新春リベンジ香港の旅！（その７・最終回）

＊ちぴら夜市で行方不明になる？・・・の巻！

　香港最後の夜は廟街（テンプルストリート）のナイトマーケットへ。ホテルのある尖沙咀（チムサァチョイ）から油麻地（ヤウマァティ）まで地下鉄で２駅分、晩ご飯の腹ごなしで歩いていこう。４年ぶりのナイトマーケットはずいぶん大人しくなっていた。まず、怪しい食べ物の屋台がほとんど無くなってる、ＳＡＲＳの後で夜市もずいぶん衛生的になったみたい。あと、エロ本やＤＶＤの店も当局のご指導でか全く消えてるし。別に子連れでエロ本を物色するつもりはないけれど、あのアブナイ感じが好きだったぴらにあはちょっと淋しい。でも、ずらり並んだオミヤゲ屋や小物店を覗いて歩くのは面白いなぁ。そうだ、ちょうどお財布が欲しかったから、旅の記念に香港っぽくて安いのでも一つ買っていこうかな・・・

　と、ちょうどグッドなタイミングでお財布屋が。見事にチープな二つ折りの財布（縫い目がメチャクチャ）を手に取ると、「お客さんお目が高い！」とばかりお店のおばちゃんが寄ってくる。５０ドル（６００円）くらいならいいかと思って値段を見ると、なんと３００ドル（４，０００円近く）じゃん。アホな、こんなパチモンの財布でどうして３００ドルなのよ。と、店を離れようとすると「待って、オマケするから！」と電卓をたたくおばちゃん、「２９０ドルでどう？」って観光客をナメてんのか、半額でも高すぎるのに１０ドルぽっちディスカウントって。「さいなら～！」と次の店へ、しばらく歩くとアレちぴらは？。またオモチャ屋で引っかかってるのかと探しに行くと、財布屋のおばちゃんに羽交い締めにされてるヤツ。「何やってんだよ、早く来いよ！」とぴらにあが大声で呼ぶと、やっと手を離してちぴらを解放したおばちゃん、「つかまった～！」ってモタモタしてるから人質にされてるんだよ。「財布買わないと息子は返さないよ」とおばちゃんに脅迫されたって、おとんは３００ドルのボロ財布なんて絶対に買わないからね。そしたら、アンタは香港に売られて財布屋の丁稚奉公だよ。な～んちゃって・・・（完）


【ちぴらがずーっと食べたかったアイスクリーム販売車のソフトクリームは７ドル（９０円）、乳脂肪分１５％（推定）はかな～り濃いお味。でじゃーと食ったんだから、ちゃんとＭＴＲ２駅分歩けよ・・・】


【財布屋のおばちゃんに誘拐されて、精神的に参った（フリをしている）若旦那。まぁ、許留山のマンゴー白玉アイス（３０ドル）で元気出しなよ。ありゃ、でじゃーと２回目だけどまぁいいか・・・】


【帰りは空港までＡ２１のバス（３３ドル）で戻る。エアポートエキスプレスより時間はかかるけど、２階建てバスからの眺めが面白いし値段も半額以下。でも、昼間の渋滞時間には乗らない方がいいかも・・・】


【とにかく便利なオクトパスカードは香港版のスイカかパスモ、香港は３才から子供料金だからちぴらも必要。地下鉄は全路線２割引、エアポートエキスプレスとＭＴＲを乗り継ぐとＭＴＲの分は無料に。スターフェリーやバスはもちろん、タクシーでもコンビニでもアイスクリーム屋でも、ホントにどこでも使える・・・】


【香港国際空港はキッズコーナーが充実、この飛行機も操縦するとちゃんと計器が動くようになっている。しか～し、あんまり遊んでないでさっさとゲートの近くに行かないと、あまりの広さに乗り遅れる事になるから注意（マジで）・・・】


【成田空港へ着陸する２０分前、ナニやら見慣れた島の上空を通過。機長さん、あの見えてる滑走路に降りてもらえないでしょうか。いっぺんＢ７４７で着陸してみたいんですけど・・・】