすんでしょ。で、お次は某国に「○社のハイブリッドに替えませんか?」って作戦か。確かに、耐用年数をとっくに過ぎた自動車や家電をムリに使い続けるのは問題が多いと思う、それなら今の機会に低燃費や低消費電力のものにパッパと買い替えるのもいい。「まだ使えるけど・・・」じゃなくて、「そろそろヤバイから買い替えよう!」だ。しかし、不景気&ガソリン高で自動車が売れないから、なんとかして消費者に買い替えさせようという魂胆がミエミエのあのCMを見ると鳥肌が立つ。もしホントにエコを考えるのなら、あの会社は個人にマイカーを売るのをやめて、ハイブリッドバスの生産のみに切り替えるべきだと思う・・・
いちいち燃費の良い新製品に買い換えることをエコという風潮が目立ちますが、新しい製品を作るときの環境負荷、運ぶ環境負荷、古い製品を廃棄するときの環境負荷を考えると、やたらに買い換えるのは良くないといわれています。
決して「まだ使えるもの」を買い換えることは環境にやさしくは無いのですが・・・・完全にJAROものだと思います。
ただ、JAROしても経団連から無視せよとのお達しがあるでしょうが・・・
なによりこの不景気の中、そんなCMの強迫観念で一般人に借金をさせ、大企業に貢がせようとするとは(まあ、借金しろとまでは言ってないけど・・・)
食用油に水酸化ナトリウムをぶち込んで石けんを作って、それが環境に優しいとはとうてい思えず。いっそ、そのまま廃油を海に流した方が長い目で見たら影響が少ないでしょう。もし、廃油問題をマジメに考えるのなら、もうコンビニ弁当やファーストフードは食わない方がいいのですよ。
「どうしてそんなヘンなコトをするの?」と廃油石けんを勧める会(仮名)に入会している友人に聞いたら、「そうゆう気持ちを子供たちに伝えていく事が大切なんだよ!」とたいそう怒られました。理屈が間違ってようが、どんなに環境に負荷をかけようが、信じる気持ちが大切なんだそうです。な~んか、マ○チ商法みたいな感じがしました・・・
地球環境問題を本気で考えるのなら、手だては人口を減らすしかありません。ミもフタもないけど・・・