出会いは'96年だったか、その当時加入していたWOWOWで偶然出会った。
アニメからはすっかり離れていたので、存在自体も知らなかった。しかし、テレビから流れてくる富山敬さんの懐かしい声に、ついつい見入っていた。そして、気がつけば本嫌いのはぎおが原作を全て買い揃えてしまった
貴族社会と民主共和制の戦いに中立国が絡むという、奇想天外であり現実的なストーリーに圧倒された。どちらが正義というのではなく、あらゆる観点からそれぞれの社会を描いているところにとても惹かれた。
「銀河英雄伝説」というタイトルからして、ヒーローが必殺技で敵を倒す勧善懲悪ものに思いそうだが、全く逆。SFといいながらまさに「歴史大河ドラマ」です
政治・経済・宗教・哲学・・・急展開のドラマを楽しみながら勉強している気分にもなってしまった。
この小説を読んで感じたこと。今ある現実が明日も同じように続いているとは限らない。物事を真っ直ぐにばかり見ないこと・・かな?
キャラクターにしても細部にわたって設定があり、心理描写も見事。主人公の二人にしても、完璧ではなくむしろ欠点が多いほど
そういったところも魅力的
貴族社会を根底から変える青年ラインハルトと友人で腹心のキルヒアイス。
民主政治の欠点をわかっていながら守ろうと闘うヤンと養子のユリアン。
二人の共通点といえば・・・戦争をやらせれば天才的なのに、私生活は無頓着というところ?
また、主人公達を取り囲む登場人物も個性的。なんというか・・・辛辣家・野心家など、一筋縄ではいかない存在ばかり
それがまたストーリーを広げている気がして興味深い。
この大作がアニメになったとき、原作のイメージを損なわれず、見事に映像化されていた・・と思う。途中画質が非常に悪くなるシリーズがあるけれど
それを補って余りあるほどの見事な声優陣が素晴らしい
中でも、凡庸でありながら筋の通った信念を持ち合わせたヤン・ウェンリーを演じた富山敬さん。大好きでした。きっとこれが遺作になったんでしょうね。もしご健在の時に演じられていることを知っていたらと思うと・・・
残念でなりません。今にして思うと、「古代進」よりもはまり役だったような気がするんです。
それから、ラインハルトの忠実な部下でありながら野心も捨てきれないロイエンタールの若本規夫さん。あの艶やかで色気のある声が、複雑な家庭に育った切れ者の存在を現実にいるかのように思わせてくれます
他にも・・・
氷のような美貌と炎のような情熱を持ったラインハルト=堀川りょう
彼を支える穏やかな性格のキルヒアイス=広中雅志
愛妻家で生真面目なミッターマイヤー=森功至
貴族出身のヤンの豪傑な部下シェーンコップ=羽佐間道夫
ヤンの先輩で辛口なキャゼルヌ=キートン山田
ヤンの後輩で小説化志望のアッテンボロー=井上和彦
(敬称略です)
・・・まだまだ書ききれないほど。いまだに現役でトップクラスの方たちばかり。みなさんそれぞれが、個々のキャラクターが活きるはまり役で、この人たちの声の芝居を聞くのが何より楽しみでもあった
もう実現することのないキャスティングだと思うと・・・
ところで、この物語。原作の文体がちょっと難しい。特に貴族社会は王朝を意識してかドイツ語を多様していて、耳からだけではちょっとわかりづらい。それが気品高さを強調しているような気がするけれど・・・でアニメを見るときは、原作を台本代わりに見てました
『銀英伝』ファンの間で必ず話に出るのが、帝国と同盟のどちらが好きか。どのキャラクターが好きかということ。
で、はぎおが思うのは・・・どちらか選べません
ラインハルトがいれば帝国でいいし、ヤンがいれば小さくても同盟で構わない。結局二人とも好きなんでしょうね。(優柔不断だ
)
キャラクターは・・・ヤンは別格としてキャゼルヌとロイエンタールかな
いや~シェーンコップも好きだしチュンウーチェンも捨てがたい。みんなタイプは違うけど、辛口・聡明な人が好きです
長くなった割には中身のないコメントになりましたが
とにかく「銀英伝」大好き。時々見直したくなるんです。
で今回、出会うきっかけとなったWOWOWでまた全話放送してくれるとの事。たいまいはたいてテレビを買い換え
やめていたWOWOWに再度加入しました。
これでまたしばらく『銀英伝』にどっぷりです
アニメからはすっかり離れていたので、存在自体も知らなかった。しかし、テレビから流れてくる富山敬さんの懐かしい声に、ついつい見入っていた。そして、気がつけば本嫌いのはぎおが原作を全て買い揃えてしまった

貴族社会と民主共和制の戦いに中立国が絡むという、奇想天外であり現実的なストーリーに圧倒された。どちらが正義というのではなく、あらゆる観点からそれぞれの社会を描いているところにとても惹かれた。
「銀河英雄伝説」というタイトルからして、ヒーローが必殺技で敵を倒す勧善懲悪ものに思いそうだが、全く逆。SFといいながらまさに「歴史大河ドラマ」です

この小説を読んで感じたこと。今ある現実が明日も同じように続いているとは限らない。物事を真っ直ぐにばかり見ないこと・・かな?
キャラクターにしても細部にわたって設定があり、心理描写も見事。主人公の二人にしても、完璧ではなくむしろ欠点が多いほど


