徳島にも、梅雨入りが伝えたられた6月9日(土)。
ピジョンズ・パーク遠足部は、山歩きの大先輩方にお誘いいただき、
久しぶりに山行を楽しんできました。
目指したのは、徳島県神山町に隆起した『烏丸』(標高約1215.7m)。
当初、聞いていた参考タイムから、軽登山を想像し、
前日の雨と梅雨入り情報から、長靴で参加したのですが、
かなり登り応えのあるコースで、きつい傾斜のたびに長靴の中で足はつるつると滑り、
右往左往して悲鳴を上げていました。
先入観にとらわれず、しっかりと備えなければと、あらためて思うのでした。
さて、山行途中で萎えそうになるピジョンズ・パークの気持ちを高揚させ、
励ましてくれたのは、今がシーズンのベニバナヤマシャクヤクの花たちでした。
「あっ、あっちに咲いてるよ」。
華やいだ声を追うと、霧のように薄い陽が差す杉林の中で、
一輪あるいは4、5株のシャクヤクが、淡い赤紫色の顔を覗かせています。
風が吹けばポロリと落ちてしまいそうなほどに弱々しい花びら。
ドミノの最後のピースを立てる気持ちで、息を止め、しばらく観賞させてもらいます。
しばらくののち立ち上がって、一歩下がり、肺にためこんだ息を吐き出すと、
山行の疲れがいっしょに流れ出していくのを感じるのでした。
▲霧雨のように降る陽を頼りに、か弱く、でも色を載せて咲く
▲しゃがみ込んで、息を止める。そうしないと花びらが落ちてしまう気がしたから
▲もうすぐだね
▲山行の疲れを癒してくれる、山の笑顔だ
▲「か弱さ」を感じるのは、穢(けが)されていないからかもしれない
▲おまけ。ベニバナヤマシャクヤクといえば、四国山岳植物園“岳人の森”だ。
偶然にも、この日、園主の山田勲さんが花のような笑顔で仕事場を訪ねてくれた
This program is presented by pigeons-park.
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ご苦労さんでした。
ベニバナヤマシャクヤクかわいらしい花ですね。
地上からあんな風に生えるんやなー。
僕も日曜には木沢方面に行って、岳人の森の
シャクヤク見てこようと思ってましたけど、
沢遊び(撮影)してたら時間切れで寄れず
じまいでした。
長靴は、いわゆる「なんちゃって四駆」で、
マチなかとか、畑がせいぜいです。
山には登山靴や地下足袋が、
渓流には靴底に毛の生えた(フェルト)ウェーダーブーツが、
用意されている理由を思い知りました。