ぴらにあの写真館 in 伊豆大島→都会へ(新・日記帳)

8年間の伊豆大島生活から都会へ移住しました…
旧日記帳(ODNまいぺーじの思い出)は、BOOK MARKよりどうぞ!

避難指示が出たら避難できたか・・・

2013-10-17 20:43:31 | 伊豆大島の暮らし

 町長の肩を持つワケじゃないけれど、真夜中に時間雨量100ミリ、24時間雨量800ミリの雨が降っている島で避難はムリだと思う。まず怖くて家の外に出られないだろうし、車に乗ったってワイパーは全く効かず、狭いツバキの路地には流れてきた溶岩がゴロゴロで軽自動車じゃ通れず、アッチコッチの斜面ではプチ土砂崩れが。たとえ一周道路に出られたとして、島中がそんな状態でいったいどこなら安全だと言うんだろう。島の暮らしとしては、とにかく嵐の間は家でじっとしていて、風雨が収まってから状況を確認して復旧作業に入るというのが鉄則。だって、ビュービューの時に外に出たら飛んできた何かに当たって死んじゃうから・・・

 ぴらにあも8年間の伊豆大島暮らしで、命のキケンを感じた瞬間が何度かあった。崖崩れの土砂の上や倒木を乗り越えて出勤したこともあるし、昨日まで確かにあった建物が飛ばされて跡形もなく消えていたのも何度となく見た。よせばいいのに嵐が過ぎてからすぐに海岸へ波を見に行って、高潮で車が水没して1台おシャカにもした。あの時、一発大波が来てさらわれていたら、ぴらにあとTさんとSさんは殉職?していたと思う。山があって、海があって、火山の温泉が湧いていて、風光明媚な南の島で暮らすということは、嵐の時に限らず色々な場面で都会の生活に比べて格段に危険性が高いと感じていた。都会の常識が島では当てはまらない、人間の力ではどうしようもない事があるということを・・・

 
コメント
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