POPPO NEWS 2

徳島県内の旬をピジョンズ・パークが発信中。
イベントや祭り、自然、観光名所など、ふるさとの魅力満載!

花に励まされて“富貴山~烏丸”山行(神山町)

2012年06月11日 | 徳島の山景

徳島にも、梅雨入りが伝えたられた6月9日(土)。
ピジョンズ・パーク遠足部は、山歩きの大先輩方にお誘いいただき、
久しぶりに山行を楽しんできました。

目指したのは、徳島県神山町に隆起した『烏丸』(標高約1215.7m)。
当初、聞いていた参考タイムから、軽登山を想像し、
前日の雨と梅雨入り情報から、長靴で参加したのですが、
かなり登り応えのあるコースで、きつい傾斜のたびに長靴の中で足はつるつると滑り、
右往左往して悲鳴を上げていました。

先入観にとらわれず、しっかりと備えなければと、あらためて思うのでした。

さて、山行途中で萎えそうになるピジョンズ・パークの気持ちを高揚させ、
励ましてくれたのは、今がシーズンのベニバナヤマシャクヤクの花たちでした。

「あっ、あっちに咲いてるよ」。

華やいだ声を追うと、霧のように薄い陽が差す杉林の中で、
一輪あるいは4、5株のシャクヤクが、淡い赤紫色の顔を覗かせています。

風が吹けばポロリと落ちてしまいそうなほどに弱々しい花びら。
ドミノの最後のピースを立てる気持ちで、息を止め、しばらく観賞させてもらいます。

しばらくののち立ち上がって、一歩下がり、肺にためこんだ息を吐き出すと、
山行の疲れがいっしょに流れ出していくのを感じるのでした。


▲霧雨のように降る陽を頼りに、か弱く、でも色を載せて咲く


▲しゃがみ込んで、息を止める。そうしないと花びらが落ちてしまう気がしたから


▲もうすぐだね


▲山行の疲れを癒してくれる、山の笑顔だ


▲「か弱さ」を感じるのは、穢(けが)されていないからかもしれない


▲おまけ。ベニバナヤマシャクヤクといえば、四国山岳植物園“岳人の森”だ。
 偶然にも、この日、園主の山田勲さんが花のような笑顔で仕事場を訪ねてくれた


This program is presented by pigeons-park.

人気ブログランキングへ







最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
長靴は渓流のみ!? (hide)
2012-06-11 13:35:39
長靴で悪戦苦闘したんやな~、
ご苦労さんでした。
ベニバナヤマシャクヤクかわいらしい花ですね。
地上からあんな風に生えるんやなー。
僕も日曜には木沢方面に行って、岳人の森の
シャクヤク見てこようと思ってましたけど、
沢遊び(撮影)してたら時間切れで寄れず
じまいでした。
返信する
悪戦苦闘でした^^;) (chamuneko(管理人))
2012-06-12 08:53:28
hideさま、コメントありがとうございます。
長靴は、いわゆる「なんちゃって四駆」で、
マチなかとか、畑がせいぜいです。
山には登山靴や地下足袋が、
渓流には靴底に毛の生えた(フェルト)ウェーダーブーツが、
用意されている理由を思い知りました。
返信する