徳島県吉野川市山川町を流れる吉野川を望んで、
小高くそびえる種穂山(たなぼやま・標高約379m)に足を運びました。
12月17日(土)、空は爽やかな青に染められ、
北風も緩んで、絶好の遠足日和。
空から降ってくる「こんにちは~、コチラ山川の忠義堂人形店…」の声で、
県民の誰もが知るお店の前の信号を、国道192号から南へ入り、
天神社脇から西方向の山中へ延びる山道(車道)を5km強進むと、
種穂忌部社への参道が左手に現れます。
そこから膝(ひざ)にきそうな、強烈な坂道を登り詰めると種穂忌部社があり、
ここが種穂山の山頂となっているようでした。
Gogleの地図では、忌部山と記されています。
忌部といえば、大和~奈良時代(4~6世紀頃)にかけて、
麻をはじめ、穀類、蚕(かいこ)、織物、和紙などを伝えた技術集団と伝えられる一族。
東へ流れる吉野川を中心に、見晴らしの良い山頂境内に立つと、
鳴門の海まで見渡すことができ、かつて忌部の人々も、
ここから雄大な風景を楽しんだのだろうと思うのです。
そうして、ひょっとすると不肖ピジョンズ・パークも
忌部の血を少しは継承しているのではないかといったような気持ちにもなるのですが、
何の技術にも長けない我が身を省(かえり)みて、苦笑い。
顔がほてるのを北風のせいにして^^;)、山道を降りました。
▲奥にそびえるのが高越山。右裾の端が種穂山
▲天神社脇の山道(車道)をたどっていく
▲社域へ続く参道。このあとさらに急な上り坂になる
▲境内からの眺め。忌部の人々が望んだ風景はどんなだったのだろう
▲種穂忌部社。急坂を登り詰めると立派な社殿が建っていた
▲古い古い狛犬が、境内脇に安置されていた
▲その隣に石が。意味ありげだが、何かの冗談のようにも思えた
▲物知社と記された社を見つけた。何はともあれ、お賽銭と二拝二拍手一礼
▲境内から西へ300mほど下ったところにある展望岩からの眺め
▲展望岩。こわごわだが、岩の先端に立ってみた。絶景だった
▲クリックで拡大。展望岩からのパノラマ眺望
▲クリックで拡大。種穂山と奥には雪をいただいた高越山が見えた
※今回の撮影に使用したのは、防水コンデジ“FinePix XP30”です。
This program is presented by pigeons-park.
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「種穂山」に行かれたのですネ(*^。^*)♪
凄い場所でしょう(*^^)v
私は自宅から高越山と種穂山を眺めながら育ちました♪
最近・・・「忌部の血」が流れているのだと・・・思うようになりました♪
山瀬の「忌部神社」は「忌部山」にありますが、「種穂神社」は「川田忌部山」にあります♪
このあたりの「字名」はとっても面白くて・・・地理学の論文が書けそうです(笑)!!
(●^o^●)♪
吉野川遊園地跡(今年8月31日閉園)近くの土手から
種穂神社まで20kmあまり。
往復40kmの道のりは見どころたっぷりですね。
歴史を感じさせてくれる遺物にも所々で出会えます。
種穂山イコール川田忌部山なのですね。
いずれも手持ちの地図では確認することができず、
種穂神社近くで出会った地元の方に名称を訪ねると
種穂山だと教えてくれました。
また、お会いした際には、勉強させてください。
すえドンさんも今日が仕事納めだそうですね。
列車旅は企画されていらっしゃるのですか^^)?
今年も一年お世話になりました。
どうぞ、良い年をお迎えください。