貴族社会を根底から変える青年ラインハルトと友人で腹心のキルヒアイス。
民主政治の欠点をわかっていながら守ろうと闘うヤンと養子のユリアン。
二人の共通点といえば・・・戦争をやらせれば天才的なのに、私生活は無頓着というところ?
また、主人公達を取り囲む登場人物も個性的。なんというか・・・辛辣家・野心家など、一筋縄ではいかない存在ばかり

この大作がアニメになったとき、原作のイメージを損なわれず、見事に映像化されていた・・と思う。途中画質が非常に悪くなるシリーズがあるけれど


中でも、凡庸でありながら筋の通った信念を持ち合わせたヤン・ウェンリーを演じた富山敬さん。大好きでした。きっとこれが遺作になったんでしょうね。もしご健在の時に演じられていることを知っていたらと思うと・・・

それから、ラインハルトの忠実な部下でありながら野心も捨てきれないロイエンタールの若本規夫さん。あの艶やかで色気のある声が、複雑な家庭に育った切れ者の存在を現実にいるかのように思わせてくれます

他にも・・・
氷のような美貌と炎のような情熱を持ったラインハルト=堀川りょう
彼を支える穏やかな性格のキルヒアイス=広中雅志
愛妻家で生真面目なミッターマイヤー=森功至
貴族出身のヤンの豪傑な部下シェーンコップ=羽佐間道夫
ヤンの先輩で辛口なキャゼルヌ=キートン山田
ヤンの後輩で小説化志望のアッテンボロー=井上和彦
(敬称略です)
・・・まだまだ書ききれないほど。いまだに現役でトップクラスの方たちばかり。みなさんそれぞれが、個々のキャラクターが活きるはまり役で、この人たちの声の芝居を聞くのが何より楽しみでもあった

ところで、この物語。原作の文体がちょっと難しい。特に貴族社会は王朝を意識してかドイツ語を多様していて、耳からだけではちょっとわかりづらい。それが気品高さを強調しているような気がするけれど・・・でアニメを見るときは、原作を台本代わりに見てました

『銀英伝』ファンの間で必ず話に出るのが、帝国と同盟のどちらが好きか。どのキャラクターが好きかということ。
で、はぎおが思うのは・・・どちらか選べません


キャラクターは・・・ヤンは別格としてキャゼルヌとロイエンタールかな


長くなった割には中身のないコメントになりましたが

で今回、出会うきっかけとなったWOWOWでまた全話放送してくれるとの事。たいまいはたいてテレビを買い換え

これでまたしばらく『銀英伝』にどっぷりです

・・・と思っているのですが、どうなりますことやら。
相方さんの全話レビューも中断中だし、頑張らないと(笑)。
3部って結構大詰めというか、嵐の連続で、辛いけど目が離せません。4部に至っては、どんどん寂しくなるばかりで(笑)
原作が先でしたが、あまりの展開に目を疑うばかりでした(汗)
今回は、ぜひ見てくださいね。私も全話制覇を目指します。
といって、すでに10話分録画に失敗でショック(爆)
今からDVDレコーダーのHDを整理しておかなくちゃ。
私は小説から入りました。
熱心なファンだった友人から全巻プレゼントされ、
今でもその人には感謝しています。(笑
私も勧善懲悪ではない矛盾をはらんだリアルな世界と、
魅力的すぎる登場人物たち、そして物語の展開にあっという間に虜になりました。
アニメ版はもう豪華声優陣を堪能するためだけに見てましたねー。
富山さんは確か3期の収録が終わって亡くなられたはずです。
4期も出演予定で制作が進んでいて、
でもとても代役を立てられず、
ユリアンのモノローグ(だったかな?)で処理したと読んだことがあります。
結果的に、それがかえってヤンの不在を強調したともありました。
思い返すと、出演された声優さんも随分と鬼籍に入られてしまいましたね。
オーベルシュタインの塩沢さん、コーネフの鈴置さん、
リヒテンラーデ候の宮内さん、オフレッサーの郷里さん、そして監督の石黒さんも。
こうして見ても、本当にすごい方ばかり。
久しぶりに読み返し始めまして、展開も知っているのに、
やはりワクワクしている自分がいます。
昔の記事に、長々とすみませんでした。
いらっしゃいませ~
いや~ホント、嬉しいです!!!
学生時代は完全なアニメオタクだったんですが(^^ゞ社会人になってから全く見なくなりました。
それでも、子供の頃からファンだった富山敬さんの訃報はかなりショックでした。
その後、偶然富山さんの名前を見つけて、嬉しさと懐かしさでついつい見始めたのが「銀英伝」。
あまりの面白さに、もうどっぷり(^^ゞ
それから小説をまさに「熟読」です。学生時代、こんな面白いストーリーを知らなかったことを後悔したくらいで。
どのキャラも、誰が主役とも言い難い、個性的で魅力にあふれてますよね~
もう今では実現できない、素晴らしい声優陣総出演のアニメも、何度見直したことか。
>勧善懲悪ではない矛盾をはらんだリアルな世界
そうなんですよ。現実問題として、誰が正義かなんてわかりませんからね。
エンタテインメントとしても十分楽しめますが、読めば読むほど、見れば見るほど考えさせられる、奥深い話ですよね~
いや~久しぶりに熱くなりました!ありがとうございます。
宝塚での舞台化を前に、またアニメを見直そうかな?なんて思ってます。